柏崎刈羽原発を襲った新潟県中越沖地震から10年(項目別)

●初めに
 この記事のまとめは「柏崎刈羽原発を襲った新潟県中越沖地震から10年(時系列順)」(記事数159件)を再構成して、各項目別にしたものです。皆さんの関心のあるテーマをクリックすることで、各記事一覧の先頭へと移動します。この新聞記事のまとめが、皆さんの中越沖地震と柏崎刈羽原発の問題の理解に役立てれば幸いです。


■活断層・地震現象等   【初記事】   【震源断層の位置・傾き】   【長岡平野西縁断層】   【活褶曲で地盤隆起】   【敷地内に活断層か】   【敷地内震度7】   【海底活断層03年に把握】   【F-B断層】   【正断層】   【保安院海底断層調査】   【活断層の疑いあれば「存在」】   【新潟県十日町市震度5強】   【真殿坂断層】   【原発付近に大津波到達か?】  

■耐震問題等   【地震計データ消失】   【なぎさ現象】   【塑性ひずみ】   【耐震クラス問題】   【キラーパルス】   【想定超えの地震動】   【原子炉建屋の傾き】   【耐震許容値】   【配管強度計算ミス】   【基準地震動】   【耐震設計】   【耐震指針】   【耐震バックチェック】  

■原発事故等   【情報隠し・伝達遅れ】   【原発消防】   【放射性物質漏れ】   【変圧器火災】   【地下浸水2000トン】   【クレーン破損】   【緊急対策室ドア開かず】   【中央制御室の照明落下】   【燃料プール水溢れ】   【原子炉上部設備破損】   【制御棒抜けぬ】   【タービン羽根損傷】   【燃料集合体引抜できず】   【ブロック崩れ】   【燃料棒接触】   【地下に海水24トン】   【スプリングハンガーのずれ】   【液状化】   【気水分離器仮置部品変形】   【複合災害対策】  

■その他   【行政事件担当裁判官会同】   【IAEA】   【廃炉】   【新品神話】   【新潟県技術委】   【設置許可申請書】   【情報公開】  

 
(1)2007/07/16 新潟県中越沖地震(M6.8)発生【初記事】
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 東京電力柏崎刈羽原発(1〜7号機、新潟県柏崎市・刈羽村)では、稼働中だった2、3、4、7号機が自動的に緊急停止した。地震発生直後の午前10時15分ごろには、3号機のタービン建屋に隣接した変圧器から火がでているのを、同社員が発見。約1時間後に駆けつけた消防署員が化学消火剤で消したが、約2時間にわたり黒煙を上げ続けた。同社は6号機から微量の放射能を含んだ水約1.2トンが、海水中に放出されたと発表した。地震によりこのような事態が起きたのは例がないという。
 同社と経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発から中越沖地震の震央までの距離は約9キロ。国内では最も原発の近くで発生した大地震とみられる。
 
新潟・長野 震度6強 8人死亡、902人けが 2人不明 多数の家屋倒壊 毎日新聞  2007/07/17

 
(2)2007/07/18 余震分布解析で原発直下まで断層判明【震源断層の位置・傾き】
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 新潟県中越沖地震(マグニチュード6.8)を起こした海底の断層は、東京電力柏崎刈羽原発のある海岸直下にまで及んでいるとみられることが、気象庁などによる余震分布の解析でわかった。同原発建設時の想定(M6.5程度)を超える地震を起こした断層が直下にあることがはっきりしたことで、運転再開に慎重な判断が求められるだけでなく、昨年改訂されたばかりの原発耐震で十分か議論も呼びそうだ。
 (前略)ただ、原発建設は直下に活断層がないことを大前提にしてきた。同原発は未知の断層が直下にあったとしてもM6.5程度までの地震しか起こさないとの想定で設計がされており、これらが揺らぐことになる。
 新潟大の立石雅昭教授は「設置許可申請時は想定外だったと思われる。早急に耐震性の評価をし直す必要がある」と話している。
 
原発直下まで断層 避難なお9000人 余震分布解析で判明 朝日新聞  2007/07/18
 
活断層見逃した可能性 79〜85年資料 専門家が分析 長さを過小評価 朝日新聞  2007/07/20
 
震源域の海底 再調査 来月末から 読売新聞  2007/07/27
 
中越沖地震 断層 原発の直近に 国土地理院推定 従来分析と逆の傾き 読売新聞  2007/07/27
 
「中越沖」震源 M8級断層の一部か 東大分析 柏崎原発の北数キロ 毎日新聞  2007/07/28
 
原発検証に難題 地質複雑、前提の断層特定手間取る 中田高氏の話 朝日新聞  2007/08/03
 
キラーパルス襲う? 柏崎刈羽原発 「阪神」で同じ現象 専門家分析 朝日新聞  2007/08/11
 
周辺の地下探査 東電計画延長100キロ 最深1300メートル地質調査も 河北新報  2007/09/14
 
東電 住民に初めて直接謝罪 トラブル・調査など説明 新潟日報  2007/10/17
 
断層半分 南東傾斜か 東大研究班 東電の観測記録解析 新潟日報  2007/10/25
 
多数の断層見落としか 柏崎原発沖70−80年代調査 国も評価を認定 新潟日報  2007/11/15
 
柏崎原発沖・地質調査問題 現在の知見なら断層 東電会見 新潟日報  2007/11/16
 
原発沖断層は「活断層」 東電03年には把握 保安院 公表指示せず 新潟日報  2007/12/06
 
活断層の過小評価 耐震性 信頼揺らぐ 柏崎刈羽 他原発でも同じ例 毎日新聞  2007/12/06
 
トップも寝耳に水 情報 現場レベル止まり 再評価 新潟日報  2007/12/07
 
柏崎原発 設置時評価際立つ甘さ 東電 活断層分布図を開示 新潟日報  2007/12/08
 
活断層非公表問題 市長「隠ぺい」と批判 東電副社長の謝罪に 柏崎日報  2007/12/13
 
情報非公表 東電を批判 柏崎・反原発3団体 新潟日報  2007/12/20
 
柏崎刈羽原発 F-B断層 東電評価より10キロ長く 別の活断層も 新潟日報  2007/12/28
 
「中越沖」断層問題 原発直下への延伸焦点 口を閉ざす調査委員長 新潟日報  2008/01/12
 
中越地域は地質複雑 柏崎原発周辺専門家指摘 探査機器増強を 新潟日報  2008/02/16
 
海底断層の調査が終了 保安院 新潟日報  2008/03/05
 
中越沖地震の震源断層 別の活断層と接続か 詳細な調査求める声 新潟日報  2008/03/21
 
東電の評価不十分 F-B断層 渡辺教授が意見 県原発小委 新潟日報  2008/04/22
 
「原発沖 別の活断層」 県安全技術地質小委 委員が分析結果 新潟日報  2008/05/20
 
「F-B断層が震源」 東電 刈羽で住民説明会 新潟日報  2008/06/03

 
(3)2007/07/28 震源 M8級断層の一部か【長岡平野西縁断層】
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 新潟県中越沖地震の震源断層が、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の北側数キロの地下で、原発北東側の内陸部にある鳥越断層とつながっている可能性があることが、東京大地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)らの研究で分かった。当初の想定より、断層が原発近くを通っている可能性があることを示す結果で、佐藤教授は「原発への影響を含め、地下構造を詳しく調べる必要がある」と指摘している。
 
「中越沖」震源 M8級断層の一部か 東大分析 柏崎原発の北数キロ 毎日新聞  2007/07/28
 
原発検証に難題 地質複雑、前提の断層特定手間取る 中田高氏の話 朝日新聞  2007/08/03
 
活断層の過小評価 耐震性 信頼揺らぐ 柏崎刈羽 他原発でも同じ例 毎日新聞  2007/12/06
 
柏崎原発敷地内の亀裂 「断層と関連なし」 東電が調査の中間報告 新潟日報  2007/12/26
 
柏崎刈羽原発 東電「基準地震動」見直しへ 断層評価甘さに批判 新潟日報  2008/03/28
 
柏崎刈羽「M8」想定も 周辺断層再評価 東電が報告 新潟日報  2008/03/28
 
柏崎原発訴訟 上申書月内に再提出 住民側最高裁へ 断層評価が不十分 新潟日報  2008/04/24
 
司法判断と現実に落差 中越沖 地震動 想定の2倍強 新潟日報  2008/04/26
 
柏崎原発 想定地震動2280ガル 最大値 従来の5倍基準地震動 新潟日報  2008/05/23
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
真殿坂断層など 東電「活動性なし」 県技術委小委は納得せず 柏崎日報  2011/08/31

 
(4)2007/08/31 周辺地盤10センチ隆起「直下に活褶曲」【活褶曲で地盤隆起】
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 新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発付近から柏崎市街地までの地盤が、幅約2キロ、長さ約10キロにわたり10センチ程度隆起していたことが東洋大、名古屋大、広島工業大グループの解析でわかった。活断層に押されて地盤が曲がる活褶曲が動いたとみられるが、東電は「活褶曲はない」という前提で原発を建設、現在も見解を変えていない。研究グループは「東電の調査および国の審査の信頼性が問われる」と話している。
 グループの渡辺満久・東洋大数授らは、地球観測衛星「だいち」による地表の観測データを分析。1月16日と中越沖地震から3日後の7月19日のデータを比較し、隆起を確認した。
 同原発が地震のたびに隆起する活褶曲の上にあるという指摘は、1号機建設前から地元の研究者から出ていた。隆起が判明した地域の東縁にある活断層「真殿坂断層」や地震を引き起こした活断層などのずれによって、活褶曲が動いて地面が持ち上がったとみられる。
 
柏崎刈羽原発 周辺地盤10センチ隆起 専門家「直下に活褶曲」 朝日新聞  2007/08/31
 
柏崎原発周辺地盤 刈羽で大きな隆起・沈下 3団体調査 敷地の実態追及 柏崎日報  2007/10/05
 
原発災害 消火、情報体制を強化 国作業部会が最終報告書 新潟日報  2008/02/08

 
(5)2007/09/29 建屋直下に断層21本 申請書で判明【敷地内に活断層か】
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 東京電力柏崎刈羽原発で全七基の原子炉建屋設置場所の直下にかかる断層の数が、計二十一本に上ることが二十八日、東電が同原発建設前に国に提出した申請書などで分っかた。東電は「二十一本の断層は改定された耐震設計審査指針を踏まえても、(将来的に活動する可能性のある)活断層でないことは確認している」と説明している。
 新潟大の立石雅昭教授(地質学)は「1号機下の二本の断層は比較的新しい年代に動いたとみているので、東電と見解は異なる。これから動く断層かどうかをきちんと評価しなくてはならない」と話し、東電に詳細な調査を求めている。
 
柏崎原発 建屋直下に断層21本 東電 建設前の申請書で判明 新潟日報  2007/09/29
 
柏崎原発敷地内の亀裂 「断層と関連なし」 東電が調査の中間報告 新潟日報  2007/12/26
 
「中越沖」断層問題 原発直下への延伸焦点 口を閉ざす調査委員長 新潟日報  2008/01/12
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
真殿坂断層など見直し申し入れ 反原発三団体が東電に 柏崎日報  2011/08/19
 
柏崎刈羽 活断層か 原子炉直下に複数存在 静岡新聞  2013/01/24

 
(6)2007/10/01 原発敷地内は「震度7」【敷地内震度7】
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 震度6強が最大だった新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の揺れが震度7だったことがわかった。京都大防災研究所の岩田知孝教授(強振動地震学)らが、原発に設定された地震計データをもとに計算した。気象庁や自治体の「公式な震度計」ではないものの、阪神大震災や3年前の中越地震に匹敵する強い揺れが原発を襲っていることになる。
 1号機が付近が6.6、5号機付近が6.4になった。
 計測震度が6.5以上だと震度7と決まっている。
 公式な最大震度が6強だった鳥取県西部地震(00年)では、研究機関の地震計の計測震度が6.6(震度7)だった。
 
中越沖地震 原発敷地内は「震度7」 京大研試算「阪神並み」 新潟日報  2007/10/01
 
1号機は震度7 東電 7月末把握、公表せず 新潟日報  2007/12/25
 
断層権威の警告無視 名前利用「嫌気差した」 突然の辞意 新潟日報  2008/01/01
 
「緊急時対策室」の耐震基準引き上げ 保安院方針 新潟日報  2008/08/13
 
みんな気づいているだろうか 地震防災が原発の妨害を受けていることを よせ新聞  2012/02/28
 
免震棟9原発で未整備 大飯は15年に完成予定 福井新聞  2012/06/14

 
(7)2007/11/15 多数の断層見落としか 70−80年代調査【海底活断層03年に把握】
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 東電が今回初めて開示したデータは2、5号機と3、4号機の増設に伴い七九、八〇、八五年に実施した延べ約千六百七十キロ分。この調査結果を基に周辺海域には一つの活断層と三つの断層があると評価。増設申請に盛り込み、国もこれを通していた。
 しかし、新潟日報社が入手したデータを見た東洋大社会学部の渡辺満久教授(地形学)は「(東電が当時評価した)各断層の延長線上にも断層が延びている特徴をデータは示しているが、東電は一部しか断層と認定していない」と過小評偶の可能性を指摘。さらに、東電が認めていない場所にも断層が存在しているとした。
 渡辺教授によると、海底の地下に断層があっても、その上部を覆う地層が軟弱な場合、断層が明確に表面に現れず、たわんだような状態になるという。そうした場所を東電は断層と認定しなかった疑いがある。
 渡辺教授は「三十年近く前の知見で十分断層と認定できたはずだ。当時の東電の評価はあり得ない。もっと問題なのはこれを見逃していた国の安全審査。専門家がこのデータを見れば必ず断層と分かるはずだ」と述べた。
 
多数の断層見落としか 柏崎原発沖70−80年代調査 国も評価を認定 新潟日報  2007/11/15
 
柏崎原発沖・地質調査問題 現在の知見なら断層 東電会見 新潟日報  2007/11/16
 
原発沖断層は「活断層」 東電03年には把握 保安院 公表指示せず 新潟日報  2007/12/06
 
活断層の過小評価 耐震性 信頼揺らぐ 柏崎刈羽 他原発でも同じ例 毎日新聞  2007/12/06
 
トップも寝耳に水 情報 現場レベル止まり 再評価 新潟日報  2007/12/07
 
柏崎原発 設置時評価際立つ甘さ 東電 活断層分布図を開示 新潟日報  2007/12/08
 
活断層非公表問題 市長「隠ぺい」と批判 東電副社長の謝罪に 柏崎日報  2007/12/13
 
情報非公表 東電を批判 柏崎・反原発3団体 新潟日報  2007/12/20
 
1号機は震度7 東電 7月末把握、公表せず 新潟日報  2007/12/25
 
柏崎原発敷地内の亀裂 「断層と関連なし」 東電が調査の中間報告 新潟日報  2007/12/26
 
国側の新データ出ず 争点化回避も"戦術" 法廷の限界 新潟日報  2008/04/26

 
(8)2007/12/28 F-B断層 東電評価より10キロ長く【F-B断層】
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 東京電力が柏崎刈羽原発の設置許可申請に伴って過去に実施した海底音波探査調査の評価を覆し、活断層と認定した約二十キロの「F−B断層」は、複数の専門家による設置申請当時の調査データの分析で、東電の評価に比べてさらに十キロ以上長いことが二十七日、分かった。専門家は同時に「F−B断層」より同原発側に近い海域に別の活断層があると分析、東電の評価は依然として甘いと指摘している。
 
トップも寝耳に水 情報 現場レベル止まり 再評価 新潟日報  2007/12/07
 
柏崎刈羽原発 F-B断層 東電評価より10キロ長く 別の活断層も 新潟日報  2007/12/28
 
海底断層の調査が終了 保安院 新潟日報  2008/03/05
 
柏崎原発 断層評価の甘さ指摘 国作業部会「長さ」に異論 新潟日報  2008/04/19
 
東電の評価不十分 F-B断層 渡辺教授が意見 県原発小委 新潟日報  2008/04/22
 
国側の新データ出ず 争点化回避も"戦術" 法廷の限界 新潟日報  2008/04/26
 
「原発沖 別の活断層」 県安全技術地質小委 委員が分析結果 新潟日報  2008/05/20
 
「F-B断層が震源」 東電 刈羽で住民説明会 新潟日報  2008/06/03
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
断層の長さ議論 柏崎原発地質小委 結論は持ち越し 新潟日報  2008/06/12
 
原発審議状況 保安院が報告 「地域の会」定例会 新潟日報  2008/08/07
 
柏崎原発 基準地震動 再計算へ 断層延長 保安院見解受け 新潟日報  2008/08/08
 
耐震安全性検討慎重に 柏崎原発・県技術委 新潟日報  2008/09/10
 
柏崎原発 基準地震動最大2300ガルに 新潟日報  2008/09/23

 
(9)2008/01/05 正断層と誤評価 2−7号機設置申請時【正断層】
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 東京電力が一九七九−八五年に柏崎刈羽原発の周辺海域で音波探査による断層調査を実施した2−7号機すべての設置許可申請で、大きな地震が起こり得る「逆断層」を、比較的小さな地震を起こすとされる「正断層」と誤って評価していたことが四日、日本活断層学会会長を務める岡田篤正・立命館大教授(六五)らの分析で明らかになった。東電もこのミスを認めている。国の安全審査も誤りを見逃しており、審査体制のずさんさがあらためて浮き彫りになった。
 
柏崎原発周辺海域 東電 正断層と誤評価 2−7号機設置申請時 新潟日報  2008/01/05
 
初歩的ミス 地形学の常識を無視 国の専門家人選に偏り 新潟日報  2008/01/05

 
(10)2008/03/26 海底断層調査 悪天候で精度に疑問【保安院海底断層調査】
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 東京電力柏崎刈羽原発沖で試みた高精度の海底断層調査「三次元探査」が荒天に阻まれ、空振りに終わった経済産業省原子力安全・保安院。二月に着手した理由については、三月末に東電の活断層評価が出ることを挙げ「東電の評価を正確に分析するため」と強調する。調査は結局、地下構造を平面的にとらえる「二次元」となったものの、保安院は「データは十分」とする。しかし、専門家は荒れた海上での調査精度を疑問視。運転再開に向けて調査を急いだのではないかとの憶測も呼んでいる。
 
海底断層の調査が終了 保安院 新潟日報  2008/03/05
 
保安院の海底断層調査 悪天候で精度に疑問 運転再開へ急いで実施か 新潟日報  2008/03/26
 
高精度調査は不要 保安院 国の部会に報告 柏崎原発沖海底断層 新潟日報  2008/06/28

 
(11)2008/04/03 活断層の疑いあれば「存在」審査に一貫性を【活断層の疑いあれば「存在」】
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 電力会社の原発設置申請の妥当性を判断する国の安全審査の際、周辺の活断層について、存在が疑われる場合は、存在すると想定して評価することなどを定めた審査の手引きの改定案を原子力安全委員会の検討委員会(主査、入倉孝次郎・愛知工業大客員教授)が二日、まとめた。(後略)
 
原発設置申請 活断層の疑いあれば「存在」 審査に一貫性を 安全委 新潟日報  2008/04/03

 
(12)2011/06/08 新潟で震度5強【新潟県十日町市震度5強】
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(前略)新潟県十日町市で震度5強の地震があった。関東や東北南部でも揺れを感じた。
 東京電力によると、新潟県の地震で柏崎刈羽原発に異常はなく、運転を続けている。
 気象庁によると、震源地は新潟県中越地方で、震源の深さは6キロ。震源の規模はマグニチュード(M)4.7と推定される。(後略)
 
新潟で震度5強 静岡新聞  2011/06/08

 
(13)2007/08/31 周辺地盤10センチ隆起 専門家「直下に活褶曲」【真殿坂断層】
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 グループの渡辺満久・東洋大数授らは、地球観測衛星「だいち」による地表の観測データを分析。1月16日と中越沖地震から3日後の7月19日のデータを比較し、隆起を確認した。
 同原発が地震のたびに隆起する活褶曲の上にあるという指摘は、1号機建設前から地元の研究者から出ていた。隆起が判明した地域の東縁にある活断層「真殿坂断層」や地震を引き起こした活断層などのずれによって、活褶曲が動いて地面が持ち上がったとみられる。
 
柏崎刈羽原発 周辺地盤10センチ隆起 専門家「直下に活褶曲」 朝日新聞  2007/08/31
 
東電は詳細な地殻調査せず 反原発団体が会見 新潟日報  2007/09/27
 
柏崎原発周辺地盤 刈羽で大きな隆起・沈下 3団体調査 敷地の実態追及 柏崎日報  2007/10/05
 
原発審議状況 保安院が報告 「地域の会」定例会 新潟日報  2008/08/07
 
柏崎原発地殻変動 測量の結果を説明 県「地質」小委で東電 新潟日報  2008/08/27
 
耐震安全性検討慎重に 柏崎原発・県技術委 新潟日報  2008/09/10
 
地元反対派が現状報告 柏崎原発の閉鎖訴える科学者ら 東京で集会 新潟日報  2008/09/29
 
真殿坂断層など見直し申し入れ 反原発三団体が東電に 柏崎日報  2011/08/19
 
真殿坂断層など 東電「活動性なし」 県技術委小委は納得せず 柏崎日報  2011/08/31

 
(14)2012/10/18 9千年間に26回大津波 新潟・佐渡島に堆積物【原発付近に大津波到達か?】
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 新潟県・佐渡島に過去9千年間で少なくとも26回の大津波が押し寄せた可能性があることが卜部厚志新潟大准教授(地質学)の堆積物調査で17日、分かった。平均間隔は350年、津波の高さは5メートル以上と推定しており、太平洋側に比べ、調査が進んでいない日本海側の地震や津波の実態を解明する貴重な研究成果となる。
 卜部准教授は「対岸の東京電力柏崎刈羽原発周辺にも津波が到達した可能性がある」としており、東電が目指す再稼働や、沿岸の防災態勢にも影響を与えそうだ。
 日本海側は18世紀以前の文献が非常に少なく、沿岸には砂丘が発達して津波の痕跡が残りにくい。これまで津波堆積物もほとんど調査されていなかった。
 
9千年間に26回大津波 新潟・佐渡島に堆積物 柏崎刈羽原発に到達か 東奥日報  2012/10/18
 
永長東海地震、康和南海地震 各地で火山噴火 日本海側では大津波も 東奥日報  2015/07/21

 
(15)2007/07/20 地震計データ一部消失【地震計データ消失】
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 東京電力は19日、新潟県・柏崎刈羽原子力発電所に97台ある地震計の記録のうち63台分の本震の波形データの一部が消えていたと発表した。想定を超える揺れのデータの一部が欠けたことで、安全性の解析に影響が出ることも考えられる。
 東電によると、失われたのは金7基の原発のうち、1、5、6号機にある地震計の波形データの大半だ。原発の重要機器や建物がどのように揺れたかを解析する上で必要だが、地震発生から最大で1時間半のデータが消えた。ただし、解析で重要とされる最下階の地震計のデータは全基とも残っていたという。
 地震が起こった16日、東京の本店にデータを送るための電話回線がつながらず、余震が多発したことでデータをためる記憶装置が満杯になった。.このため、はじめ記録されたデータの上に、後で起きた地震のデータが上書きされる形になった。
 
放射能放出やまず 微量「人体に影響なし」 地震計データ一部消失 朝日新聞  2007/07/20
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28

 
(16)2007/07/25 地震波軟弱地盤に集中 未知の現象の可能性【なぎさ現象】
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 新潟県中越沖地震で柏崎市中心部に大きな被害が出たのは、固い岩盤で反射された波が軟弱地盤に集中する「なぎさ現象」が起きたためとする調査結果を24日、新潟大学災害復興科学センターがまとめた。なぎさ現象は、三陸はるか沖地震(94年)や芸予地震(01年)などでも起きたとされ、同センターは「地下構造の詳細な分析に基づいた防災対策が求められる」と訴えている。
 
設計想定甘く 未知の現象の可能性 地震波 軟弱地盤に集中 毎日新聞  2007/07/25

 
(17)2007/07/29 原発中枢部「変形も」 保安院、精査の方針【塑性ひずみ】
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 新潟県中越沖地震でトラブルが相次いで見つかっている東京電力柏崎刈羽原発で、経済産業省原子力・安全・保安院は原子炉の主要機器も想定外の揺れで肉眼で確認できないわずかな変形やひずみが生じた恐れがあると判断、東電に対して点検の徹底と、再稼働が可能かどうか安全評価の実施を求め、その内容を精査する方針を固めた。31日から始まる同省の調査対策委員会で具体策の検討に入る。
 
柏崎刈羽 原発中枢部「変形も」 保安院、精査の方針 2年はかかる 朝日新聞  2007/07/29
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28

 
(18)2007/07/21 変圧器故障さらに5基【耐震クラス問題】
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 変圧器で被害が相次いだ原因として、変圧器などの付帯設備は、国の指針で地下の安定した岩盤との固定を求められている原子炉の建屋より、基準が緩いことが挙げられる。
 制御棒や原子炉格納容器が求められている耐震性は最も高い「ASクラス」だが、変圧器は最も低い「Cクラス」。東電も「所内のすべての変圧器は土の上に立っているだけといい、「変圧器やダクトなど周辺設備で被害が出ており、揺れに弱かったと感じている」と認める。
 
柏崎刈羽原発 変圧器損傷さらに5基 油漏れ一部続く 立ち入り調査 朝日新聞  2007/07/21
 
放射能含む水 電線ケーブル伝い漏出か 柏崎刈羽 パッキング緩む? 朝日新聞  2007/07/23
 
原発で世界最大の揺れか 設計想定の2.5倍 最大2058ガル観測 東京新聞  2007/07/31
 
全原発の耐震性 再評価を 柏崎刈羽原発調査委 班目春樹委員長 日経新聞  2007/08/06

 
(19)2007/08/11 キラーパルス襲う? 「阪神」で同じ現象【キラーパルス】
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 新潟県中越沖地震の際に東京電力柏崎刈羽原発が、「キラーパルス」という地震波に襲われたらしいことが、愛知工大の入倉孝次郎客員教授の分析で明らかになった。10日に開かれた国の原子力安全委員会の耐震性調査チームで報告した。阪神大震災でも起きたと考えろれている現象で、同席した東電担当者も「観測データに、その持徴があるようだ」と認めた。
 キラーバルスは、地震の際に断層が割れていった先で揺れが大きくなる現象。
 
キラーパルス襲う? 柏崎刈羽原発 「阪神」で同じ現象 専門家分析 朝日新聞  2007/08/11

 
(20)2007/08/26 揺れ全国想定の2.7倍 直下の岩盤 993ガル【想定超えの地震動】
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 新潟県中越沖地震の際に、東京電力柏崎刈羽原発直下の岩盤で記録された揺れ(993ガル=ガルは加速度の単位)は、「事前に予測できない断層による地震への備え」として、全国の原発が共通に想定している揺れの約2.7倍だったことが東電の観測で分かった。専門家からは「中越沖地の揺れを共通の想定にすべきだ」との指摘が出ている。各原発が大幅な耐震想定の見直しを迫られる可能性が出てきた。
 原発では「解放基盤」という一定の固さの岩盤で想定される揺れを基に耐震設計をする。柏崎刈羽原発では1号機の地下255メートルに、解放基盤の揺れを測る地震計があった。揺れの強さの指標となる地震波の加速度は東西方向993ガル、南北方向753ガルだった。
 国の旧原発耐靂指針は「事前に予測できない断層による原発直下地震」への備えを全原発に求めた。電力各社はこの地震の揺れとして、解放基盤で370ガル前後を想定してきた。全国17原発中8原発で、これが耐震設計上の最大想定だった。
 
社説 原発の耐震度、基準は甘く備えは薄い 日経新聞  2007/07/18
 
放射能放出やまず 微量「人体に影響なし」 地震計データ一部消失 朝日新聞  2007/07/20
 
設計想定甘く 未知の現象の可能性 地震波 軟弱地盤に集中 毎日新聞  2007/07/25
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
原発で世界最大の揺れか 設計想定の2.5倍 最大2058ガル観測 東京新聞  2007/07/31
 
全原発の耐震性 再評価を 柏崎刈羽原発調査委 班目春樹委員長 日経新聞  2007/08/06
 
柏崎刈羽原発 揺れ 全国想定の2.7倍 直下の岩盤 加速度993ガル 毎日新聞  2007/08/26
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28
 
浜岡原発 運転差し止め棄却 静岡地裁判決 「耐震安全性 確保」 毎日新聞  2007/10/26
 
想定地震 最大1.5倍に 東北電など 原発周辺を再評価 新潟日報  2008/03/29
 
司法判断と現実に落差 中越沖 地震動 想定の2倍強 新潟日報  2008/04/26
 
柏崎原発 想定地震動2280ガル 最大値 従来の5倍基準地震動 新潟日報  2008/05/23
 
社説 原発基準地震動 安全性の論議を徹底せよ 新潟日報  2008/05/24
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
みんな気づいているだろうか 地震防災が原発の妨害を受けていることを よせ新聞  2012/02/28

 
(21)2007/10/13 建屋わずかに傾く 地震後の調査【原子炉建屋の傾き】
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(前略)日本建築学会の沈下限界値を十分上回り、構造上影響を与えるものではないとした。(後略)
 同原発では敷地外にある国土地理院の水準点が地震で被災したため、今回の調査は建屋に固定点を設定して相対の隆起・沈下量を求める暫定的な手法で地震前と地震後の測量数値を比較したという。
 主要建屋の傾斜変化は原子炉建屋とタービン建屋などすべてで起きており、最大の傾きは7号機原子炉建屋の北西ー南東対角線約80メートルで17ミリ。
 
柏崎原発周辺地盤 刈羽で大きな隆起・沈下 3団体調査 敷地の実態追及 柏崎日報  2007/10/05
 
「1号機に傾き」地殻変動を指摘 反原発団体会見 新潟日報  2007/10/12
 
柏崎原発 建屋わずかに傾く 地震後の調査 「影響なし」と東電 新潟日報  2007/10/13
 
原発災害 消火、情報体制を強化 国作業部会が最終報告書 新潟日報  2008/02/08

 
(22)2008/02/07 7号機炉内 圧力耐震許容値下回る【耐震許容値】
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 東京電力は六日、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発7号機の建屋の点検評価計画書案をまとめ、国の作業部会に示した。また同日、1号機の設備機器の点検評価計画書を経済産業省原子力安全・保安院に提出したほか、7号機の耐震安全上重要な設備のうち地震で原子炉圧力容器内の機器に加わった力は、すべて許容値を下回るとの解析結果を公表した。
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28
 
柏崎原発7号機炉内 圧力耐震許容値下回る 東電 点検評価案を掲示 新潟日報  2008/02/07
 
柏崎原発7号機 「耐震裕度」を図式化 保安院 機器の安全範囲示す 新潟日報  2008/05/05
 
原発の耐震安全性を考える_柏崎の教訓を踏まえて 都市問題  2009/11/01

 
(23)2008/04/11 配管強度評価で誤り 計算プログラムに不備【配管強度計算ミス】
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 東京電力は十日、中越沖地震を受けて実施した柏崎刈羽原発7号機原子炉配管の構造強度評価計算にミスがあったと発表した。地震の際に配管分岐部にかかる力を二カ所で小さく見積もり、経済産業省原子力安全・保安院の地震の調査対策委員会作業部会に提出していた。原子炉メーカーの日立GEニュークリア・エナジーの計算機プログラムにミスがあっためとしている。
 保安院は同月、他号機も含め再計算し、再発防止策と合わせて今月末までに報告するように指示した。東電によると、7号機建説時の計画書や、4、5号機改造工事の申請書などが誤っている可能性があるという。
 誤りは、東電が同作業部会に報告した数値が、独立行政法人「原子力安全基盤機構」の計算と異なっていたため発覚。配管自体の重さの計算方法を誤っていた。
 
柏崎原発7号機 配管強度評価で誤り 東電 計算プログラムに不備 新潟日報  2008/04/11
 
日立 原発配管強度 計算ミス 読売新聞  2008/04/11

 
(24)2008/05/23 地震動2280ガル 従来の5倍基準地震動【基準地震動】
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 東京電力は22日、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発周辺で、将来起こり得る最大地震の揺れの強さを示す基準地震動(加速度=単位ガル)を最大で2280ガルに設定したと発表した。従来の450ガルから最大5倍に引き上げ、中部電力浜岡原発の800ガルを大幅に上回り国内最大となった。同日、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
 基準地震動は、原発地下にある一定の硬さの地層(基盤)面で設定する。1−4号機を2280ガル、5−7号機を1156ガルに見直した。これらの値を基に原子炉建屋が立つ岩盤(基礎版)上での揺れを算定した結果、543-829ガルとなった。
 今回の見直しは過去の想定の甘さを認めたものともいえる。中越沖地震前まで、原発の耐震安全性は十分と繰り返してきた国や電力会社の姿勢があらためて問われそうだ。
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22
 
柏崎刈羽原発 周辺地盤10センチ隆起 専門家「直下に活褶曲」 朝日新聞  2007/08/31
 
「中越沖」揺れ電力会社検証 全原発で最大想定突破 新潟日報  2007/09/21
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26
 
柏崎刈羽原発 東電「基準地震動」見直しへ 断層評価甘さに批判 新潟日報  2008/03/28
 
想定地震 最大1.5倍に 東北電など 原発周辺を再評価 新潟日報  2008/03/29
 
活断層、原発は安全? 「追認」に転換 耐震性評価 朝日新聞  2008/04/01
 
保安院 原発に複合災害対策 調査委委員長 柏崎の年内再開言及 新潟日報  2008/04/17
 
柏崎原発7号機 「耐震裕度」を図式化 保安院 機器の安全範囲示す 新潟日報  2008/05/05
 
「原発沖 別の活断層」 県安全技術地質小委 委員が分析結果 新潟日報  2008/05/20
 
柏崎原発 想定地震動2280ガル 最大値 従来の5倍基準地震動 新潟日報  2008/05/23
 
社説 原発基準地震動 安全性の論議を徹底せよ 新潟日報  2008/05/24
 
「F-B断層が震源」 東電 刈羽で住民説明会 新潟日報  2008/06/03
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
原子力安全基盤機構 軟らかい地層 揺れ増幅 中越沖 柏崎原発被災 新潟日報  2008/06/07
 
断層の長さ議論 柏崎原発地質小委 結論は持ち越し 新潟日報  2008/06/12
 
柏崎原発 基準地震動 再計算へ 断層延長 保安院見解受け 新潟日報  2008/08/08
 
柏崎原発 基準地震動最大2300ガルに 新潟日報  2008/09/23
 
原発の耐震安全性を考える_柏崎の教訓を踏まえて 都市問題  2009/11/01
 
柏崎原発 「基準地震動見直し必要」 立石元教授 柏崎日報  2011/04/12
 
新規制基準は安全守れるか 地震・津波想定は裁量次第 毎日新聞  2013/04/30
 
二つの司法判断 高浜と川内、何が違うのか よせ新聞  2015/04/30

 
(25)2007/07/21 原発10社 消防不備【耐震設計】
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 そもそも、原発の耐震設計指針では、原子炉などの心臓部は放射能を閉じこめる機能を損なわないよう、頑丈につくることになっている。
 しかし、指針でも事務棟などは一般建築物並みの強さしか求めていない。今回の火災が発生した変圧器も一般建築物扱いだ。
 
常駐隊なし・化学者4社・通報回線5社 原発10社 消防不備 朝日新聞  2007/07/21
 
原子炉上クレーン破損 柏崎6号機炉内点検不能に あふれる核燃プール 朝日新聞  2007/07/25
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
原発で世界最大の揺れか 設計想定の2.5倍 最大2058ガル観測 東京新聞  2007/07/31
 
傷を徹底調査 東電、地震被害確認へ 原子炉 超音波で点検 日経新聞  2007/08/03
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22
 
柏崎刈羽原発 揺れ 全国想定の2.7倍 直下の岩盤 加速度993ガル 毎日新聞  2007/08/26
 
「中越沖」揺れ電力会社検証 全原発で最大想定突破 新潟日報  2007/09/21
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28
 
柏崎原発 建屋直下に断層21本 東電 建設前の申請書で判明 新潟日報  2007/09/29
 
柏崎刈羽原発 タービン翼 損傷 中越沖地震、揺れで接触か 毎日新聞  2007/10/24
 
浜岡原発 運転差し止め棄却 静岡地裁判決 「耐震安全性 確保」 毎日新聞  2007/10/26
 
原発沖断層は「活断層」 東電03年には把握 保安院 公表指示せず 新潟日報  2007/12/06
 
活断層の過小評価 耐震性 信頼揺らぐ 柏崎刈羽 他原発でも同じ例 毎日新聞  2007/12/06
 
トップも寝耳に水 情報 現場レベル止まり 再評価 新潟日報  2007/12/07
 
情報非公表 東電を批判 柏崎・反原発3団体 新潟日報  2007/12/20
 
地質学と工学 断層評価 意識にずれ 「つくる」ために妥協許す 新潟日報  2008/01/03
 
低い問題意識 東電「断層はおまけ」 1号機の海底調査行わず 新潟日報  2008/01/04
 
私の視点 柏崎原発 全機器耐震補強を岡本芳美(工学博士) 新潟日報  2008/03/24
 
活断層、原発は安全? 「追認」に転換 耐震性評価 朝日新聞  2008/04/01
 
柏崎原発訴訟 上申書月内に再提出 住民側最高裁へ 断層評価が不十分 新潟日報  2008/04/24
 
司法判断と現実に落差 中越沖 地震動 想定の2倍強 新潟日報  2008/04/26
 
「お墨付き与えたのか」 判決下した裁判長自問 柏崎原発1号機訴訟 新潟日報  2008/04/26
 
「原発沖 別の活断層」 県安全技術地質小委 委員が分析結果 新潟日報  2008/05/20
 
柏崎原発 想定地震動2280ガル 最大値 従来の5倍基準地震動 新潟日報  2008/05/23
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
耐震安全性検討慎重に 柏崎原発・県技術委 新潟日報  2008/09/10
 
原発の耐震安全性を考える_柏崎の教訓を踏まえて 都市問題  2009/11/01
 
全原子炉停止 総点検を 石橋克彦・神戸大学名誉教授地震学 毎日新聞  2011/03/13

 
(26)2007/07/21 「将来、壊滅的原発震災の可能性」石橋氏指摘【耐震指針】
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 新潟県中越沖地震で棄京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)が被災したことを受け、「原発震災」という言葉を提唱した神戸大の石橋克彦教授(地震学)らが20日、日本外国特派員協会で記者会見した。
 同原発の被災は欧米にもニュースとして配信されており、外国人記者からは「新しい耐震指針は不十分なのか」「浜岡原発は大丈夫か」などの質問が出て、関心の高さをうかがわせた。
 石橋教授は柏崎刈羽原発の被災について、「何ら驚くべき事態ではない。私を含め多くの人々が危険性を訴えていた」と発言。そのうえで想定東海地震の震源域の真上にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の例を紹介し、「耐震指針の根本的な改善がない限り、日本は近い将来、壊滅的な原発震災に見舞われるだろう」と訴えた。 【中村牧生】
 
「将来、壊滅的原発震災の可能性」 「耐震指針改善を」 石橋氏指摘 毎日新聞  2007/07/21
 
設計想定甘く 未知の現象の可能性 地震波 軟弱地盤に集中 毎日新聞  2007/07/25
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
原発検証に難題 地質複雑、前提の断層特定手間取る 中田高氏の話 朝日新聞  2007/08/03
 
傷を徹底調査 東電、地震被害確認へ 原子炉 超音波で点検 日経新聞  2007/08/03
 
柏崎刈羽原発 揺れ 全国想定の2.7倍 直下の岩盤 加速度993ガル 毎日新聞  2007/08/26
 
「中越沖」揺れ電力会社検証 全原発で最大想定突破 新潟日報  2007/09/21
 
新潟県中越沖地震に関する公開質問状 若狭ネット  2007/10/26
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26
 
活断層の過小評価 耐震性 信頼揺らぐ 柏崎刈羽 他原発でも同じ例 毎日新聞  2007/12/06
 
低い問題意識 東電「断層はおまけ」 1号機の海底調査行わず 新潟日報  2008/01/04
 
私の視点 柏崎原発 全機器耐震補強を岡本芳美(工学博士) 新潟日報  2008/03/24
 
柏崎刈羽「M8」想定も 周辺断層再評価 東電が報告 新潟日報  2008/03/28
 
想定地震 最大1.5倍に 東北電など 原発周辺を再評価 新潟日報  2008/03/29
 
活断層、原発は安全? 「追認」に転換 耐震性評価 朝日新聞  2008/04/01
 
原発設置申請 活断層の疑いあれば「存在」 審査に一貫性を 安全委 新潟日報  2008/04/03
 
全原子炉停止 総点検を 石橋克彦・神戸大学名誉教授地震学 毎日新聞  2011/03/13
 
金子勝 想定外なのか データなぜ非開示 神話の陰に馴れ合い 中日新聞  2011/04/26

 
(27)2007/10/26 新潟県中越沖地震に関する公開質問状【耐震バックチェック】
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 7月16日に発生した新潟県中越沖地震では強い地震動が柏崎刈羽原発7基を襲い、敷地内の建屋・施設で多くの被害が出ました。そのため、経済産業省原子力安全・保安院は「耐震バックチェック実施計画の見直し」を検討するよう電力会社等へ指示し、貴社を含む電力会社等は8月20日、「自主的な対応として、耐震バックチェックとは別に、他の発電所において柏崎刈羽原子力発電所の原子炉建屋基礎版上で観測された地震動と同様の地震動に対する安全機能維持について、1ヶ月を目途に確認」するとの方針を経済産業省原子力安全・保安院へ示し、9月20日には一斉に報告書を提出しました。
 
新潟県中越沖地震に関する公開質問状 若狭ネット  2007/10/26
 
柏崎刈羽「M8」想定も 周辺断層再評価 東電が報告 新潟日報  2008/03/28
 
活断層、原発は安全? 「追認」に転換 耐震性評価 朝日新聞  2008/04/01

 
(28)2007/07/17 放射線量 ネット公表装置が故障【情報隠し・伝達遅れ】
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 公表が止まっているのは、同発電所の7基の原子炉の排気筒モニター7カ所、周辺の海水モニター7カ所、大気の放射線量を監視するモニタリングポスト9カ所の計23カ所の測定値。
 
柏崎刈羽原発の放射線量 ネット公表装置が故障 朝日新聞  2007/07/17
 
放射能漏れ1.5倍に修正 東京電力 朝日新聞  2007/07/18
 
柏崎刈羽原発 市長、使用停止を命令 東電 放射能漏れ、少なく公表 日経新聞  2007/07/18
 
社説 原発の耐震度、基準は甘く備えは薄い 日経新聞  2007/07/18
 
地元3団体が東電に抗議 「不安上乗せするな」 「設置許可返上せよ」 柏崎日報  2007/07/19
 
重なる火災通報遅れ 市長「5回目ですよ」 柏崎原発に停止命令 毎日新聞  2007/07/19
 
活断層見逃した可能性 79〜85年資料 専門家が分析 長さを過小評価 朝日新聞  2007/07/20
 
放射能放出やまず 微量「人体に影響なし」 地震計データ一部消失 朝日新聞  2007/07/20
 
柏崎刈羽原発 変圧器損傷さらに5基 油漏れ一部続く 立ち入り調査 朝日新聞  2007/07/21
 
柏崎原発の被災 「住民広報遅かった」 自衛消防の弱さも批判 柏崎日報  2007/09/06
 
中越沖地震 原発敷地内は「震度7」 京大研試算「阪神並み」 新潟日報  2007/10/01
 
多数の断層見落としか 柏崎原発沖70−80年代調査 国も評価を認定 新潟日報  2007/11/15
 
柏崎原発沖・地質調査問題 現在の知見なら断層 東電会見 新潟日報  2007/11/16
 
原発沖断層は「活断層」 東電03年には把握 保安院 公表指示せず 新潟日報  2007/12/06
 
トップも寝耳に水 情報 現場レベル止まり 再評価 新潟日報  2007/12/07
 
柏崎原発 設置時評価際立つ甘さ 東電 活断層分布図を開示 新潟日報  2007/12/08
 
活断層非公表問題 市長「隠ぺい」と批判 東電副社長の謝罪に 柏崎日報  2007/12/13
 
情報非公表 東電を批判 柏崎・反原発3団体 新潟日報  2007/12/20
 
1号機は震度7 東電 7月末把握、公表せず 新潟日報  2007/12/25
 
柏崎原発1号機審査部会 国、議事録保管せず 廃棄か 検証は困難 新潟日報  2008/01/06

 
(29)2007/07/17 原発消防「点検を」電力会社へ指示【原発消防】
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 柏崎刈羽原発で変圧器から出火し、消火に手間取った問題を受け、甘利経済産業相は17日、すべての電力会社に対し、会社の自主的な消防態勢について点検し、週内にも報告するように求めた。(後略)
 放射性物質を含んだ水が海に漏れた点についても、東京電力は昼過ぎに水漏れを発見したのにも関わらず、国への報告は午後7時前になった。
 
原発消防「点検を」 経産相、電力会社へ指示 朝日新聞  2007/07/17
 
新潟・長野 震度6強 8人死亡、902人けが 2人不明 多数の家屋倒壊 毎日新聞  2007/07/17
 
柏崎刈羽原発 市長、使用停止を命令 東電 放射能漏れ、少なく公表 日経新聞  2007/07/18
 
重なる火災通報遅れ 市長「5回目ですよ」 柏崎原発に停止命令 毎日新聞  2007/07/19
 
常駐隊なし・化学者4社・通報回線5社 原発10社 消防不備 朝日新聞  2007/07/21
 
柏崎原発1号機微量の放射能 事務棟天井落ちる 緊急対策室ドア開かず 毎日新聞  2007/07/28
 
全原発の耐震性 再評価を 柏崎刈羽原発調査委 班目春樹委員長 日経新聞  2007/08/06
 
原発「こんなに揺れるのか」 「全機冷却」わいた拍手 朝日新聞  2007/08/15
 
柏崎原発の被災 「住民広報遅かった」 自衛消防の弱さも批判 柏崎日報  2007/09/06
 
原発災害 消火、情報体制を強化 国作業部会が最終報告書 新潟日報  2008/02/08
 
新潟県中越沖地震に関する委員会_WG 旧保安院  2011/04/01
 
原発 免震棟 簡易施設で審査パス 「川内」先例 コスト抑える 東京新聞  2016/02/07

 
(30)2007/07/17 新潟・長野 震度6強 8人死亡、902人けが 2人不明【放射性物質漏れ】
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同社は6号機から微量の放射能を含んだ水約1.2トンが、海水中に放出されたと発表した。地震によりこのような事態が起きたのは例がないという。
 
新潟・長野 震度6強 8人死亡、902人けが 2人不明 多数の家屋倒壊 毎日新聞  2007/07/17
 
原発消防「点検を」 経産相、電力会社へ指示 朝日新聞  2007/07/17
 
放射能漏れ1.5倍に修正 東京電力 朝日新聞  2007/07/18
 
原発直下まで断層 避難なお9000人 余震分布解析で判明 朝日新聞  2007/07/18
 
柏崎刈羽原発 市長、使用停止を命令 東電 放射能漏れ、少なく公表 日経新聞  2007/07/18
 
社説 原発の耐震度、基準は甘く備えは薄い 日経新聞  2007/07/18
 
放射性物質 大気中へも 東電発表 機器故障・破損50件 朝日新聞  2007/07/18
 
地元3団体が東電に抗議 「不安上乗せするな」 「設置許可返上せよ」 柏崎日報  2007/07/19
 
放射能放出やまず 微量「人体に影響なし」 地震計データ一部消失 朝日新聞  2007/07/20
 
常駐隊なし・化学者4社・通報回線5社 原発10社 消防不備 朝日新聞  2007/07/21
 
放射能含む水 電線ケーブル伝い漏出か 柏崎刈羽 パッキング緩む? 朝日新聞  2007/07/23
 
地下浸水2000トン 配線口にすき間 放射線区域に流入 防護に教訓 朝日新聞  2007/07/24
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
放射性区域 雨漏り30トン 柏崎原発 4施設、地震ですき間か 朝日新聞  2007/07/27
 
柏崎原発1号機微量の放射能 事務棟天井落ちる 緊急対策室ドア開かず 毎日新聞  2007/07/28
 
柏崎刈羽原発 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着、汚染なし デリ東北  2007/08/07
 
原発「こんなに揺れるのか」 「全機冷却」わいた拍手 朝日新聞  2007/08/15
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22
 
「中越沖」揺れ電力会社検証 全原発で最大想定突破 新潟日報  2007/09/21
 
原発「設計の余裕」 想定以上も"安全宣言" 許容値は限界「3分の2」 朝日新聞  2007/09/28
 
東電 住民に初めて直接謝罪 トラブル・調査など説明 新潟日報  2007/10/17
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26
 
原発設置申請 活断層の疑いあれば「存在」 審査に一貫性を 安全委 新潟日報  2008/04/03
 
国、最高裁に反論書 柏崎原発上告審 早期棄却求める 新潟日報  2008/10/17
 
免震棟9原発で未整備 大飯は15年に完成予定 福井新聞  2012/06/14
 
申請の11原発 免震機能省く 事故対策拠点 川内審査受け縮小 東京新聞  2016/02/07

 
(31)2007/07/17 柏崎原発で火災【変圧器火災】
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 東京電力柏崎刈羽原発(1〜7号機、新潟県柏崎市・刈羽村)では、稼働中だった2、3、4、7号機が自動的に緊急停止した。地震発生直後の午前10時15分ごろには、3号機のタービン建屋に隣接した変圧器から火がでているのを、同社員が発見。約1時間後に駆けつけた消防署員が化学消火剤で消したが、約2時間にわたり黒煙を上げ続けた。
 
新潟・長野 震度6強 8人死亡、902人けが 2人不明 多数の家屋倒壊 毎日新聞  2007/07/17
 
原発消防「点検を」 経産相、電力会社へ指示 朝日新聞  2007/07/17
 
原発火災 地盤沈下で変圧器出火 土の上に建設 ケーブル傾く 朝日新聞  2007/07/19
 
常駐隊なし・化学者4社・通報回線5社 原発10社 消防不備 朝日新聞  2007/07/21
 
柏崎刈羽原発 変圧器損傷さらに5基 油漏れ一部続く 立ち入り調査 朝日新聞  2007/07/21
 
全原発の耐震性 再評価を 柏崎刈羽原発調査委 班目春樹委員長 日経新聞  2007/08/06
 
原発「こんなに揺れるのか」 「全機冷却」わいた拍手 朝日新聞  2007/08/15
 
柏崎原発の被災 「住民広報遅かった」 自衛消防の弱さも批判 柏崎日報  2007/09/06
 
「中越沖」揺れ電力会社検証 全原発で最大想定突破 新潟日報  2007/09/21
 
東電 住民に初めて直接謝罪 トラブル・調査など説明 新潟日報  2007/10/17
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26
 
原子力産業の実相 ムラ社会 内向き姿勢 問題拡大 新潟日報  2008/06/21
 
津波に耐えた原発 女川 建物補強 改善重ねる姿勢を重視 東奥日報  2011/09/01
 
原発 免震棟 簡易施設で審査パス 「川内」先例 コスト抑える 東京新聞  2016/02/07

 
(32)2007/07/24 地下浸水2000トン 放射線区域に侵入【地下浸水2000トン】
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 新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発1号機の原子炉建屋近くの地中に埋設された消火用配管が破裂し、建屋地下の電気ケーブル引き込みロに生じたたすき問から水が建屋内に入ひ、約2千トンが放射性物質がある放射線管理区域に流れ込んでいたことが23日わかった。外部と遮断された構造に設計されている管理区域が建屋外部とつながったことについて、東電は「引き込み口にすき間ができることは想定外。菅理区域内は威圧状態で、空気などは漏れず、放射性物質の外部露出はない」としている(三浦英之)
 
地下浸水2000トン 配線口にすき間 放射線区域に流入 防護に教訓 朝日新聞  2007/07/24

 
(33)2007/07/25 原子炉上クレーン破損【クレーン破損】
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 東京電力柏崎刈羽原子力発電所は24日、新潟県中越沖地震で被災した6号磯原子炉建屋の天井クレーンが破損しているのを確認した。原子炉の真上にあり、炉の格納容器や圧力容器のふたをつり上げるための大型装置で、修復の見通しはたたないという。炉内部の容器の傷や装置の状態はふたを開けて目視で確認する必要があり、地震被害の点検が大幅に遅れることは確実だ。(三浦英之)
 天井クレーンは、国の耐震設計上の重要度はA〜CのうちめBクラスで、一般健薬物の1・8倍の地震力に耐えることが求められている。過去の地震によるBグラス重要機器の損傷としては、00年に福島第一原発6号機でタービン関連の配管が破損した例がある。
 
原子炉上クレーン破損 柏崎6号機炉内点検不能に あふれる核燃プール 朝日新聞  2007/07/25
 
「原発震災」 新指針の不備、見直し急げ 石橋克彦 朝日新聞  2007/07/26
 
柏崎刈羽原発 クレーン耐震調査へ 保安院 運搬物落下懸念 朝日新聞  2007/07/26
 
柏崎刈羽 原発中枢部「変形も」 保安院、精査の方針 2年はかかる 朝日新聞  2007/07/29
 
柏崎刈羽原発 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着、汚染なし デリ東北  2007/08/07
 
柏崎刈羽7号機 機器の健全性維持 保安院が報告書案示す 水漏れ対策 新潟日報  2008/09/26

 
(34)2007/07/28 緊急対策室ドア開かず【緊急対策室ドア開かず】
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 新潟県中越沖地震の際、東京電力柏崎刈羽原発で、緊急時対策室がある事務本館の天井が、一部で落下していたことが27日、分かった。落下した天井板で通路がふさがれるほどの被害だったが、東電は公表していなかった。災害時の中枢機能の脆弱性が改めて明らかになった。
 事務本館は1号機の西南側にあり、1階に緊急時対策室、2階に総務部フロアがある。地震で2階通路の厚さ2センチの天井板が落下したが、けが人はなかった。また、緊急時対策室は入り口ドアが開かず、消防とのホットラインが使えなかった。
 
常駐隊なし・化学者4社・通報回線5社 原発10社 消防不備 朝日新聞  2007/07/21
 
柏崎原発1号機微量の放射能 事務棟天井落ちる 緊急対策室ドア開かず 毎日新聞  2007/07/28
 
原発「こんなに揺れるのか」 「全機冷却」わいた拍手 朝日新聞  2007/08/15

 
(35)2007/07/28 中央制御室照明落下【中央制御室の照明落下】
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 新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)6・7号機共用の中央制御室の天井から、蛍光灯がついた照明器具が落下していたことが28日分かった。中央制御室は原発の運転席にあたる中枢部で、運転員の負傷の可能性もあった。経済産業省原子刀安全・保安院は「東電からは報告を受けていないが、実態を調べたい」としている。
 東電は「けが人がなく原発の運転に支障は出なかった」として、落下を公表していなかった。だが、同様にけが人もなく運転にも関係のない事務本館の調埋器具の落下などは発表していた。
 
中央制御室 照明落下 柏崎原発6・7号機 4号機地下に海水24トン 毎日新聞  2007/07/28

 
(36)2007/08/07 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着【燃料プール水溢れ】
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 東京電力は六日、新潟県中越沖地震が起きた際、柏崎刈羽原発の使用済み燃料プールそばで作業していた隊員らに、揺れで飛び散った微量の放射性物質を含む水がかかっていたことが分かったと発表した。作業着に付着したが身体の汚染はなく、健康への影響もないとしている。
 
社説 原発の耐震度、基準は甘く備えは薄い 日経新聞  2007/07/18
 
放射性物質 大気中へも 東電発表 機器故障・破損50件 朝日新聞  2007/07/18
 
原子炉上クレーン破損 柏崎6号機炉内点検不能に あふれる核燃プール 朝日新聞  2007/07/25
 
柏崎原発1号機微量の放射能 事務棟天井落ちる 緊急対策室ドア開かず 毎日新聞  2007/07/28
 
柏崎刈羽原発 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着、汚染なし デリ東北  2007/08/07
 
原発「こんなに揺れるのか」 「全機冷却」わいた拍手 朝日新聞  2007/08/15

 
(37)2007/10/10 原子炉上部設備に破損 柏崎7号機【原子炉上部設備破損】
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2007/10/10 原子炉上部設備に破損 柏崎7号機【原子炉上部設備破損】
 
原子炉上部設備に破損 柏崎7号機 亀裂から水漏れ 朝日新聞  2007/10/10

 
(38)2007/10/19 原発炉心にも被害 制御棒抜けぬ状態【制御棒抜けぬ】
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(前略)制御棒は炉心にあり、最高の耐震性が求められる。こうした重要機器で、地震によると見られる故障が初めて。原因が変形や破損ならば、将来の運転再開論議に大きな影響を与えそうだ。
 7号機は地震発生時に運転中で、地震で全制御棒が自動挿入され緊急停止した。(後略)
 
中越沖地震 原発炉心にも被害 制御棒抜けぬ状態 朝日新聞  2007/10/19

 
(39)2007/10/24 タービン翼損傷 揺れで接触か【タービン羽根損傷】
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 新潟県中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発の6号機で、タービンの回転翼が損傷していたことが23日分かった。地震が原因と見られる。地震発生時、6号機は定期検査中で停止していたが、稼働中に破損した場合、大規模な事故につながった恐れもある。(後略)
 地震発生当時、3、4、7号機のタービンは稼働中だった。タービンは耐震設計上の重要度は上から2番目のBクラスで、建築基準法に基づく通常の建物の1.5倍の地震力に耐える必要がある。6号機以外のタービンの点検は始まっていない。
 
柏崎刈羽原発 タービン翼 損傷 中越沖地震、揺れで接触か 毎日新聞  2007/10/24
 
タービン羽根に傷 柏崎原発4号機 12カ所、揺れで接触か 新潟日報  2007/11/20
 
タービンの羽根破損 柏崎原発7号機 地震との関連調査 新潟日報  2008/03/05
 
柏崎刈羽6,7号機 タービン動翼損傷 蒸気逆流が原因 毎日新聞  2008/09/20

 
(40)2007/11/15 燃料集合体搬入時ずれ 地震も影響【燃料集合体引抜できず】
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 東京電力は14日、新潟県中越沖地震を受けた点検作業中の柏崎刈羽原発5号機で原子炉内の燃料集合体(764体)のうち1本が引き抜けなくなった原因は、受けの金具に正しく入っておらず、地震の揺れでずれ落ちて傾いたため、と発表した。
 
搬入時ずれ 地震も影響 柏崎刈羽原発の燃料集合体 中日新聞  2007/11/15
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26

 
(41)2008/03/14 中越沖でブロック崩れる 原子炉配管に衝突【ブロック崩れ】
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 中越沖地震の揺れにより、東京電力柏崎刈羽原発3号機で、放射線を遮るために原子炉圧力容器周囲に設置されていたコンクリート壁の扉のブロックが崩れ、原子炉の配管にぶつかっていたことが十三日、分かった。東電が発表した。
 
柏崎原発3号機 中越沖でブロック崩れる 原子炉配管に衝突 新潟日報  2008/03/14

 
(42)2012/12/13 燃料棒同士接触し運転 溶融事故の恐れも【燃料棒接触】
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 この問題では、これまでに十八体の核燃料で通水菅の曲がりが見っかった。曲がりが大きい二体を東電が詳細に調べたところ、うち一体で曲がった通水管に押される形で、核燃料棒が数ミリ曲がり、隣の核燃料棒に接触していたという。核燃料棒同士が接触したまま運転すると、熱が偏ってうまく冷却できず、核燃料棒が損傷する恐れがある。接触部はたまたま核燃料の上部で、ウランが入っていない部分だったため、損傷ばなかったという。
 
燃料棒同士接触し運転 柏崎刈羽 溶融事故の恐れも 94〜00年 東京新聞  2012/12/13

 
(43)2007/07/28 4号機地下に海水24トン【地下に海水24トン】
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 一方、4号機のタービン建屋の地下では、海水約24トンが流入していた。海水は原子炉でできた蒸気の冷却用で、海水が通る配管のつなぎ目部分(ゴム製、内径2.4メートル)が円周方向に長さ約3.5メートルにわたって裂けたため。流入場所は放射線の管理区域だが、東電は海水を取り込むポンプを止め、漏れを防いでいる。
 
中央制御室 照明落下 柏崎原発6・7号機 4号機地下に海水24トン 毎日新聞  2007/07/28

 
(44)2007/10/26 廃炉求め署名開始へ 市民団体【スプリングハンガーのずれ】
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 また会見では、経済産業省原子力安全・保安院に情報公開請求した写真の分析結果を公表し、5号機のスプリングハンガーと呼ばれる炉心とタービンをつなぐ主蒸気管を支えるバネ状の装置がずれていると指摘。「主蒸気管が変形した可能性もあり、もしそうなら原発の安全性にかかわる深刻な事態だ」と訴えた。
 
廃炉求め 署名開始へ 市民団体 新潟日報  2007/10/26

 
(45)2007/07/25 地震波 軟弱地盤に集中【液状化】
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 地震の建築被害は、軟弱な地層(沖積層)や液状化しやすい砂層で起きやすい。同市内もほぼ全域が砂層や沖積層で覆われている(後略)
 
設計想定甘く 未知の現象の可能性 地震波 軟弱地盤に集中 毎日新聞  2007/07/25
 
柏崎原発敷地内の亀裂 「断層と関連なし」 東電が調査の中間報告 新潟日報  2007/12/26
 
柏崎原発地殻変動 測量の結果を説明 県「地質」小委で東電 新潟日報  2008/08/27

 
(46)2009/02/10 気水分離器仮置用脚部及びガイドピンの変形【気水分離器仮置部品変形】
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●気水分離器仮置用脚部及びガイドピンの変形
・事象:定期検査中の原子炉開放時に機器仮置プール内に仮置中であった気水分離器の
    4本の仮置用脚部※1及び2本のガイドピン※2に変形を確認した。
・原因:地震時の震動により気水分離器を支えていた仮置用脚部が変形し、それに伴い
    ガイドピンが機器仮置プール床面に接触し押し付けられる事によりガイドピンも変形した
 
気水分離器仮置用脚部及びガイドピンの変形 新潟県  2009/02/10

 
(47)2008/04/17 保安院 原発に複合災害対策【複合災害対策】
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 経済産業省原子力安全・保安院は十六日、地震などの自然災害と原子力災害が同時に起きる「複合災害」対策のガイドラインを2008年度内にまとめる方針を明らかにした。(後略)
 複合災害対策は、同省の原子力防災小委員会で、検討する。保安院では「基本的に複合災害は起きないという立場だが、中越沖地震で関心が高まっているので万が一のため」と説明している。
 
保安院 原発に複合災害対策 調査委委員長 柏崎の年内再開言及 新潟日報  2008/04/17

 
(48)2008/05/02 「行政判断を尊重せよ」ちらつく最高裁"見解"【行政事件担当裁判官会同】
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 裁判官の世界では戦前から、「会同」と呼ばれる会議が開かれてきた。全国各地から裁判官たちが一堂に会し、判断の難しいテーマについて意見を交換、実務に生かすことを目的とする勉強会という位置付けだ。
 ある元裁判官は一九八〇年代後半、東京都内であった会同での光景を印象深く覚えている。最高裁という存在について考えさせられたからだ。
 会場の意見交換は最終盤を迎えていた。最高裁の担当幹部が議論を引き取る形で「一つの参考として申し上げます」と"見解"を語り始めた。すると、それまで聞くだけだった出席者たちが一斉にメモを取り始めたのだ。
 柏崎刈羽訴訟の一審で裁判長を務めた小野寺規夫。数回の出席経験を通じて、会同がはらむ問題を同様に感じている。「会同で出た通りの判決を出した人もいる。結果的に最高裁の言いなりのように映る」
 会同ではもちろん、原発裁判も扱われた。最高裁事務総局が柏崎刈羽訴訟一審判決が出る三年前、九一年にまとめた「府政事件担当裁判官会同概要集録」。そこにはこんな項目があった。
 「原発などの安全性の審理方法をどう考えるべきか」
 そして次のような"見解"が記されていた。
 「裁判所は、高度な専門技術的知識のあるスタッフを持つ行政庁のした判断を一応、尊重して審査に当たるべきである」
 
「行政判断を尊重せよ」 ちらつく最高裁"見解" 日本の裁判官 新潟日報  2008/05/02

 
(49)2007/08/07 IAEA調査開始【IAEA】
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 国際原子力機関(IAEA)のフィリップ・ジャメ原子力施設安全部長ら専門家六人が六日、新潟県中越沖地震で原子炉が緊急停止し、施設や設備にも多くの被害を受けた東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市・刈羽村)での調査を開始した。
 
柏崎刈羽原発 揺れで燃料プールの水飛散 職員に付着、汚染なし デリ東北  2007/08/07
 
キラーパルス襲う? 柏崎刈羽原発 「阪神」で同じ現象 専門家分析 朝日新聞  2007/08/11
 
IAEA報告書 「深刻な損傷なし」 柏崎原発 報告遅れ指摘 茨城新聞  2007/08/19
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22
 
原発の耐震性 宮崎慶次氏 設計に余裕 石橋克彦氏 想定超え 毎日新聞  2007/11/26
 
保安院 原発に複合災害対策 調査委委員長 柏崎の年内再開言及 新潟日報  2008/04/17

 
(50)2007/08/06 全原発の耐震性 再評価を 班目春樹委員長【廃炉】
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 −−原発の心臓部である原子炉圧力容器が再使用できない場合は廃炉もあり得るのか。
 「一般的に圧力容器は再使用できないとされるが、今の技術でやろうと思えばできる。柏崎刈羽原発は比較的新しいプラントで、今まで聞いている情報では廃炉はないんじゃないかと思う」
 
全原発の耐震性 再評価を 柏崎刈羽原発調査委 班目春樹委員長 日経新聞  2007/08/06
 
廃炉求め 署名開始へ 市民団体 新潟日報  2007/10/26

 
(51)2008/06/19 原子力産業の実相 傷が付いても「新品」【新品神話】
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 原発業界には、二つの神話が存在してきた。
 東京電力で副社長を務めた竹内哲夫(74)は、その一つを「抱腹絶倒の神話」と表現する。
 どんな設備も機器も老朽化し、傷ついていくというのが常識だ。「なのに原子力部門の社員『原発ではいつも新品同様』と言い張っていた」
 東電で火力発電担当の幹部だった1990年代。竹内はそんな「新品神話」が原子力部門に伝わっていることに強い違和感を覚えたという。
 
原子力産業の実相 二つの神話 傷が付いても「新品」 新潟日報  2008/06/19

 
(52)2008/02/16 中越地域は地質複雑 探査機器増強を【新潟県技術委】
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 「原原発の安全管理に関する技術委員」を務める立石雅昭・新潟大教授(地質学)も「地震動と断層の関係を正確に把握し、原発の耐震設計に取りくむのならば、地下10キロまで調べるべきだ」とする。
 
中越地域は地質複雑 柏崎原発周辺専門家指摘 探査機器増強を 新潟日報  2008/02/16
 
保安院の海底断層調査 悪天候で精度に疑問 運転再開へ急いで実施か 新潟日報  2008/03/26
 
東電の評価不十分 F-B断層 渡辺教授が意見 県原発小委 新潟日報  2008/04/22
 
原発「耐震裕度」 鋼材強度 揺れの大きさ 設計不確定要素見込む 新潟日報  2008/05/05
 
「原発沖 別の活断層」 県安全技術地質小委 委員が分析結果 新潟日報  2008/05/20
 
社説 原発基準地震動 安全性の論議を徹底せよ 新潟日報  2008/05/24
 
「基準地震動」国の検討本格化へ 断層帯評価に早くも疑問符 新潟日報  2008/06/04
 
断層の長さ議論 柏崎原発地質小委 結論は持ち越し 新潟日報  2008/06/12
 
柏崎原発塑性ひずみ発生否定 県技術委東電報告 委員からは反論、疑義 新潟日報  2008/07/25
 
柏崎原発地殻変動 測量の結果を説明 県「地質」小委で東電 新潟日報  2008/08/27
 
耐震安全性検討慎重に 柏崎原発・県技術委 新潟日報  2008/09/10
 
地盤を現地調査 県技術委が原発周辺視察 新潟日報  2008/09/18
 
地元反対派が現状報告 柏崎原発の閉鎖訴える科学者ら 東京で集会 新潟日報  2008/09/29
 
真殿坂断層など 東電「活動性なし」 県技術委小委は納得せず 柏崎日報  2011/08/31

 
(53)2007/11/15 多数の断層見落としか 柏崎原発沖【設置許可申請書】
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 東電が今回開示した柏崎刈羽原発周辺の海底音波探査の詳細なデータは、同社による断層の過小評価の可能性を浮かび上がらせた。同時に、東電の評価を妥当とした通商産業省(当時)や原子力安全委員会による安全審査が十分機能していなかった疑いも出てきた。
 同原発周辺海域の断層については、東電は一九七五年に提出した1号機設置許可申請書で文献に当たっただけで「いずれも小規模」と判断。今回開示されたデータを基に行った当時の評価でも、活断層は長さ1.5キロの1本だけとしていた。
 
多数の断層見落としか 柏崎原発沖70−80年代調査 国も評価を認定 新潟日報  2007/11/15
 
初歩的ミス 地形学の常識を無視 国の専門家人選に偏り 新潟日報  2008/01/05
 
出来レース 「追試」重ね却下ゼロ 国と電力 あうんの呼吸 新潟日報  2008/01/06

 
(54)2007/10/26 廃炉求め 署名開始へ 市民団体【情報公開】
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 また会見では、経済産業省原子力安全・保安院に情報公開請求した写真の分析結果を公表し、5号機のスプリングハンガーと呼ばれる炉心とタービンをつなぐ主蒸気管を支えるバネ状の装置がずれていると指摘。「主蒸気管が変形した可能性もあり、もしそうなら原発の安全性にかかわる深刻な事態だ」と訴えた。
 
廃炉求め 署名開始へ 市民団体 新潟日報  2007/10/26
 
「審議の過程」公開を 体制強化へ専門家も連携 縦割りに風穴 新潟日報  2008/01/09
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