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●初めに
 
 去年(2020年)の10月頃に、東電の汚染水の海洋放出の話が持ち上がった際に、全漁連の反対等により、先送りとなったかに見えました。しかし、今年の4月7日に、菅義偉首相が全漁連会長と官邸で面会後、全漁連の反対を無視する形で、閣議決定で、海洋放出するという政府の方針が決定されました。
 そこで、今年に入ってからの汚染水関連の記事を振り返るために、当会の記事の中で、関係する記事を採集したものを以下に作成しました。件数は143件となります。汚染水問題について、整理しておきたいという人の手助けになれば幸いです。
 なお、去年までの汚染水問題に関する記事一覧へのリンクは以下に6件ありますので、そちらも参考になさってください。
 ○ 汚染水全般(2013〜2020年) [記事数:462件]
 ○ 汚染水タンク [記事数:187件]
 ○ ALPS [記事数:83件]
 ○ 凍土遮水壁 [記事数:27件]
 ○ トリチウム [記事数:81件]
 ○ サブドレン [記事数:27件]
作成日:2021年5月12日
作成者:地震がよくわかる会


●汚染水対応施設(ALPS,凍土遮水壁、地下水バイパス等)俯瞰図

 
 以下の図は東京電力HPにある 「陸側遮水壁俯瞰図」 の縮小版です。


●記事一覧

 
(1)トリチウム処理水処分方法 政府原案が判明
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 原案では、処分方法について、放出後のモニタリングなどが「水蒸気放出よりも確実かつ安定的に実施できる」などとして「海洋放出を選択する」としています。
 そのうえで、漁業者や県内の自治体の一部が求めている陸上保管については漏洩のリスクが増すなどとし、敷地外への持ち出しは「相当な調整と時間を要する」として、いずれも退けています。
 そして、放出の際は、国の基準の40分の1程度に薄めることとし、通常運転している原発と同じ年間22兆ベクレル以内で、行うことにしています。政府の小委員会の試算によりますと、この方法で処分した場合、30年以上にわたって、海への放出が続くことになります。
 
トリチウム処理水処分方法 政府原案が判明 テレビユー福島  2021/01/05

 
(2)福島原発汚染水の海洋放出決定が間近に…国際海洋法裁判所に持ち込むべき
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 韓国の海洋水産部が12月14日に開かれたロンドン条約及びロンドン議定書加盟国会議で、福島第1原発汚染水の海洋放出が日本政府の主権事項とは言えないという立場を示した。日本の管轄範囲を超え、隣国の韓国にも被害を及ぼしかねないという理由からだ。(中略)
日本政府は通常の原発冷却水の排出の例を挙げて、福島原発汚染水の海洋放出が正当だと主張するが、原発事故の廃棄物を自然環境に放出することが認められた前例はない。
 
福島原発汚染水の海洋放出決定が間近に…国際海洋法裁判所に持ち込むべき ハンギョレ新聞  2021/01/08

 
(3)処理水タンク増設検討せず 東電、従来の主張改めて示す
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 東電の広報担当者は貯蔵タンク増設を検討しているかとの質問に対し、「タンクの増設に関する具体的な検討はしていない。使用済み核燃料や溶融核燃料(デブリ)の保管場所を含めて、敷地の利用計画は検討していく」と従来の主張を繰り返した。東電は処理水を保管する計百三十七万トンのタンクは二〇二二(令和四)年夏ごろに満杯になると試算している。
 
処理水タンク増設検討せず 東電、従来の主張改めて示す 福島民報  2021/01/08

 
(4)科学的には安全でも安心に繋げられるかは別問題 一番の懸念は【風評】
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 東京電力・福島第一原発に設置された1047基のタンク。
 137万トンの処理水を入れられるが、既に9割が埋まっている。
 処理水の処分方法について、専門家による国の検討委員会は【水蒸気放出】と【海洋放出】が現実的と判断。中でも、各国の原発で行われている【海洋放出】が『より確実』とした。
 
科学的には安全でも安心に繋げられるかは別問題 一番の懸念は【風評】 福島テレビ  2021/01/10

 
(5)福島原発の処理水対応「適切な時期に」 菅首相「できるだけ早く」から修正
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 菅義偉首相は12日、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、「適切な時期に政府として責任を持って処分方法を決める」と説明した。
 昨年10月のインドネシア・ジャカルタでの内外会見では「できるだけ早く」と語っていたが、表現を修正した。
 
福島原発の処理水対応「適切な時期に」 菅首相「できるだけ早く」から修正 時事通信  2021/01/12

 
(6)福島第1処理水「海洋放出おかしい」 山本拓元農水副大臣
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 −なぜ海洋放出に反対なのか。
 「東電は、関係者の理解なしにいかなる処分も行わないなどと福島県漁連と文書を交わした。全国漁業協同組合連合会が絶対反対と表明した海洋放出をするのはおかしい」
 「建屋への雨水流入を抑える対策などを前倒しで実施すべきだ。原発敷地内には広大な土地があり、タンク増設の余地はいくらでもある。タンクが満杯になる時期は延ばせる」
 −抜本的な対策は。
 「いくつか方法がある。耐用年数が約100年と長く利用できるタンクに変えつつ、トリチウムの半減期(12・3年)を待つ。分離技術の研究も進んでいる」
 
福島第1処理水「海洋放出おかしい」 山本拓元農水副大臣 河北新報  2021/01/15

 
(7)福島第1原発の汚染水発生量、今も1日ドラム缶700個分 地下水や雨水が浸入
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 東京電力福島第1原発で発生し続けている汚染水について、政府・東電は28日、2020年の1日当たりの発生量が140立方メートルだったと発表した。一般的なドラム缶700個分に相当する。東電は20年内に1日当たり150立方メートル程度に抑えることを目指し、対策を推進。目標は達成したものの、原発事故から10年近くがたってもゼロになるめどは立っていない。
 政府・東電は14年以降、敷地内の地下水のくみ上げや、建屋周辺の地下を囲うように設けた「凍土壁」などで、汚染水の発生を抑える対策を実施。東電などによると、15年度の1日当たりの発生量は490立方メートルで、その後は減少傾向だった。20年が140立方メートルだったのは、大雨がほぼなかったことも影響した。
 
福島第1原発の汚染水発生量、今も1日ドラム缶700個分 地下水や雨水が浸入 毎日新聞  2021/01/28

 
(8)福島第一原発処理水 タンク満杯2022年秋以降
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福島第一原発で増え続ける汚染水の2020年の発生量が、1日あたりおよそ140トンに減少したことを受け、東京電力は処理水を保管するタンクが満杯になる時期について「2022年秋以降」となる見通しを示しました。(後略)
 
福島第一原発処理水 タンク満杯2022年秋以降 テレビユー福島  2021/01/29

 
(9)福島第1原発処理水 東電がタンク増設検討 政府の方針決定遅れで
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 複数の関係者によると、増設はタンクエリアの一部が有力候補地。旧型のタンクが置かれ、解体後の活用予定がない区域だ。新型のタンク(容量1350トン)に置き換えると約1年分の保管が可能と試算される。
 東電は増設に慎重姿勢を示してきたが、日々増える処理水の保管状況が風向きを変えた。
 
福島第1原発処理水 東電がタンク増設検討 政府の方針決定遅れで 河北新報  2021/01/30

 
(10)処理水処分、方針決定急がぬ可能性 経産相「ある時期には決断」
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梶山弘志経済産業相は四日の衆院予算委員会で、東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分方針を巡り、「ある時期には責任を持って決断しなければならない」と述べた。(後略)
 
処理水処分、方針決定急がぬ可能性 経産相「ある時期には決断」 福島民報  2021/02/05

 
(11)ALPSの仕組みは妥当か−仕組みに、大きな落とし穴はないのか)
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 だが、トリチウムだけでなく、炭素14を除去することもできない。
 炭素14が放出する放射線=ベータ線の量は、トリチウムより多いと考える専門家たちは、たとえトリチウムを除去できたとしても、放射能汚染水を海洋投棄してはならない、と論じている。
蔽する原発のコンクリート遮蔽壁は多量のカルシウムを含んでいる。
 したがって、放射能汚染水は多量のカルシウム41を含んでいる。
 だがALPSは、カルシウム41を素通しする。
 
ALPSの仕組みは妥当か−仕組みに、大きな落とし穴はないのか) たんぽぽ  2021/02/08

 
(12)菅首相、処理水対応「適切な時期に」 震災追悼式、実施へ準備
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 発生から10周年を迎える東日本大震災の今年の政府主催追悼式に関しては、「実施が可能となるよう準備を行っている。最終的な開催の可否については、緊急事態宣言が発令されている現下の状況も踏まえ、引き続き検討を行っていく」と説明した。
 
菅首相、処理水対応「適切な時期に」 震災追悼式、実施へ準備 時事通信  2021/02/09

 
(13)『放射能で汚染された水で海を汚染するな!』 −国と東電の責任は重い−
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 これらは、すべてトリチウムは放射性物質ではあるが危険性は「ない」という一方的な断定に基づいて強行されようとしています。
 遠藤さんのパンフレットは、この主張を科学的に検討し、それが全くの虚偽、ウソであることを明らかにしています。
遠藤さんのトリチウム関係資料は以下のサイトにもあります。
http://blog.torikaesu.net/?eid=47
 
『放射能で汚染された水で海を汚染するな!』 −国と東電の責任は重い− たんぽぽ  2021/02/13

 
(14)韓国政府「福島原発汚染水放出の安全性検証を」 IAEAに要請
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韓国外交部の鄭冀溶(チョン・ギヨン)気候環境科学外交局長は16日、国際原子力機関(IAEA)のレンティッホ事務次長と東京電力福島第1原発の処理済み汚染水に関してテレビ会議形式で協議し、日本政府の海洋放出計画について透明性と安全性を検証するよう要請した。
 
韓国政府「福島原発汚染水放出の安全性検証を」 IAEAに要請 聯合ニュース  2021/02/16

 
(15)福島第一原発で通信トラブル 汚染水対策の「凍土遮水壁」装置が一時停止
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東京電力によると、2月18日午後4時20分ごろに通信トラブルが発生し、冷却液を冷やす装置の一部が約45分間停止したという。
 
福島第一原発で通信トラブル 汚染水対策の「凍土遮水壁」装置が一時停止 福島テレビ  2021/02/18

 
(16)地震で原発処理水タンクずれる 福島第1、東電の公表遅れ
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 東京電力は18日、福島、宮城両県で最大震度6強を観測した地震の影響で、福島第1原発の処理水や浄化途中の汚染水を入れているタンクのうち、少なくとも20基前後の位置がずれていたと発表した。ずれは最大5センチ程度とみられ、水漏れやタンクの損傷は確認されていない。
 
地震で原発処理水タンクずれる 福島第1、東電の公表遅れ 共同通信  2021/02/18

 
(17)海洋放出の風評、88%が懸念 福島原発処理水処分巡り
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共同通信のアンケートで、原発事故で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出案について尋ねたところ、88%に当たる37首長が風評被害の懸念を感じていることが22日、分かった。
 
海洋放出の風評、88%が懸念 福島原発処理水処分巡り 共同通信  2021/02/22

 
(18)福島県沖 クロソイから基準超の放射性物質 出荷を停止
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 福島県漁連によりますと22日に新地町の沖合8.8キロ、水深24メートルの漁場でとれた、クロソイという魚から放射性物質が検出されました。
 県の研究所で詳しく測定した結果、放射性セシウムの濃度が、1キロ当たり500ベクレルと、国の食品の基準である1キロ当たり100ベクレルを上回ったということです。
 県漁連がより厳しく定めている1キロ当たり50ベクレルの自主基準も超えていたことから、県漁連は安全性が確認できるまでクロソイの出荷を停止することを決めました。
 
福島県沖 クロソイから基準超の放射性物質 出荷を停止 NHK  2021/02/22

 
(19)福島県漁業復興協議会 クロソイは原発港湾由来か
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 (福島県水産海洋研究センター齋藤健所長)「福島第一原子力発電所港内で、クロソイが採取された実績が7点ほどある、また、この最大値が、2019年2月9日に採捕されました885ベクレルパーキログラムだったことから考えて、福島第一原子力発電所港内由来である可能性も考えられるのかなと考えております」
 県漁連の野崎会長は現時点で、3月末での試験操業の終了に影響はしないとしています。
 
福島県漁業復興協議会 クロソイは原発港湾由来か テレビユー福島  2021/02/24

 
(20)福島第1 高濃度の放射性汚泥 安全管理に疑問符 東電 容器の状態把握できず
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 福島第1原発では、溶融した核燃料(デブリ)冷却のための注水や地下水、雨水の流入で汚染水が発生。多核種除去設備(ALPS)で浄化後、タンクで保管している。
 管理で懸念されているのは、浄化前の過程で発生する高濃度の放射性物質を含む汚泥を入れるポリエチレン製の特殊な容器(容量約3立方メートル)。この容器はさらにコンクリートの箱に入れるが、強い放射線による容器の劣化や、汚泥の膨張による水濡れの恐れがある。
 
福島第1 高濃度の放射性汚泥 安全管理に疑問符 東電 容器の状態把握できず 東奥日報  2021/02/28

 
(21)先送りが続く「汚染水」の行方
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 「この処理水をいま、環境に出すという方針を国の方で検討していただいていて、その方針が出るというふうに我々は考えていますので。(Q.要するに、国の方針に従うしかないということですか)はい。我々はそれを待ってるという段階になります」(東京電力・廃炉コミュニケーションセンター 木元崇宏副所長)
 
先送りが続く「汚染水」の行方 TBSNEWS  2021/03/02

 
(22)第一原発排水路で警報 東電発表 雨水の放射性物質上昇
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 東電によると、二日午後六時二十分ごろ、排水路に設置している放射線検知器の警報が鳴った。くみ上げた水からは一リットル当たり八九〇ベクレルのベータ線が確認され、前日の三・一ベクレルから約二百八十七倍の上昇が確認された。東電は原因を調べている。
 
第一原発排水路で警報 東電発表 雨水の放射性物質上昇 福島民報  2021/03/04

 
(23)菅首相が福島視察 原発処理水処分「先送りすべきでない」
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菅義偉(すが・よしひで)首相は6日、東日本大震災からの復興状況を確認するため、福島県を視察した。11日で震災から10年となるのを前に、復興に取り組む姿勢をアピールするのが狙い。(後略)
 
菅首相が福島視察 原発処理水処分「先送りすべきでない」 産経新聞  2021/03/06

 
(24) 菅首相の「処分方法決定」方針は誤り 汚染水は長期保管で放射能濃度の減衰を待つべき 山崎久隆
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 「適切な時期に政府が責任を持って処分方針を決定していきたい」「タンクが増加し、敷地が逼迫(ひっぱく)してきている。いつまでも決定せずに、先送りするべきではない」(福島民友3月7日)
 しかし、決定するのは東電であって政府ではありません。そのことは経産省の官僚との間で何度も繰り返し確認してきたことです。規制委もその立場です。国はあくまでも処分方法を提案するだけです。
 
菅首相の「処分方法決定」方針は誤り 汚染水は長期保管で放射能濃度の減衰を待つべき 山崎久隆 たんぽぽ  2021/03/09

 
(25)原発事故10年 「トリチウム水」「処理水」どう処分する
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 まず、専門家チームによる処分方法の技術的な検討がおよそ2年半にわたって行われ、報告書では、次の5案が示されました。
 ▽基準以下に薄めて海に放出する案
 ▽加熱して蒸発させ大気中に放出する案
 ▽電気分解で水素にし大気中に放出する案
 ▽地中深くの地層に注入する案
 ▽セメントなどにまぜて板状にし地中に埋める案
 このとき、トリチウムを分離して取り除く技術についても検討されましたが、すぐに実用化できる段階の技術ではないとの結論になりその後の検討には加えられていません。
 そして、2016年からは社会学者や風評の専門家などを交えた国の小委員会が総合的な検討を3年あまりかけて行い、5案のほかにタンクなどでの保管継続を加えたおおむね6つの方法について議論を交わしました。
 そして、小委員会は2020年2月、基準以下に薄めるなどして▼海に放出する方法と▼蒸発させて大気中に放出する方法が前例もあって現実的だとした上で、海の方が確実に実施できるとする報告書をまとめました。
 
原発事故10年 「トリチウム水」「処理水」どう処分する NHK  2021/03/11

 
(26)原発処理水、監視協力を要請 透明性確保でIAEAに 梶山経産相
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 梶山氏は、東京電力福島第1原発事故後の処理水処分で政府が検討する海洋放出をめぐり、環境への影響監視などをIAEAが確認・検証して透明性を確保することへの協力を要請。グロッシ氏は応じる意向を示した。
 
原発処理水、監視協力を要請 透明性確保でIAEAに 梶山経産相 時事通信  2021/03/23

 
(27)菅首相、全漁連会長と面会で調整 福島第1の汚染処理水巡り
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 菅首相は6日夜、BS日テレの番組に出演し、満水に近づいている処理水の処分について「先送りを続けるのは避けるべきだ」と指摘。政府が検討する海洋放出に向け、岸会長との会談を調整していると明かし、「意見交換が極めて大事だ。(処分の)検討を進める上で意見交換する」と述べた。政府はタンクの容量が満水になる時期を「22年秋以降」としている。
 
菅首相、全漁連会長と面会で調整 福島第1の汚染処理水巡り 毎日新聞  2021/04/06

 
(28)原発処理水、海洋放出で最終調整 13日に関係閣僚会議
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 首相は6日夜のBS日テレ番組で、岸氏との面会を調整しているとした上で「漁業関係者の皆さんと意見交換することは極めて大事だ。同時にいつまでも(処理水を)放置していくわけにはいかない」と強調した。
 
原発処理水、海洋放出で最終調整 13日に関係閣僚会議 産経新聞  2021/04/06

 
(29)汚染処理水処分、憤る東北の漁業者 「安全というなら東京湾に」
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 宮城県の漁業関係者の間でも困惑の声が出ている。女川町の60代の男性漁師は「隣県の漁業者として海洋放出は断固反対だ」と語気を強める。原発事故後、三陸沿岸でもヒラメやタラなどから放射性セシウムが検出されたことがあり、風評被害で韓国向けのホヤの輸出は止まったままだ。男性漁師は「売れ残ったホヤの廃棄処分をせざるを得なかったこともある。そんなに安全というなら、東京湾に運んで放出すればいい」と語る。
 
汚染処理水処分、憤る東北の漁業者 「安全というなら東京湾に」 毎日新聞  2021/04/07

 
(30)汚染処理水処分「近日中に判断」 首相表明、関係閣僚会議開催へ
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 岸氏によると、菅首相からは「処理水の処分は避けて通れない。海洋放出がより現実的という有識者による政府小委員会の報告書を踏まえ、政府の方針を決定したい」と、汚染処理水の処分に理解を求められた。これに対し、岸氏は放出反対の姿勢を崩さなかったものの、海洋放出を前提にする場合は▽国民への丁寧な説明▽風評被害対策の明確化▽安全性の担保▽漁業継続への支援▽処理水の保管方法に関しての再検討――という五つの要望をした。
 
汚染処理水処分「近日中に判断」 首相表明、関係閣僚会議開催へ 毎日新聞  2021/04/07

 
(31)首相、海洋放出「近日中に判断」 原発処理水、全漁連会長は反対
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東京電力福島第1原発の処理水を巡り、菅義偉首相は7日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長と官邸で面会し、放出決定への理解を求めた。岸氏は改めて反対を伝達。(後略)
 
首相、海洋放出「近日中に判断」 原発処理水、全漁連会長は反対 東奥日報  2021/04/07

 
(32)海洋放出 福島県漁連会長「淡々と意思を表明したい」
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 「漁業者はこの10年、本格操業を目指して我慢と苦労を重ね前に進んできた。海洋放出の決断については慎重に判断すべきだ」。県内漁業者が本格操業移行に向けて動きだす中、新地町の大堀武町長はこうくぎを刺した。いわき市の清水敏男市長も「関係者に丁寧に説明し、慎重に対応してほしい」と求めた。
 
海洋放出 福島県漁連会長「淡々と意思を表明したい」 河北新報  2021/04/08

 
(33)「風評は間違いなく再燃する」福島県・浜通り首長の声
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(前略)海洋放出方針の決定への理解を求めたことを受け、浜通りの首長からは、海洋放出について「慎重に判断すべきだ」との声や、風評被害対策を早急に明示するよう求める意見が上がった。(後略)
 
「風評は間違いなく再燃する」福島県・浜通り首長の声 福島民友  2021/04/08

 
(34)「いくら薄めても消費者は離れる」 海洋放出に渦巻く漁師らの不安
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 一方、女川町の60代の男性漁師は「隣県の漁業者として、海洋放出は断固反対」と語気を強める。東京電力福島第1原発事故後、三陸沿岸でもヒラメやタラなどから放射性セシウムを検出し、風評被害でホヤの韓国への輸出は止まったままだ。男性は「売れ残ったホヤの廃棄処分をせざるをえなかったこともある。そんなに安全というなら、船で東京湾に運んで放出すればいい」と批判した。
 
「いくら薄めても消費者は離れる」 海洋放出に渦巻く漁師らの不安 毎日新聞  2021/04/08

 
(35)【処理水問題】強行は許されない(4月8日)
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 それから五カ月余りが過ぎたが、その間、政府は何をしたのだろうか。菅首相は国会答弁などで「いつまでも先送りすべきでない。適切な時期に方針を決定したい」と繰り返すばかりで、処分方針や具体的な風評対策の説明は一切なされなかった。
 本来であれば、方針を決める前に、あらためて処理水処分について考える場を設ける必要がある。処理水の安全性や移送の可否、海洋放出による影響、風評被害が発生しにくい処分方法の検討結果などを分かりやすく示すべきだった。何もしなければ処理水処分への理解が県内はもちろん、全国に広がるはずもない。結局は「スケジュールありき」「海洋放出ありき」と言われても仕方あるまい。
 
【処理水問題】強行は許されない(4月8日) 福島民報  2021/04/08

 
(36)原発処理水の海洋放出に中国「周辺国と協議を」 韓国メディアも懸念
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日本政府が東京電力福島第一原発で発生した処理水を海に放出する方針を固めたことについて、中国外務省の趙立堅副報道局長は9日の定例記者会見で「周辺国との十分な協議の上で、慎重に処理方法を決めるべきだ」と注文をつけた。
 
原発処理水の海洋放出に中国「周辺国と協議を」 韓国メディアも懸念 東京新聞  2021/04/09

 
(37)海洋放出 日本共産党宮城県議団が県に反対するよう求める
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 日本共産党宮城県議団 天下みゆき議員「一番の風評被害対策は、海洋放出をしないこと。知事として明確に反対だという意向を政府にきちんとおっしゃっていただきたい」
 村井知事は7日、海洋放出について梶山経済産業大臣に対し「安全性についてしっかりと説明してほしい」と伝えたということですが、賛否は明らかにしていません。
 
海洋放出 日本共産党宮城県議団が県に反対するよう求める KHB東日本  2021/04/09

 
(38)政府 福島第一原発のトリチウムなど含む水 海洋放出方針固める
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 福島第一原発にたまり続けるトリチウムなどを含む水は海に放出する方針が決まってもすぐに放出することはできません。
 現在、敷地内のタンクにためられている水に含まれるトリチウムの濃度は環境中に放出する際の国の基準を超えているため、このままでは放出できず海水で薄めなければなりません。
 そのため、海水を取り込むポンプや配管など新たな設備をつくる必要があります。
 また、トリチウム以外の放射性物質の濃度も基準を超えているものがあるため、放出に向けてはトリチウム以外の放射性物質の濃度が基準以下になるまで改めて処理設備にかけて濃度を下げる必要があります。
 トリチウムの濃度を薄めるために新たに必要になる設備の建設や運用には、原子力規制委員会の審査を受ける必要もあります。 東京電力は、こうしたことに2年程度の期間がかかるとの見通しを示しています。
 
政府 福島第一原発のトリチウムなど含む水 海洋放出方針固める NHK  2021/04/09

 
(39)金子勝 原発処理水海洋放出を批判「日本を滅ぼす政策しかしない」
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 金子教授は「【菅政権は日本を滅ぼす政策しかしない】」とし、「13日の閣僚会議で、福島第1原発の処理水を海洋放出するという。政策はことごとく失敗したうえに、何一つ正しいことをしない。とくに人命を軽視する。そういう政府を『独裁』という」などと投稿した。
 
金子勝 原発処理水海洋放出を批判「日本を滅ぼす政策しかしない」 デイリースポーツ  2021/04/10

 
(40)汚染処理水保管タンク増設を検討 政府と東電、放出遅れに備え
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 また、汚染水には雨水も入り込むため、記録的な大雨に備えてタンクの空き容量を増やす狙いもある。通常は1日当たり約140立方メートルの汚染水が発生しているが、台風が接近すると5倍程度に増える場合もある。
 取材に対して東電幹部は「増設も含めて総合的に検討する」と認めた。経済産業省幹部は「海洋放出が実現しても、放射性物質の濃度を下げるALPS(アルプス=多核種除去設備)に不具合が起きれば、汚染水は保管しないといけない」と述べた。
 
汚染処理水保管タンク増設を検討 政府と東電、放出遅れに備え 毎日新聞  2021/04/10

 
(41)海洋放出 千葉県内漁業者は反発 「風評被害怖い」「次世代への影響心配」
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 勝浦で水揚げされたビンチョウマグロは加工品にするためタイヘ輸出されているが、原発事故後しばらく輸出が止まった。「今も日本の魚に抵抗感を持つ国がある。海外から見れば福島も千葉も違いはない」と再びの規制を強く懸念する。
 
海洋放出 千葉県内漁業者は反発 「風評被害怖い」「次世代への影響心配」 千葉日報オンライン  2021/04/10

 
(42)「漁師をばかにしているのか」立民・枝野代表、原発処理水海洋放出に
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 立憲民主党の枝野幸男代表は10日、東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける処理水を海洋放出する政府の方針について、地元への説明が不十分だとして「政府は福島県民、漁師をばかにしているのかという怒りでいっぱいだ。県民の声を無視し、結論ありきで走っている」と批判した。遊説先の長野県松本市で記者団の質問に答えた。
 
「漁師をばかにしているのか」立民・枝野代表、原発処理水海洋放出に 産経新聞  2021/04/10

 
(43)処理水処分、議論の最終盤に東電「不在」
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 政府と全国漁業協同組合連合会(全漁連)のトップ会談が首相官邸で実現した7日午後、東電の小早川智明社長は約1・5キロ先離れた本社ビルで柏崎刈羽原発に関する記者会見を開催した。
 会談への受け止めを問われると「政府のプロセスについては承知しておらず、コメントは差し控える」。10年越しの難題が最終盤に入っても、東電社長は素っ気ない反応を見せた。
 
処理水処分、議論の最終盤に東電「不在」 河北新報  2021/04/10

 
(44)汚染水を流すな 「福島復興」の名の下に環境汚染 山崎久隆
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 暴挙。表現するならば、これに尽きる。
 東京電力福島第一原発事故から10年を経て、国は汚染水を海洋放出することを政府決定しようとしている。
汚染水増加を止められない東京電力−
減らすための取り組みに失敗し続けた
過去に放射性物質の投棄を阻止した日本−
旧ソ連の原潜解体による放射性廃棄物の海洋投棄に反対した
汚染水問題には解決策はある−海に捨てる以外に方法はいくらでもある
東京電力に対しても、海洋投棄をさせない取り組みが必要だ
 国が決定をしても、主体は東京電力である。東電が貯蔵を決断すれば可能だ。
 東京電力に対しても、海洋投棄をさせない取り組みが必要だ。
 
汚染水を流すな 「福島復興」の名の下に環境汚染 山崎久隆 たんぽぽ  2021/04/10

 
(45)海洋放出方針に抗議 原発処理水、市民団体が声明
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 声明は、同委員会が以前から提言してきた、堅固な大型タンクでの保管継続や、モルタル固化による処分などの代替手段について、政府や東電が検討していないと指摘。東電には原発事故で大量の放射能を放出した責任があり、「さらに大量のトリチウムを意図的に追加放出することは許されない」と非難した。
 
海洋放出方針に抗議 原発処理水、市民団体が声明 時事通信  2021/04/11

 
(46)「汚染水垂れ流し許さない」 政府放出方針に抗議
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政府が東京電力福島第1原発で発生した処理水を海洋に放出する方針を固めたのを受け、郡山市の市民団体が10日、JR郡山駅前で抗議活動を繰り広げた。
 
「汚染水垂れ流し許さない」 政府放出方針に抗議 河北新報  2021/04/11

 
(47)ALPS処理汚染水 海洋放出問題についての緊急声明
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1.社会的な合意形成の手続きが踏まれていない
 ALPS小委員会の「海洋放出が現実的」とする報告書が公開されて以降、一般市民が意見を言えるような公聴会は開催されておらず、政府が「関係団体」として指定した団体の代表42人の意見が聴取されたのみである(しかも42人中、41人が男性である)。パブリック・コメントは集められたものの、きわめて形式的な手続きにとどまり、一般から提起された懸念や提案された代替案については、何ら議論されていない。
2.トリチウムは放射性物質であり、環境への放出は厳に避けるべきである
3.海洋放出を決定しても、数十年におよぶ長期間のタンク保管は避けられない
4.汚染水対策を含む「廃炉」方針および工程の技術的な見直しが不可欠である
 汚染水が増え続け、タンクを増設する敷地が足りないことが海洋放出の理由とされている。しかしそれは事実ではない。私たちは次のように、現実に実行可能な技術的代替策について、これまで繰り返し提言してきた。
・汚染水については、堅牢な大型タンクによる保管継続か、モルタル固化処分が現実的かつ合理的である。政府は大型タンクからの漏洩リスクについて指摘しているものの、石油備蓄タンクなどの設置・運用実績から、十分な信頼性がある。
・デブリの取出しを前提として、そのための敷地を確保することが、タンクを増設できない理由とされている。しかし、デブリの取出しは技術的にも費用的にまったく見通しが立っておらず、無理にすすめるべきではない。
・汚染水の増加を防ぐためには、デブリの空冷化を早期に実現すべきである。
・デブリを含む事故炉を「外構シールド」で覆い、放射能の拡散を防ぐ「長期遮蔽管理」に移行すべきである。
 
ALPS処理汚染水 海洋放出問題についての緊急声明 原子力市民委員会  2021/04/11

 
(48)福島県福島市では抗議デモ(福島第一原発・処理水)海洋放出
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JR福島駅前で行われた抗議デモには約30人が参加し、海洋放出以外の方法で処理水を処分するよう訴えた。ふくしま復興共同センター・斎藤富春代表委員:「風評被害を助長するような、そういう判断をすること自体、私は理解できない」
 
福島県福島市では抗議デモ(福島第一原発・処理水)海洋放出 福島テレビ  2021/04/12

 
(49)宮城県漁協「壊滅的な打撃を受ける」 海洋放出の方針に反対
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県漁協 寺沢春彦 組合長
 「海洋放出されてしまうと、宮城県の水産業は壊滅的な打撃を受ける。流通の段階ではまだまだ復興途中という思いもあります。全ての人に影響を及ぼすので、まず海洋放出は絶対反対」
 
宮城県漁協「壊滅的な打撃を受ける」 海洋放出の方針に反対 仙台放送  2021/04/12

 
(50)原発処理水の海洋放出方針に抗議 首相官邸前
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処理水を、海洋に放出する方針を政府が固めたことを受けて、これに反対する市民団体などが12日、都内の首相官邸前で抗議デモを行った。
 
原発処理水の海洋放出方針に抗議 首相官邸前 時事通信  2021/04/12

 
(51)日本の汚染水海洋放出迫る…24カ国の市民団体が反発
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 日本政府の汚染水海洋放出決定が近づき日本の市民団体が各国の市民団体と連帯して反対の声を出している。

 日本の市民団体である原子力規制を監視する市民の会と国際環境運動団体FoEジャパンなどは12日に東京の参議院議員会館で緊急記者会見を行い、福島第1原発汚染水の海洋放出の問題点を指摘し海洋放出決定をしないよう促した。
 
日本の汚染水海洋放出迫る…24カ国の市民団体が反発 中央日報  2021/04/12

 
(52)原発処理水放出で反対デモ 「子どもの将来心配」 福島
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(前略)処理水を海洋放出する政府の方針に反対する市民のデモが13日、福島県庁前で行われた。数十人の参加者はプラカードを手に「これ以上海を汚さないで」などと抗議した。
 
原発処理水放出で反対デモ 「子どもの将来心配」 福島 時事通信  2021/04/13

 
(53)国会周辺で抗議活動が広がる 海洋放出は10年間の漁師の努力を踏みにじる
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 12日、まずは国内外で集めた海洋放出反対署名6万4431筆を環境保護団体FoEジャパンやグリーンピース・ジャパンなど7つの市民団体が経済産業省に提出。その後、団体らが主催した記者会見が東京・永田町の参議院議員会館で開かれ、その後、首相官邸前で抗議集会をおこなわれた。
 原子力資料情報室の伴英幸共同代表は、「デブリ(溶け落ちた核燃料)の取り出しそのものが無理だ。万が一流すことになったら20年を超えて薄めて流し続けることになるが、東京電力にそれをする適格性があるとは思えない」と指摘した。
 
国会周辺で抗議活動が広がる 海洋放出は10年間の漁師の努力を踏みにじる ゲンダイ  2021/04/13

 
(54)首相官邸前抗議決議文「放射能汚染水の「海洋放出」の閣議決定に断固抗議する」
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 有識者による政府の小委員会が2020年2月に公表した報告書には、放射能汚染水の扱いについては「現地や関係業界と丁寧に議論をして、国民的な合意ができたら政府が決定する」としていた。
 にもかかわらず、その後まともな議論もないまま、閣議決定でこの問題を乗り切ろうとすることは、国民合意、県民合意もないまま、ふたたび福島に放射能の被害を押し付けることになり断じて許せない。
 また、2015年、東京電力は「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留します」と漁業者に文書で回答したことも忘れてはならない。
 海洋放出をこのまま容認すれば、信義さえ欠くものだ。
 
首相官邸前抗議決議文「放射能汚染水の「海洋放出」の閣議決定に断固抗議する」 さようなら原発実行委員会  2021/04/13

 
(55)声明:処理汚染水の海洋放出決定に抗議する
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 「大型タンク貯留案」は、ドーム型屋根、水封ベント付きの大型タンクを建設する案だ。建設場所としては、福島第一原発の敷地内の7・8号機建設予定地、土捨て場などを提案。大型タンクは、石油備蓄などに使われており、多くの実績をもつ。ドーム型屋根を採用すれば、 雨水混入の心配はない。防液堤の設置も含まれている。「モルタル固化処分案」は、アメリカのサバンナリバー核施設の汚染水処分でも用いられた実績がある。汚染水をセメントと砂でモルタル化し、半地下の状態で保管するというものである。
 地元の漁業者は、事故直後から、東電による汚染水の意図的、非意図的な放出に何度も苦汁を飲まされてきた。2011年4月、東電は汚染水1万トンを「緊急時のやむをえない措置」として放出。この時、漁業者との協議はなく、全漁連は東電に対して強く抗議した。2013年には、原発構内の高濃度の汚染水が流出し続けていることを、東電は後から発表した。2015年、福島県漁連が地下水バイパスやサブドレンの水を海洋放出することを了承せざるを得なかったとき、タンクにためられているALPS処理汚染水に関して、東電は「関係者の理解なしには処分をしない」と約束した。それにもかかわらず、海洋放出をするとなれば、この約束を反故にすることなる。
 
声明:処理汚染水の海洋放出決定に抗議する FoE Japan  2021/04/13

 
(56)ALPS処理水の定義を変更しました
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「ALPS処理水」の定義を変更します。今後は、「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のみを「ALPS処理水」と呼称することとします。
 
ALPS処理水の定義を変更しました 経産省  2021/04/13

 
(57)漁業者「国も東電も信用できない」 6年前の約束はどこへ 海洋放出
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 相馬市の松川浦漁港の男性漁師(69)は、東電が2015年に処理水の処分を巡り県漁連に「関係者へ丁寧に説明し、理解無しにはいかなる処分もしない」と約束したことに触れ、「(放出したら)約束違反だべ」と怒った。
 
漁業者「国も東電も信用できない」 6年前の約束はどこへ 海洋放出 東京新聞  2021/04/13

 
(58)福島第1原発の処理水は長期保管を 山本拓・自民党
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 私は自民党の資源・エネルギー戦略調査会長を長年務めたが、凍土壁に予算をつけた際には、賛成・反対、いろいろな意見があった。私は山側に遮水板を造る案を主張したが却下された。凍土壁を造るのに国費約345億円を投じ、維持するのに年間数億円がかかっている。
 汚染水が止まるのならと思っていたが、完成してもまだ水が漏れているのなら話が違う。いったいどういうことなのか。東電はきちんと説明してほしい。
 
福島第1原発の処理水は長期保管を 山本拓・自民党 毎日新聞  2021/04/13

 
(59)ALPS処理水の海洋放出決定について_立憲民主党代表_枝野幸男
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国民の理解も全く得られず、風評被害対策も具体的に示すことなく、また、当面は地上保管を継続し福島のみに負担を強いることのない処分方法の検討を求めていた我が党の提案も真剣に検討しないまま決定された今回の決定は、誠に遺憾である。このまま海洋放出すれば、福島のみならず、日本の漁業全体に壊滅的な打撃を与えることは必至で、本格操業に向けて、これまで必死に積み上げてきた漁業者の努力が処理水の海洋放出により水泡に帰すことは確実であり、関係者からすれば「築城10年、落城1日」の思いである。
 
ALPS処理水の海洋放出決定について_立憲民主党代表_枝野幸男 立憲民主党  2021/04/13

 
(60)「努力無駄に」憤る福島の漁業者 「決定は最悪のタイミング」
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福島県の漁業関係者からは「原発事故の風評に悩まされた10年間の努力が無駄になる」などと憤りの声が上がった。福島県の沿岸漁業は海域や操業日を絞った試験操業を3月で終え、ようやく本格操業へ向けた移行期間に入ったばかり。漁師らは「決定は最悪のタイミングだ」と嘆いた。
 
「努力無駄に」憤る福島の漁業者 「決定は最悪のタイミング」 共同通信  2021/04/13

 
(61)全漁連会長「容認できない、強く抗議」 処理水海洋放出決定
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 声明は、海洋放出決定について「福島県のみならず全国の漁業者の思いを踏みにじる行為」と批判。「今後とも反対の立場はいささかも変わらない」とした。そのうえで政府に対し、反対意見がある中で方針を決定した理由の説明▽風評被害への対応▽処理水の安全性の担保▽漁業者が漁業を続けるための方策の提示▽福島第1原発敷地内での汚染処理水の保管継続や新たな処理方法の検討――を強く求めた。
 
全漁連会長「容認できない、強く抗議」 処理水海洋放出決定 毎日新聞  2021/04/13

 
(62)原発処理水の海洋放出を正式決定 2年後、大幅希釈し着手
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東京電力福島第1原発で増え続ける処理水の処分に関し、政府は13日、関係閣僚会議を首相官邸で開き、海洋放出の方針を正式決定した。2年後を目途に第1原発敷地内から放出に着手。
 
原発処理水の海洋放出を正式決定 2年後、大幅希釈し着手 共同通信  2021/04/13

 
(63)原発処理水放出、反故にされた「漁師との約束」
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 経済産業省および東電は2015年8月、ALPS処理水について、「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」と福島県漁業協同組合連合会に書面で回答している。今回の方針決定は、そうした約束を反故にするものに等しい。
 今回の決定に対して、漁業関係者は強く反発している。全国漁業協同組合連合会(全漁連)は13日付けで声明を発表。2015年の回答を引き合いに出したうえで、「なぜこの回答を覆したのか。福島県のみならず、全国の漁業者の思いを踏みにじる行為である」と抗議した。
 東電は2015年当時、原子炉建屋への地下水流入を抑制するため、原発の敷地内に設けた井戸から地下水をくみ上げた上で海洋に放出する方針を表明。その際に、いったん燃料デブリに触れて発生したALPS処理水については海洋放出せずに「発電所敷地内のタンクに貯留する」と確約した。しかし、わずか6年でその約束を破ろうとしている。
 
原発処理水放出、反故にされた「漁師との約束」 東洋経済  2021/04/14

 
(64)処理水海洋放出、与党に異論 「拙速」「事前説明なし」
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 下村博文政調会長は会合で「ぎりぎりの判断だ」と理解を示した。これに対し、出席者の一人は「漁業者ともっと意見交換すべきだった」と指摘。被災地出身の議員は「政府から説明を受けたのはきょうが初めてだ」と事前の調整不足に苦言を呈した。
 日韓議連会長でもある額賀氏は中韓両国の反発に触れ、「科学的根拠を持ってしっかり説明しなければならない」と強調した。
 
処理水海洋放出、与党に異論 「拙速」「事前説明なし」 時事通信  2021/04/14

 
(65)大阪湾への処理水放出検討発言 市民団体が府に撤回申し入れ
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 政府が海洋放出を決めた東京電力福島第1原発の汚染処理水について、大阪府の吉村洋文知事は13日、記者団に「政府の要請があれば大阪湾での放出も検討したい」と述べた。これに対し、市民団体「放射能拡散阻止委員会」は14日、「知事はまず新型コロナウイルス対応に専念すべきだ」とした上で「処理で除去されないトリチウム以外の放射性物質も多く含まれている」などとし、府に発言撤回などを申し入れた。
 
大阪湾への処理水放出検討発言 市民団体が府に撤回申し入れ 毎日新聞  2021/04/14

 
(66)社説:処理水の放出 対話する姿勢ないまま
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 東電による賠償も盛り込まれたが、東電への不信は根深い。浄化済みと説明していた処理水に、トリチウム以外の放射性物質が残留していたことは記憶に新しい。
 政府と東電は、放出したトリチウムの濃度をモニタリング(放射線監視)し情報発信することで、風評被害をなくすという。しかし、それも信頼あってのことではないか。
 政府は昨春から意見聴取の会合を開いてきたが、関係団体などから意見を聴くだけだった。広く一般国民の声を聴く公聴会は一度も設けられず、処理水放出をめぐる対話の姿勢は見られない。
 
社説:処理水の放出 対話する姿勢ないまま 京都新聞  2021/04/14

 
(67)米国、日本の汚染水海洋放出決定を支持…国際基準の“抜け道"が浮き彫りに
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しかし、国際的に共通の排出基準がなく、国ごとに基準が異なる。米国と韓国がそれぞれ1リットル当たり放射線量3万7000ベクレル(放射性物質の1秒当たり崩壊回数の単位)と4万ベクレルを基準にしている一方、日本は6万ベクレルで、比較的高い。日本は今回、海水を混ぜてトリチウムの放射線量を基準より40分の1(1500ベクレル)未満に薄めて放流すると発表した。薄めたところで、海に流れ込むトリチウムの総量は変わらないが、総量に対する最小限の国際基準すらない。
 
米国、日本の汚染水海洋放出決定を支持…国際基準の“抜け道"が浮き彫りに ハンギョレ新聞  2021/04/14

 
(68)汚染水、浄化しても発ガン物質…日本が情報公開せずシミュレーション不可
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しかし、東京電力が昨年12月に発表した資料によると、一部の放射性物質は依然として排出基準を大きく上回っている。骨髄に蓄積され血液がんのリスクを高めることが知られるストロンチウム(Sr)90は、1リットルの汚染水に平均で3355ベクレル含まれている。排出基準(30ベクレル/リットル)を実に110倍以上も上回る高濃度だ。
 
汚染水、浄化しても発ガン物質…日本が情報公開せずシミュレーション不可 ハンギョレ新聞  2021/04/14

 
(69)社説[原発処理水海洋へ]放出強行は許されない
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 政府は処分の基本方針で、モニタリング(放射線監視)を安定実施できる海洋放出を選択、2年後をめどに放出を開始することなどを決定した。
 同様の海洋放出が、国内外の原発で行われていることも根拠の一つとされている。
 ただ、最悪レベルの事故を起こした原発の大量の処理水の放出による風評被害は避けられず、同じ土俵で論じるわけにはいかない。
 
社説[原発処理水海洋へ]放出強行は許されない 沖縄タイムス  2021/04/14

 
(70)原発処理水の海洋放出、衆院選争点化へ 「もろに影響」与党動揺
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 今回の決定に先立ち、首相は全国漁業協同組合連合会の岸宏会長と7日に会談。岸氏は反対の姿勢を崩さなかったが、首相はそれから1週間足らずで押し切った。政府は「安全性はクリアした」(首相周辺)との立場だが、首相自身が全漁連や福島県民に説明を尽くしたとは言い難い。風評被害を抑えられる保証もなく、政府関係者は「次期衆院選の福島は難しくなる」と逆風を認める。
 
原発処理水の海洋放出、衆院選争点化へ 「もろに影響」与党動揺 時事通信  2021/04/14

 
(71)原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘
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 「断っておきますが、自分は原発推進派です。菅首相も支持しています。ただ、原発処理水に関する報道は、事実と異なることが多いので、国民に事実を伝えるべきだと思っています。東京電力が2020年12月24日に公表した資料によると、処理水を2次処理してもトリチウム以外に12の核種を除去できないことがわかっています。2次処理後も残る核種には、半減期が長いものも多く、ヨウ素129は約1570万年、セシウム135は約230万年、炭素14は約5700年です」
 さらに「通常の原発でも海に流している」という報道も、誤解を招くという。
 「ALPS処理水と、通常の原発排水は、まったく違うものです。ALPSでも処理できない核種のうち、11核種は通常の原発排水には含まれない核種です。通常の原発は、燃料棒は被膜に覆われ、冷却水が直接、燃料棒に触れることはありません。でも、福島第1原発は、むき出しの燃料棒に直接触れた水が発生している。処理水に含まれるのは、“事故由来の核種"です」(山本拓議員)
 
原発汚染水にトリチウム以外の核種…自民原発推進派が指摘 ゲンダイ  2021/04/14

 
(72)ロシア外務省、処理水海洋放出に「日本の情報は不十分」と懸念表明
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 放射性物質を含む処理水の海洋放出について、ロシア外務省のザハロワ報道官は13日、声明を発表。その中で「残念ながら、今回の決定に当たり、ロシアを含む近隣諸国と協議を行う必要がないと判断した。この問題に関する日本からの公式情報は不十分だ」と指摘しました。そのうえで「特に環太平洋地域への環境リスクの評価が含まれていないことに深刻な懸念を表明する」としています。
 
ロシア外務省、処理水海洋放出に「日本の情報は不十分」と懸念表明 TBS  2021/04/14

 
(73)経産相 IAEA事務局長と会談 国際的な懸念払拭へ協力要請
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 このなかで、梶山大臣は、「政府が策定した基本方針では、IAEAの協力を得て情報公開を徹底し、風評被害の払拭に向けた取り組みを行うことにしている」と述べ、安全性の検証や情報発信などで国際的な懸念の払拭に向けた協力を要請しました。
 これに対しグロッシ事務局長は、「協力はもちろん積極的に受けさせていただく。日本および海外の多くが今回の決定を評価していると思う」と述べました。
 
経産相 IAEA事務局長と会談 国際的な懸念払拭へ協力要請 NHK  2021/04/14

 
(74)「トリチウム」ゆるキャラが物議
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 復興庁は13日、ウェブサイトで「ALPS処理水について知ってほしい3つのこと」と題してポスターとウェブ動画を公開した。この中でトリチウムが愛嬌のあるキャラクターとして登場する。
 原子力災害復興班によれば、福島県の復興の現状などを伝える「メディアミックス事業」の一環として作成した。事業は電通に約3億円で委託した。前述のキャラクター関連の費用については「企業情報なので詳細には申し上げられない」。
 
「トリチウム」ゆるキャラが物議 JCAST  2021/04/14

 
(75)国際海洋法裁への提訴検討 原発処理水で「大きな懸念」―韓国大統領
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韓国の文在寅大統領は14日、日本政府が原発処理水の海洋放出方針を決定したことを受け、放出差し止めに向けた暫定措置も含め、国際海洋法裁判所(ドイツ・ハンブルク)への提訴を検討するよう指示した。
 
国際海洋法裁への提訴検討 原発処理水で「大きな懸念」―韓国大統領 時事通信  2021/04/14

 
(76)福島第一原発の汚染水海洋投棄に反対する 貯蔵継続が地元の願い たんぽぽ舎声明
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1.政府決定の誤り
2.「関係閣僚等会議」に決定の権限はあるのか
  経産省の回答「汚染水処理の決定権と責任は東京電力にある」
 実際に、経産省にも問い合わせた結果、「汚染水処理の決定権と責任は東電にある」と回答をしている。
 国が行うことができるのは、違法な投棄や排出を規制し、それを差し止めることであり、環境を守る立場だ。不当な廃棄物投棄を事業者に強制することではないのである。
3.逃げ回る東京電力
  「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」の約束違反
 処理を巡って東電は2015年8月に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と約束した。
 ところがその後は、政府の決定を待つだけの姿勢に終始してきた。
 主体性を放棄したかの東電の姿勢は、東電体質と呼ばれる無責任体制が、ここでも露呈していた。これで関係者と合意形成できるわけがない。
4.汚染水の排出は環境や人体に影響を与える
 日本では、加圧水型軽水炉の玄海原発がある玄海町と隣接する唐津市での白血病の増加が見られ、泊原発の泊村と隣町の岩内町のがん死亡率は泊原発が稼働する前は道内180市町村の中で22番目と72番目だったが、原発稼働後は道内で一位が泊村、二位が岩内町になった。
5.汚染水の海洋排出は誰に利益があるのか
 薄めてながせば影響がないなどと、いったいどんな根拠があるのか。
 もともと放射性物質の基準は、「リスクベネフィット」の考え方から来ている。すなわち、原子力産業を維持するためには一定の放射性物質を排出せざるを得ない。
 一方で原子力利用には、発電に限らず様々な利益がある。これらの均衡を勘案して考えられてきたのが実態であり、ゼロリスクなどではない。
6.まだ放出まで時間はある
 排出が始まるまでに2年かかるという。
 それまでに新たな体制で対策を見直す時間は十分にある。
 政権を変えて、福島の人々との対話を通じて、汚染水を含む福島第一原発事故の対策を見直すことが重要だ。
 
福島第一原発の汚染水海洋投棄に反対する 貯蔵継続が地元の願い たんぽぽ舎声明 たんぽぽ  2021/04/14

 
(77)東電と政府が答えるべき3つの疑問 福島第一原発の汚染水問題
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◆タンク増設の敷地は足りない?
 タンクエリアは旧式のボルト締め型タンクを解体した跡地が一部残る。北側に広がる廃棄物置き場の敷地も活用できるはずだが、斜面が多く地盤も弱いとして消極的だ。
 敷地外での保管は、原発に隣接する中間貯蔵施設や、およそ8キロ離れた東電が保有する福島第二原発などが検討された。
◆タンク解体と廃炉作業の見通しは?
単純計算で39年。約1000基のタンクは年間30基程度が空になるが、解体の見通しは示されていない。そもそも、汚染水の発生がゼロにならない限り、タンクは必要であり続ける。
12日の衆院決算行政監視委で、デブリ取り出しを問われた東電の文挟誠一副社長は「具体的な検討はこれから進める」。デブリの保管場所が必要になる工程までたどり着けるのかも不確かだ。
◆地元の理解が得られない場合は?
 政府や東電は15年、福島県漁連に「関係者の理解なしに海洋放出などの処分はしない」と約束した。梶山弘志経済産業相は方針決定後の会見で、理解が得られない場合は放出しないのかを問われ、「理解をいただく努力をする。それに尽きる」と言及を避けた。
 約束がある以上、実際には放出に踏み切れない可能性が残る。その場合は処理水がたまり続けることになるが、保管の継続は「困難」と切り捨てるだけで、代替案を用意していない。
 
東電と政府が答えるべき3つの疑問 福島第一原発の汚染水問題 東京新聞  2021/04/14

 
(78)処理水「飲んでみて」と中国 麻生氏発言踏まえ放出非難
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中国外務省の趙立堅副報道局長は14日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水について「飲めるというなら飲んでみてほしい」と述べた。麻生太郎財務相の「飲んでも何てことはないそうだ」との発言を踏まえ、海洋放出の方針決定を改めて非難した。
 
処理水「飲んでみて」と中国 麻生氏発言踏まえ放出非難 共同通信  2021/04/14

 
(79)トリチウム“キャラクター動画"修正へ ネットで批判相次ぐ
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 しかし、復興庁によりますと、インターネット上で批判的な投稿が相次いだほか、復興庁に対し「いわゆる『ゆるキャラ』でごまかさないでほしい」などといった意見が、およそ30件、寄せられたということです。
 このため、復興庁は、14日夜、さまざまな声や感想を踏まえ、修正するため、動画とチラシの公開をいったん休止すると発表し、今後、デザインを見直したうえで、できるだけ早く公開したいとしています。
 
トリチウム“キャラクター動画"修正へ ネットで批判相次ぐ NHK  2021/04/15

 
(80)処理水タンク、規制委員長「置き換え必要」 放出長期化見込みで
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 東電の16年6月の資料によると、タンクの耐用年数は約20年になる。更田氏は14日の定例記者会見で「放出に30年以上かかると、タンクの耐用年数の議論は避けて通れない」と述べた。
 
処理水タンク、規制委員長「置き換え必要」 放出長期化見込みで 毎日新聞  2021/04/15

 
(81)復興庁、電通に3年で10億円 原発事故の風評払拭事業
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 東京電力福島第1原発事故からの復興を目的とした風評払拭(ふっしょく)のため、復興庁は2018〜20年度に復興予算から計10億1600万円を投じて、電通に「放射線等に関する情報発信事業」を発注していた。
 事業の中心は同庁のホームページに設けられたポータルサイト「タブレット先生の福島の今」の製作で、福島の魅力発信や風評対策のためにゲームや動画、漫画などのコンテンツを配信している。
 
復興庁、電通に3年で10億円 原発事故の風評払拭事業 毎日新聞  2021/04/15

 
(82)汚染水「放出ありき」の非道。政府と東電の“密約"が炙り出す大嘘
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 しかし、その直後、このスクープによって、全体の84%に当たる処理水に基準値を超えた複数の核種が含まれていたことが発覚したのです。これはおかしいと、この公聴会で配布された処理水に関する資料を調べてみると、なんと4年も前の2014年のデータが使われていたのです。そして、その後の東電の処理水の内部データを調べてみると、2015年から2017年に掛けて、トリチウム以外の核種が基準値を大幅に超えているものが散見されたのです。
 
汚染水「放出ありき」の非道。政府と東電の“密約"が炙り出す大嘘 MAG2_NEWS  2021/04/15

 
(83)処理水海洋放出、決定過程に不満の声 自民議員「あまりに拙速」
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 出席した議員らによると、事前に党との協議などがなく唐突に方針が決定されたことについて、議員からは「報道で最初に知り、きょう内容を初めて説明された」「(時期は)本当に妥当なのか。拙速ではなかったのか」などの厳しい意見が出た。「漁業者から不安の声が上がっている」と地域の思いを代弁する声や「国民、特に漁業者との十分な対話がなされたのか」と政府のこれまでの対応を疑問視する声も上がった。
 
処理水海洋放出、決定過程に不満の声 自民議員「あまりに拙速」 福島民報  2021/04/15

 
(84)福島原発汚染水放流に釜山日本領事館前でデモ=韓国
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 日本領事館前で15日一日に、合計三回の糾弾デモが開かれた。
 「進歩党」釜山市党が午後1時30分スタートを切り、市民団体「安倍糾弾釜山市民行動」がバトンを受け継いで、日本政府に向かって声を高めた。最後に、「釜山労働者同胞一」が、午後5時30分、領事館前で抗議行動に出た。
 進歩党釜山市党は、日本政府の放流決定を傍観する米国と国際原子力機関(IAEA)にも苦言を呈した。
 
福島原発汚染水放流に釜山日本領事館前でデモ=韓国 WOW!KOREA  2021/04/15

 
(85)福島県知事が経産相と面会 処理水の海洋放出で5項目要望
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 内堀氏は、柏崎刈羽原発のテロ対策設備の不備など不祥事が相次ぐ東電を経産省が指導するよう要請した。面会後、報道陣の取材に「風評払拭(ふっしょく)の努力が水の泡になることはあってはならない」と述べた。
 
福島県知事が経産相と面会 処理水の海洋放出で5項目要望 毎日新聞  2021/04/15

 
(86)原発処理水で賠償の特別チーム 経産相、福島知事に伝達
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 内堀氏は海洋放出処分が決定した13日、県庁に来た梶山氏と会談したが、政府方針について「今後精査し改めて県としての意見を述べる」と述べ、見解を示さなかった。
 
原発処理水で賠償の特別チーム 経産相、福島知事に伝達 共同通信  2021/04/15

 
(87)国連、処理水放出に「深い憂慮」 福島原発で特別報告者
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 ボイド氏らは「汚染された水が海洋に放出されることで、日本国内外の人々の人権を無視できない危険にさらすことになる」と批判。「海洋放出以外の選択肢もあると専門家は指摘しており、今回の決定には失望させられた」としている。
 
国連、処理水放出に「深い憂慮」 福島原発で特別報告者 共同通信  2021/04/16

 
(88)福島第一原発の処理水(汚染水)の海洋放出には反対です!
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トリチウム以外の放射性物質(62核種)については完全に除去されていなくても、62核種の告示濃度限度比総和1未満(62核種のそれぞれの濃度上限に対する割合を算定し、その62核種の割合を合計して1未満)とすることで海洋放出できるという意味になり、62核種を完全に取り除くことは求められていません。
 つまり、この基準ではトリチウム以外の62核種が完全に除去されていなくても海洋放出が行われることとなります。
 処理水に含まれる57核種は原子力発電所の通常の排水には含まれない核種であり、今回の処理水の海洋放出は、基本的には一般の原子力発電所の排水とは大きく異なり、事故由来の核種まで海洋放出することとなります。
 これでは、風評被害の更なる拡大は必至です。
 
福島第一原発の処理水(汚染水)の海洋放出には反対です! 山本拓  2021/04/16

 
(89)“汚染水"処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま! 仰天の運用実態
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 東電が海洋放出に向けて敷地内のタンクで保管している水には、一部で基準値を超える放射性物質が残っている。このため、改めて浄化装置「ALPS」(アルプス)を用い、基準値を下回るまで浄化。セシウム137など62種類の放射性物質などについて、東電と第三者機関が濃度を測定する。
 その後、ポンプでくみ上げた海水と混ぜ、トリチウム濃度が水1リットル当たり1500ベクレル未満になるまで希釈した後、海洋に放出する。配管などの新設には原子力規制委員会の認可が必要で、放出まで2年程度かかるとみられる。
 
“汚染水"処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま! 仰天の運用実態 ゲンダイ  2021/04/16

 
(90)再浄化後、第三者が測定 処理水の放出計画 東電
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 東電が海洋放出に向けて敷地内のタンクで保管している水には、一部で基準値を超える放射性物質が残っている。このため、改めて浄化装置「ALPS」(アルプス)を用い、基準値を下回るまで浄化。セシウム137など62種類の放射性物質などについて、東電と第三者機関が濃度を測定する。
 その後、ポンプでくみ上げた海水と混ぜ、トリチウム濃度が水1リットル当たり1500ベクレル未満になるまで希釈した後、海洋に放出する。配管などの新設には原子力規制委員会の認可が必要で、放出まで2年程度かかるとみられる。
 
再浄化後、第三者が測定 処理水の放出計画 東電 時事通信  2021/04/16

 
(91)汚染水海洋放出 何が問題か 高橋千鶴子衆院議員に聞く
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 高橋 政府の中長期ロードマップで「復興と廃炉の両立」を大原則に、汚染水対策は廃炉と一体としています。そして福島第1原発の廃止措置は終了まで30〜40年としています。仮に海洋放出したら何年かかるのか。海洋放出は仕方ないとか、海洋放出すれば目の前からタンクがたった数年でなくなると考える人も多い。でも40年、タンクはなくならないのです。
 
汚染水海洋放出 何が問題か 高橋千鶴子衆院議員に聞く 赤旗  2021/04/16

 
(92)復興相、トリチウムキャラで釈明 不安や懸念「本意ではない」
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 平沢勝栄復興相は16日の記者会見で、復興庁が東京電力福島第1原発処理水に含まれる放射性物質トリチウムをキャラクター化してウェブサイトで公開し、批判が相次いだ問題で「分かりやすく表現するつもりだったが、不安や懸念を持つ方がいるなら本意ではない」と釈明した。経緯を検証し、公開したチラシや動画の修正版を近く公開するという。
 
復興相、トリチウムキャラで釈明 不安や懸念「本意ではない」 共同通信  2021/04/16

 
(93)処理水処分「実行会議」が始動 海洋放出の行動計画策定へ
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 政府は16日、東京電力福島第1原発の処理水処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚会議(実行会議)の初会合を首相官邸で開いた。海洋放出による風評被害対策を検討するため、関係者に意見聴取などをする作業部会を新設するほか、中長期的な行動計画を年内に策定することを決めた。
 
処理水処分「実行会議」が始動 海洋放出の行動計画策定へ 東京新聞  2021/04/16

 
(94)“特高"体質の菅政権の核汚染水海洋放出「決断」 浅野健一)
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 菅首相は今月7日、記者団に汚染水について「近く決断する」と突然、表明。12日正午前の衆議院決裁委員会で、共産党の高橋千鶴子議員に「13日の会議で海洋放出を決めるのか」と聞かれて、「現在、検討中だ」としか答えなかった。その20時間後の13日午前8時から開いた会議で決めた。国会軽視だ。
 菅政権の「決断」は、日本学術会議新会員の任命拒否と同様、元公安警察官僚の杉田和博官房副長官(内閣人事局長兼任、元神奈川県警本部長)、北村滋国家安全保障局長(元兵庫県警本部長)、瀧沢裕昭内閣情報官(元滋賀県警本部長)の3人らが進言したと思われる。
 内外から批判があっても、キシャクラブメディアを情報操作して、突破するという「特高」的なやり方だ。
 
“特高"体質の菅政権の核汚染水海洋放出「決断」 浅野健一) たんぽぽ  2021/04/16

 
(95)原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞
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 菅首相は今月7日、記者団に汚染水について「近く決断する」と突然、表明。12日正午前の衆議院決裁委員会で、共産党の高橋千鶴子議員に「13日の会議で海洋放出を決めるのか」と聞かれて、「現在、検討中だ」としか答えなかった。その20時間後の13日午前8時から開いた会議で決めた。国会軽視だ。
 菅政権の「決断」は、日本学術会議新会員の任命拒否と同様、元公安警察官僚の杉田和博官房副長官(内閣人事局長兼任、元神奈川県警本部長)、北村滋国家安全保障局長(元兵庫県警本部長)、瀧沢裕昭内閣情報官(元滋賀県警本部長)の3人らが進言したと思われる。
 内外から批判があっても、キシャクラブメディアを情報操作して、突破するという「特高」的なやり方だ。
 
原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞 ニューズウィーク  2021/04/16

 
(96)【汚染水放出に対する声明】2021年4月17日_山本太郎
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 そして、4月13日に海洋放出の方針を決めると同時に、経産省は「ALPS処理水」の定義を変えた。
 「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のみを「ALPS処理水」と称すると定義を変更。
 それによって、今まで「ALPS処理水」と呼ばれてきた122m3のうち、90万m3が「ALPS処理水」ではなくなった。4月15日現在、その処理されていない水をどう呼ぶかは検討中ということである。
 今までの「ALPS処理水」に関する議論は何だったのだろうか。
 ALPSという装置を通過しただけで、処理はされていない、放射性物質が残る水について議論していた、ということを海洋放出が決まった日に通知してきた。
 また、ALPSは、既設ALPS、増設ALPS、高性能ALPSの3種あるが、使用前検査に合格しているのは増設ALPSのみで、あとは使用前検査には合格しておらず「HOT試験」という放射性物質を用いた試験運転中という運用をしている。
 使用前検査が終了してない装置で、処理しきれてない水を「ALPS処理水」と呼び議論してきたのである。
 
【汚染水放出に対する声明】2021年4月17日_山本太郎 BLOGOS  2021/04/17

 
(97)原発処理水問題で懸念伝達 韓国外相、ケリー米特使に
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韓国の鄭義溶外相は17日夜、同日訪韓した気候変動問題を担当するケリー米大統領特使と会談し、日本政府が東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する方針を決めたことへの「深刻な懸念」を伝えた。
 
原発処理水問題で懸念伝達 韓国外相、ケリー米特使に 時事通信  2021/04/17

 
(98)自民・細野元環境相「『汚染水』では風評被害を拡大しかねない」
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 これに対し、福島氏は14日の記者会見で、「『処理水』といえば、処理をすれば何も問題ないような印象があるが、処理後も放射性物質が残る可能性はある。これについて明確な説明がないため『汚染水』と申し上げている」「(『汚染水』の表現が風評被害を招きかねないとの細野氏の指摘には)海洋放出しなければ風評被害は起きない」と語った。
 
自民・細野元環境相「『汚染水』では風評被害を拡大しかねない」 夕刊フジ  2021/04/17

 
(99)東京電力「体制立て直し」 処理水対応方針、安全立証へ魚飼育
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東京電力が16日に公表した福島第1原発の処理水に関する対応方針には、相次ぐ不祥事を受けた信頼回復のほか、風評被害の最大限の抑制などが盛り込まれた。(後略)
 
東京電力「体制立て直し」 処理水対応方針、安全立証へ魚飼育 福島民友  2021/04/17

 
(100)汚染水を海に捨ててはならないこれだけの理由/大島堅一氏(龍谷大学政策学部教授)
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 また、政府が風評被害を問題にしているところも問題だ。有識者会議はトリチウムの生体への影響としてマウスやラットで発がん性や催奇形性が確認されたデータの存在を認めながら、ヒトに対する疫学的データが存在しないことを理由に、トリチウムが人体に影響を及ぼすことを裏付けるエビデンスはないとの立場をとり、海洋投棄を正当化している。しかし実際には故ロザリー・バーテル博士などによってトリチウムの人体への影響はこれまでも繰り返し指摘されてきた。
 日本の放射性物質の海洋放出の基準は1リットルあたり6万ベクレルで、これはICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に則ったものだ。しかし、分子生物学者の河田正東氏はICRP勧告はトリチウムのOBT(Organically Bound Tritium=有機結合トリチウム)としての作用を明らかに過小評価していると指摘する。トリチウムは水とほとんど変わらない分子構造をしているため、体内の組織に取り込まれやすい。体内に取り込まれたトリチウムは取り込まれた組織の新陳代謝のスピードによって体内にとどまる時間は異なるが、長いものでは15年間も体内にとどまり、その間、人体を内部被ばくにさらし続ける場合がある。トリチウムの人体への影響はセシウムのように単に体内に存在している間だけ放射線を出す放射性物質のそれとは区別される必要があると河田氏は言う。
 
汚染水を海に捨ててはならないこれだけの理由/大島堅一氏(龍谷大学政策学部教授) ビデオニュース・ドットコム  2021/04/17

 
(101)小泉氏「風評抑制へ全力尽くす」 処理水放出で
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 内堀氏はモニタリングに関し、第三者機関による測定結果との比較や、地元関係者の立ち会いを要請。その上で「トリチウムの科学的性質が伝わっていない現状では、いくらモニタリングを行っても風評抑制は難しい。正確な情報を広く国内外に発信し、理解を深めてほしい」と訴えた。
 
小泉氏「風評抑制へ全力尽くす」 処理水放出で 共同通信  2021/04/17

 
(102)【官製風評 処理水海洋放出】賠償前提を疑問視 和解案拒否傾向 識者、東電の対応懸念
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市立大大学院経営学研究科教授は政府方針で「立証の負担を被害者に一方的に寄せない」と表記した点について「裏を返せば、賠償するかどうかは東電が決めるとも読める」と指摘する。東電が賠償する対象を絞り込んだり、新たな風評に苦しむ被害者自らが損害の立証を強いられたりする可能性があるとして「そのような事態は絶対に避けなければならない」とくぎを刺した。
 
【官製風評 処理水海洋放出】賠償前提を疑問視 和解案拒否傾向 識者、東電の対応懸念 福島民報  2021/04/18

 
(103)処理水放出、風評被害に追い打ち 福島評議会で地元自治体など訴え
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 東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会が18日、福島県いわき市で開かれ、政府や東電が、処理水の海洋放出に関する方針を改めて説明した。地元の自治体や関係団体は原発事故以来、続いてきた苦境を挙げ「風評被害に追い打ちがかかる。地域産業の支援拡充を」などの意見を訴えた。
 
処理水放出、風評被害に追い打ち 福島評議会で地元自治体など訴え 共同通信  2021/04/18

 
(104)処理水の海洋処分【地元関係者を対象にした会議】政府の決定を批判する意見相次ぐ
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 この方針の決定後、福島県の地元関係者を対象にした国による会議がいわき市で初めて開かれ漁業関係者など50人が出席。
 経済産業省の江島副大臣が冒頭、「廃炉を進めるために復興をないがしろにしてはならない」と風評対策などに力を入れる考えを強調した。
 これに対して出席者からは、風評対策の具体的な方針を早く示すよう求める声や、政府の決定を批判する意見などが相次いだ。
 
処理水の海洋処分【地元関係者を対象にした会議】政府の決定を批判する意見相次ぐ 福島テレビ  2021/04/18

 
(105)処理水放出、風評被害に追い打ち 福島評議会で地元自治体など訴え
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東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会が18日、福島県いわき市で開かれ、政府や東電が、処理水の海洋放出に関する方針を改めて説明した。
 
処理水放出、風評被害に追い打ち 福島評議会で地元自治体など訴え 共同通信  2021/04/18

 
(106)漁業者の反対鮮明 東電・賠償姿勢冷ややか【緊急特集:原発処理水海洋放出】
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 事故で壊滅的な打撃を受けた福島県沖の漁業は、試験操業を3月に終え、本格操業への移行期間に入ったばかり。一方で、東電は2月の地震対応で不手際が続き、新潟県の柏崎刈羽原発でもテロ対策の不備や核物質防護不備などのミスが重なり、規制委は14日に同原発の運転禁止命令を出し、信頼は失墜している。
 その最悪とも言える時期に放出を決めたのは、夏の東京五輪や秋までに予想される衆院選への影響を考慮してのようだが、突然の決定には、野党だけでなく与党の一部からも「処理水の海洋放出には反対。タンクのための敷地を確保し長期保管すべきだ」(山本拓・自民党総合エネルギー戦略調査会長代理)などと反発の声が上がっている。
 
漁業者の反対鮮明 東電・賠償姿勢冷ややか【緊急特集:原発処理水海洋放出】 農業協同組合新聞  2021/04/19

 
(107)福島県沖の海域 国がクロソイの出荷制限を指示
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 福島県によりますと、今月1日、南相馬市鹿島区沖の水深37メートルの海で採取した魚のクロソイについて県が検査したところ、1キロ当たり270ベクレルの放射性セシウムが検出され、国の食品の基準である1キロ当たり100ベクレルを上回りました。
 これを受けて、国の原子力災害対策本部は、19日付けで福島県沖の海域を対象にクロソイの出荷制限を指示しました。
 クロソイの水揚げ量は去年1年間で3トンで、福島県沖で行われていた試験的な漁全体の1%未満だということです。
 福島県沖では、去年2月にすべての魚種で出荷制限が解除され、国の出荷制限がかかるのはそれ以来となります。
 
福島県沖の海域 国がクロソイの出荷制限を指示 NHK  2021/04/19

 
(108)水俣病患者9団体、処理水放出に反対 「同じ過ち繰り返す」声明
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 声明では、政府が放射性物質のトリチウムを含む水を希釈して海洋放出する方針を示していることについて、「希釈しても(トリチウムの)総量が減るわけではない。(食物連鎖によって濃縮する)生物濃縮でメチル水銀が人体に影響を及ぼした事実を私たちは水俣病で経験した。人体への影響が明確になっていない段階での放出は許されない」と訴えた。
 
水俣病患者9団体、処理水放出に反対 「同じ過ち繰り返す」声明 毎日新聞  2021/04/19

 
(109)東電、海洋放出の詳細工程提示へ 5月にも原子力規制委に
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東京電力は19日、政府が海洋放出を決定した福島第1原発の処理水について、放出開始までの詳細な工程を来月にも原子力規制委員会に提示する考えを示した。
 
東電、海洋放出の詳細工程提示へ 5月にも原子力規制委に 東奥日報  2021/04/19

 
(110)福島原発汚染水の浄化設備3基のうち2基が最終許可なしに欠陥を抱え稼動
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 日本の原子力規制委員会の規定によると、原子力関連施設や設備の場合、設置許可基準、工事計画、保安規定審査を経て技術基準との適合性を確認する「使用前検査」に合格しなければ、施設を使用できないよう定められている。同規定は、2011年の福島第一原発爆発事故以降、さらに強化された。しかし、東京電力が2013年3月と2014年9月と10月にそれぞれ稼働を始めた「ALPS」のうち1基目と3基目がこれまで「使用前検査」を受けていなかった。最終許可すらない“試験運転"の状態で汚染水を浄化してきたわけだ。
 使用前検査を受けていないALPSについては、すでにさまざまな欠陥が報告されている。東京電力が2018年10月に作成した報告書には、1基目のALPSの場合、ヨウ素129、ルテニウム106、アンチモン125など放射性物質の除去性能が足りないと書かれている。3基目のALPSも、ストロンチウム90など除去性能の持続時間が短いと言及されている。不具合のあるALPSで1次浄化が行われたため、福島第一原発のタンクにある汚染水の70%からセシウムやヨウ素、ストロンチウムなど人体に致命的な放射性物質が基準値以上検出されたのだ。
 
福島原発汚染水の浄化設備3基のうち2基が最終許可なしに欠陥を抱え稼動 ハンギョレ新聞  2021/04/19

 
(111)福島沖で「また」“放射能基準値"越えた魚…セシウムが基準値の「2.7倍」
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 しかし 福島県沖で獲れた魚から放射能物質が検出されたのは、今回が初めてではない。
 去る2月22日にも、福島県新地町の海岸で獲れたクロソイから、1キロクラムあたり500Bqのセシウムが検出されている。
 このような状況でも日本政府は、福島原子力発電所汚染水を放流するという立場を固持している。
 
福島沖で「また」“放射能基準値"越えた魚…セシウムが基準値の「2.7倍」 WOW!KOREA  2021/04/20

 
(112)汚染水は1日140トンずつ増加…放出しても手に負えない
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 日本の福島第一原発の敷地内に設置されている貯水タンク内の放射性物質を含む汚染水を海に放出したとしても、新たに生じる汚染水の方が多いため、タンクを増やし続けざるを得ないという分析が出た。
 朝日新聞は「雨や地下水の流入で増える汚染水が、処分量を上回る」とし「(保管)タンクの増設は避けられそうにない」と19日に報道した。
 
汚染水は1日140トンずつ増加…放出しても手に負えない ハンギョレ新聞  2021/04/20

 
(113)海洋放出の方針に抗議の声 宮城県庁前で「反対」
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 福島第一原発の処理水の海洋放出の方針が決まったことを受け、4月20日朝、宮城県庁前では抗議活動が行われました。
 20日は市民16人が集まり、トリチウムなど放射性物質を含む処理水を海洋放出する政府の方針に、プラカードを掲げて反対の意思を示しました。
 
海洋放出の方針に抗議の声 宮城県庁前で「反対」 仙台放送  2021/04/20

 
(114)宮城知事「安全と安心は別もの」 東電社長に要請書―原発処理水放出
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 宮城県の村井嘉浩知事は20日午後、同県庁で東京電力ホールディングスの小早川智明社長と面会し、東電福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について説明を受けた。村井氏は「安全であることと安心であることは別ものだ」と述べ、周辺自治体でも懸念される風評被害への対策などを求め、要請書を手渡した。
 
宮城知事「安全と安心は別もの」 東電社長に要請書―原発処理水放出 時事通信  2021/04/20

 
(115)「福島汚染水懸念」…漁民が海上デモ、日本産水産物の検査強化=韓国
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 全国釣り漁船連合会所属の漁民は漁船48隻を動員し21日に慶尚南道統営(キョンサンナムド・トンヨン)の毎勿島(メムルド)近海で日本政府の福島原子力発電所汚染水放出決定を糾弾した。漁民らは自発的に釜山(プサン)、鎮海(チンヘ)、統営などから1時間以上かけて毎勿島近海に集まり海上デモを行った。
 
「福島汚染水懸念」…漁民が海上デモ、日本産水産物の検査強化=韓国 中央日報日本版  2021/04/21

 
(116)宮城県の漁業関係者 根強い反対の声 福島第一原発の処理水海洋放出
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 山川育夫さん(シラウオ漁師)「宮城県も影響あると思う。福島だけで水が止まるわけでないから、県境で仕事してるから亘理辺りが一番影響を受ける」
 渡辺裕造さん(定置網漁師)「地元の人は反対だね荒浜の人は。それでなくてもコロナで安いのに、これでまた風評被害になったら大変だよね」
 
宮城県の漁業関係者 根強い反対の声 福島第一原発の処理水海洋放出 KHB東日本  2021/04/21

 
(117)福島第一原発の処理水海洋放出 宮城県議らが県に対し国や東京電力に強い意見を求める
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 20日に開かれた県議会の常任委員会では、複数の議員から県に対し「国や東電に要望するだけではなく、強く意見するべきだ」との声が上がりました。
 議員「こういうことをされたら、宮城の水産業はダメになるんだということをもっと怒りを込めて、遺憾だというようなことを知事が表明する必要があるのかなと」
 
福島第一原発の処理水海洋放出 宮城県議らが県に対し国や東京電力に強い意見を求める KHB東日本放送  2021/04/21

 
(118)処理水放出 東電社長、風評対策「丁寧に説明」 茨城知事と面会
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 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出決定を受けて、東電の小早川智明社長が20日、茨城県庁を訪れ、大井川和彦知事に対応方針について説明し、風評の防止に向け「当社が主体的に取り組む」と決意を述べた。これに対し、大井川知事は「漁業者にしっかり納得いただける説明と風評対策が重要」と指摘。面会後には「問題はこれから(各対策を)どう実行していくか」と語り、今後の東電の対応を注視する姿勢を示した。
 
処理水放出 東電社長、風評対策「丁寧に説明」 茨城知事と面会 茨城新聞  2021/04/21

 
(119)処理水の海洋放出、菅首相の決定は「軽率」と大学教授語る
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 そこで、大島さんや原子力市民委員会の座長代理で国際環境NGO・FoEジャパンの満田かんなさんに、処理水の海洋放出が抱える問題を解説してもらった。
【問題1】薄めてもトリチウムの総量は変わらない
しかも、これはあくまで現時点での総量。今後、抜け落ちた燃料を水で冷やし続ける方法を改めない限り汚染水は発生し続けるため、最終的な総量がどれくらいになるのか未知数なんです」(大島さん)
【問題2】トリチウムの他にも放射性物質が
「ALPSで汚染水を処理すれば、トリチウム以外の放射性物質は除去されるはずでした。しかし、実際には規制基準値の約2万倍もの濃度で残っている放射性物質もあることがわかったんです」
 
処理水の海洋放出、菅首相の決定は「軽率」と大学教授語る 女性自身  2021/04/22

 
(120)原発処理水の海洋放出 東京電力が宮城県議会に説明
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東京電力の担当者が22日、宮城県議会で今後の対応を説明しました。
 このほか、議員からは「海洋放出はいつまでに終わるのか」と質問があり、東京電力の担当者は「廃炉が完了するまでに終わらせたい」との考えを示しました。廃炉作業は30年から40年かかるとされています。
 
原発処理水の海洋放出 東京電力が宮城県議会に説明 KHB東日本  2021/04/22

 
(121)福島県が風評対策の専門部署 処理水巡り国と連携強化
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 従来は総務部広報課が県外向け情報発信と、政府との調整の双方を担当。今後は国との連携をより強めるため、予算交渉の窓口となっている企画調整部企画調整課に新部署を28日に設置、職員4人を配置する。情報発信の機能は広報課に残る。
 
福島県が風評対策の専門部署 処理水巡り国と連携強化 共同通信  2021/04/23

 
(122)韓国・中米8カ国、福島汚染水の放流を懸念する共同声明
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韓国と中米地域の8カ国が日本の福島原発汚染水の放流決定に対して懸念を表明した。
 
韓国・中米8カ国、福島汚染水の放流を懸念する共同声明 中央日報  2021/04/23

 
(123)処理水放出「説明や賠償不十分」 宮城県議会、東電への不満噴出
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 参考人招致は9回目。東電の新妻常正フェローら9人が出席し、政府決定への対応方針に加え、処理水のモニタリング、保管状況を報告した。風評被害については「最後の一人まで賠償を貫徹する」と強調した。
 高橋宗也氏(東松島)は、東電がこれまでの賠償で裁判外紛争手続き(ADR)の和解案を受託しない対応があると指摘。「宮城は一番の水産の被害県だが、十分な賠償はない。今回の説明では、今までと何も変わらない」と訴えた。
 
処理水放出「説明や賠償不十分」 宮城県議会、東電への不満噴出 河北新報  2021/04/23

 
(124)処理水放出 茨城漁連「絶対反対」 東電と国に意向
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 政府が東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出を決定したことを受け、茨城県内の沿海10漁協などでつくる茨城沿海地区漁業協同組合連合会(茨城漁連)は23日、水戸市内のホテルで、内閣府の担当者と東電の社員から説明を受けた。茨城漁連は改めて放出に「絶対反対」の意向を伝えた。政府の方針決定後、処理水について国や東電から茨城漁連に直接説明をするのは初めて。
 
処理水放出 茨城漁連「絶対反対」 東電と国に意向 茨城新聞  2021/04/24

 
(125)大島堅一・原子力市民委員会座長に聞く「福島原発処理汚染水の海洋放出は必ず失敗する」
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 ――大手メディアなどでは、他国の原子力発電所でもトリチウムを含んだ処理水を海洋放出しているので問題ない、との論調が見受けられます。
 福島第1原発からの処理汚染水は、原子力規制委員会でも「かけ流し」と言われているように、水が燃料デブリなどに直接触れるなどして、いろいろな放射性物質が混ざったものです。この水は、他の原発から排出されている(冷却などに使った)処理水とは全く異なります。このことは原子力規制委員会委員長も述べています。それに「薄める」というが、濃度を実際に測りながら流すのではではなく、「これくらいの濃度の処理汚染水があるから、この位の水と混ぜればよい」というもののようです。また、どこから、どのように海洋放出するのかさえも決まっていません。2年後をめどと言うが、工期も何も決まっていないし、分からないのです。
 
大島堅一・原子力市民委員会座長に聞く「福島原発処理汚染水の海洋放出は必ず失敗する」 ゲンダイ  2021/04/25

 
(126)海洋放出撤回求める意見書 福島・南相馬市議会が可決
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東京電力福島第1原発の処理水を巡り、福島県南相馬市議会は27日、政府に対し海洋放出の方針の撤回を求める意見書を全会一致で可決した。
 
海洋放出撤回求める意見書 福島・南相馬市議会が可決 共同通信  2021/04/27

 
(127)海洋放出に漁業者の反対相次ぐ 福島・いわき市漁協が集会
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福島県のいわき市漁業協同組合は27日、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を政府が決めたことを受け、国の担当者を招いた対話型の集会を開いた。江川章組合長によると、出席者からは海洋放出への反対意見が相次いだ。
 
海洋放出に漁業者の反対相次ぐ 福島・いわき市漁協が集会 共同通信  2021/04/27

 
(128)原発処理水放出「情報公開が不十分」韓国環境相
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 処理水を巡っては26日、韓国原子力学会が「国民への影響は微々たるもの」だとして、韓国政府へ「放射能の危険性を過剰にあおってはいけない」と苦言を呈しています。
 韓氏はこの件について記者に問われると「前提になるのは透明な情報公開だ」と応じ、国際的な調査に韓国も参加させるよう日本側へ注文しました。
 
原発処理水放出「情報公開が不十分」韓国環境相 テレ朝  2021/04/27

 
(129)釜山市議会「福島原発放射能汚染水の海洋放流を撤回せよ」
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釜山市議会が、日本政府による福島原発放射能汚染水の海洋放流決定を糾弾した。釜山市議会は26日、第296回臨時会第1回本会議で「日本の福島原発汚染水海洋放流決定全面撤回要求決議案」を参席者全員の賛成で通過させた。
 
釜山市議会「福島原発放射能汚染水の海洋放流を撤回せよ」 ハンギョレ新聞  2021/04/27

 
(130)李舜臣公園に集まった200隻の韓国漁船…日本の放流に怒り
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 この19団体は、韓国政府にも日本の汚染水放流を防ぐために東京オリンピック(五輪)へのボイコット宣言、国際海洋法裁判所への提訴などの対応を促した。
 この日、李舜臣公園前の海上には統営地域の漁船200隻が集まって集会に参加した。彼らは60秒間汽笛を鳴らして船上デモを行った。
 
李舜臣公園に集まった200隻の韓国漁船…日本の放流に怒り 中央日報  2021/04/27

 
(131)原発処理水の海洋放出、東電が福島県漁連に初めて説明 社長は訪れず
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東京電力は、福島第一原発で発生した汚染処理水の海洋放出を政府が決めたことを受け27日、福島県いわき市で開かれた県漁業協同組合連合会の組合長会で、放出前後の海洋の汚染状況の監視拡充など今後の対応を説明した。東電の県漁連への説明は政府決定後初めてだが、小早川智明社長は訪れなかった。
 
原発処理水の海洋放出、東電が福島県漁連に初めて説明 社長は訪れず 東京新聞  2021/04/27

 
(132)「汚染水」と言うか「処理水」と言うか どう呼ぼうと放射性廃液に違いはない 山崎久隆
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 「汚染水」とは、溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やし続ける冷却水と、建屋に流れ込む地下水や雨水が混じり合ったものだ。ALPSを使い、汚染水から放射性物質の多くを除去した結果を「処理水」と言っているが、法令上の審査を経ていない装置で処理されたものは告示濃度限度も満たしていない。緊急事態下において汚染水を処理せざるを得ない状況に追い詰められていたため、想定された原発の廃液とは全く性状が異なっているものを処理したに過ぎない。
 法令上の「処理水」とは全く異なるため、これを「ALPS処理水」というのはまだしも、単に「処理水」というのは誤りだ。
 
「汚染水」と言うか「処理水」と言うか どう呼ぼうと放射性廃液に違いはない 山崎久隆 たんぽぽ  2021/04/27

 
(133)「汚染水放流、国益を損なう」…日本政府与党でも懸念の声
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自民党の中でも汚染水を海に流してはならないという主張が出てきた。(中略)菅首相の最側近であり自民党の山本拓議員は「菅首相の突然の判断は色々な意味で国益を損なうと考える」と話した。
 
「汚染水放流、国益を損なう」…日本政府与党でも懸念の声 中央日報  2021/04/30

 
(134)「原発処理水の海洋放出は極めて遺憾」福島の農林水産業者や消費者団体が反対の共同声明
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 福島県農業協同組合中央会・菅野孝志代表理事会長話:「不安や風評被害が発生せず、本県漁業・水産業をはじめ全ての産業において復興が阻害されず着実に進展していけるということに確信が持てるまでは、海洋放水に反対する」
 共同声明を出したのは、県漁連やJA福島中央会などで作る団体。
 
「原発処理水の海洋放出は極めて遺憾」福島の農林水産業者や消費者団体が反対の共同声明 福島テレビ  2021/04/30

 
(135)処理水の海洋排出 農相「影響あれば賠償請求」漁業者権益守る姿勢/台湾
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(前略)行政院(内閣)農業委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)は1日、政府は台湾が受け得る影響のシミュレーションを進めているとし、もし影響を受けた場合には、漁業者を代表して損害賠償を求めると述べた。
 
処理水の海洋排出 農相「影響あれば賠償請求」漁業者権益守る姿勢/台湾 フォーカス台湾  2021/05/02

 
(136)韓国の海洋水産相候補「日本政府、汚染水放出の具体的な情報提供“していない"」
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韓国のパク・ジュニョン(朴俊泳)海洋水産相候補は、日本政府による福島原子力発電所処理水放出に関して「日本側から具体的な情報を受けておらず、対外的に公開するレベルの情報だけを受けた」と語った。
 
韓国の海洋水産相候補「日本政府、汚染水放出の具体的な情報提供“していない"」 WOW!Korea  2021/05/04

 
(137)韓国消費者91%「日本汚染水の放出決定で水産物の消費量を減らす」
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 4日、韓国消費者団体である消費者市民会が先月22〜23日、ソウルと京畿道(キョンギド)に居住する20〜50代男女消費者500人を対象にアンケート調査を実施した結果、63.2%がこのように水産物消費を減らしたと答えた。36.2%は消費に変化がなかった。
 
韓国消費者91%「日本汚染水の放出決定で水産物の消費量を減らす」 中央日報  2021/05/04

 
(138)麻生副総理の「原発処理水」に関する発言受けて韓国教授が抗議「まずあなたが飲んでみて」…ポスターも製作
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韓国誠信女子大のソ・ギョンドク教授が福島第一原発の処理水について「飲めるんじゃないですか」という内容の発言をした日本の麻生太郎副総理兼財務相に抗議するポスターを製作し、SNSに配布すると明らかにした。
 
麻生副総理の「原発処理水」に関する発言受けて韓国教授が抗議「まずあなたが飲んでみて」…ポスターも製作 WOW!Korea  2021/05/06

 
(139)福島第一原発1号機原子炉の注水増 格納容器内の水位低下で
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東京電力は7日、事故収束作業中の福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で、1号機原子炉内への注水量を1時間当たり3トンから4トンに増やしたと発表した。
 
福島第一原発1号機原子炉の注水増 格納容器内の水位低下で 東京新聞  2021/05/07

 
(140)汚染水の海洋放出の決定に対する 貴社の責任についての公開質問状
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 1、これまで様々に提案されているトリチウム分離・除去技術や、陸上保管の方法についてどれだけ真剣に検討されてきたのか。
 2、政府が「海洋放出」がベストな方法だと結論づけましたが、そのことに対して貴社はどのように関わり、受け入れようとしているのか、その根拠を明らかにして下さい。
 
汚染水の海洋放出の決定に対する 貴社の責任についての公開質問状 たんぽぽ  2021/05/07

 
(141)「丁寧な説明を」「福島だけの放出は認められない」世論調査から見えた 福島県民の思い
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(海洋放出の方針決定について)「国民に丁寧に説明し理解を深めたうえで決定すべき」と答えた人が32.1%で最多に、次いで「福島のみの放出は認められない」が25.2%という結果に。この数字から福島県民の多くが海洋放出に慎重な姿勢を示していることが伺える。
 
「丁寧な説明を」「福島だけの放出は認められない」世論調査から見えた 福島県民の思い 福島テレビ  2021/05/10

 
(142)「処理水・国民の理解深まっていない」7割占める 福島県民世論調査
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(前略)処理水について、国民の理解は深まったかを聞いたところ『さほど深まっていない』(37.9%)『まったく深まっていない』(32.8%)と回答した人が全体の7割を占めた。(後略)
 
「処理水・国民の理解深まっていない」7割占める 福島県民世論調査 福島テレビ  2021/05/10

 
(143)東京電力福島第1原発1号機の注水3トンに戻す 原子炉格納容器の水位回復で
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東京電力は11日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器の水位低下を受けて毎時4トンに増やしていた注水量を、3トンに戻したと発表した。
 
東京電力福島第1原発1号機の注水3トンに戻す 原子炉格納容器の水位回復で 産経新聞  2021/05/12
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