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●初めに
 
 以下の記事一覧は汚染水(政府が言うには処理水)関連の記事の中から、「凍土遮水壁」をキーワードとするもの抜粋です。記事総数は27件です。ご参考になさってください。元となった汚染水関連の記事一覧は コチラ(記事総数:462件) です。

●凍土遮水壁の概要
 
 東京電力のHPの 「陸側遮水壁の概要」 (※)には、「地下水が原子炉建屋等に流れ込むことで増加する汚染水の量を減らすため、凍土方式の陸側遮水壁を設置して、汚染源に「近づけない」取り組みを行っています。この地中の氷の壁は、1号機から4号機の原子炉建屋やタービン建屋等を囲い、山側から海側に向かって流れている地下水を遮水する効果があります。」とあります。
 以下の図はHPにある 「陸側遮水壁俯瞰図」 の縮小版です。
 ※海側遮水壁に関しては コチラ を参照してください。


 
●記事一覧

 
(1)「凍土遮水壁」6年間は維持 エネ庁見通し
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 経済産業省資源エネルギー庁は30日、東京電力福島第1原発の汚染水抑制を目的に、原子炉建屋などへの地下水流入を防ぐ「凍土遮水壁」について、完成から約6年間は維持することになるとの見通しを示した。
 
「凍土遮水壁」6年間は維持 エネ庁見通し 東奥日報  2013/10/31

 
(2)原発地下水放出 対策本番はこれからだ
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 今後の主要な汚染水対策は、トリチウム以外の放射性物質を取り除く多核種除去装置「ALPSアルプス」と原子炉建屋周囲の地盤を凍らせて地下水の流入を止める「凍土遮水壁」だ。しかし、アルプスはトラブル続きで本格稼働が見通せない。アルプスが稼働してもトリチウムを含む水は残る。海洋放出も検討されているが、漁業者などの同意に加え、国際社会の理解が欠かせない。凍土遮水壁完成は15年度だ。
 
原発地下水放出 対策本番はこれからだ 毎日新聞  2014/03/27

 
(3)福島原発 凍土壁着工不透明に 規制委、実現性強い懸念
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 政府や東京電力が福島第一原発の汚染水問題の抜本的対策と期待する「凍土遮水壁」の工事の行方が不透明になっている。東電は6月にも本格着工し、7年後までに建屋への地下水の流入を止めたい意向だが、前例のない大規模な計画には、安全性を審査する原子力規制委員会からも「説明不足」などの声が漏れ、実現性への懸念も強い。
 
福島原発 凍土壁着工不透明に 規制委、実現性強い懸念 東奥日報  2014/04/30

 
(4)凍土遮水壁に懸念 東電・原子力監視委員長 「最良と確信持てず」
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 東京電力で組織改革や原発事故への取り組みを監視する「原子力改革監視委員会」委員長で元米原子力規制委員会(NRC)委員長のデール・クライン氏は1日、都内で共同通信と会見し、福島第1原発の汚染水問題の切り札と期待される凍土遮水壁について「最良の選択肢との確信が得てない。意図せぬ結果が生じないか心配だ」と語った。
 
凍土遮水壁に懸念 東電・原子力監視委員長 「最良と確信持てず」 東奥日報  2014/05/02

 
(5)舗装で雨水浸透防止 福島第1 汚染水新たな対策
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 第1原発では、建屋に流れ込む地下水が汚染水増加の原因になっている。対策委は建屋周囲の地盤を凍らせて地下水の侵入を防ぐ「凍土遮水壁」の導入を決めたが、過去に例のない大規模工事で期待通りの効果が得られないことも措定し、追加対策を検討していた。
 
舗装で雨水浸透防止 福島第1 汚染水新たな対策 東奥日報  2014/05/12

 
(6)凍土遮水壁の工事着手 建屋の汚染水減らす効果 来春から運用
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 東京電力は2日、福島第1原発で深刻化した汚染水問題の抜本的な対策「凍土遮水壁」の工事に着手しました。
 Q 土を凍らせて壁にするのですか。
 A そうです。1〜4号機の原子炉建屋には、山側から地下水が1日約400トン流れ込み、汚染水となっており、これを食い止めます。四つの建屋を囲むように約1.5キロにわたり、約1550本の配管を地下約30メートルまで打ち込みます。これらに零下約30度の冷却材を循環させ、周りの土壌を地下水とともに凍らせる仕組みです。
 
凍土遮水壁の工事着手 建屋の汚染水減らす効果 来春から運用 東奥日報  2014/06/07

 
(7)福島第1原発:凍土遮水壁の工法変更
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東京電力は24日、福島第1原発の汚染水対策の凍土遮水壁について、土を凍らせる海側の凍結管長さ26.4メートルの埋設方法を変更すると発表した。従来の方法では、汚染された地下水が地層深くまで浸透し、海に流出する恐れがあるため。新工法では土が十分凍らず、凍土壁ができにくくなる懸念があるという。(後略)
 
福島第1原発:凍土遮水壁の工法変更 毎日新聞  2014/06/24

 
(8)福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも
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東京電力は24日、福島第1原発のタービン建屋東側海側で、深い地層下部透水層、地中約20メートルの地下水に、放射性物質のトリチウムによる汚染が拡大していると発表した。建屋の周囲の地層を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」は、掘削時に汚染拡大を防ぐ措置が増えるため、工事が遅れる可能性がある。(後略)
 
福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも 共同通信  2014/06/24

 
(9)海側深層に汚染拡大 福島原発
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 東京電力は24日、福島第1原発のタービン建屋東側(海側)で、深い地層(下部透水層、地中約20メートル)の地下水に、放射性物質のトリチウムによる汚染が拡大していると発表した。建屋の周囲の地層を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」は、掘削時に汚染拡大を防ぐ措置が増えるため、工事が送れる可能性がある。
 
海側深層に汚染拡大 福島原発 東奥日報  2014/06/25

 
(10)地下道汚染水止水へ 凍結能力の強化要請 規制委、東電に
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 また6月には、1〜4号機建屋の周囲の地中を凍らせる「凍土遮水壁」も着工したが、敷地海側での設置はトレンチの水抜きが前提。接続部の止水ができないと、国と東電が本年度中の完成を目指す凍土壁の工事が滞ることになる。
 
地下道汚染水止水へ 凍結能力の強化要請 規制委、東電に 東奥日報  2014/07/08

 
(11)福島第一原発 「凍土遮水壁」 厳しい環境下で大工事
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 東京電力は8日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で6月上旬から始めた「凍土遮水壁」の工事現場を報道陣に公開した。深刻化する汚染水問題打開の切り札とされ、320億円もの国費を投じる大工事だ。ただし、「氷の壁」が1〜4号機をぐるりと囲むのは来年3月以降で、それまでは地下水が原子炉建屋に流れ込む。
 
福島第一原発 「凍土遮水壁」 厳しい環境下で大工事 東奥日報  2014/07/09

 
(12)トレンチ凍結へ氷投入 福島第1原発汚染水対策 1日15トン
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 2,3号機タービン建屋につながるトレンチには汚染水約1万1千トンがたまり、海への流出が懸念されている。
 東京電力は2号機海側のトレンチ接続部に凍結菅を設置し、水を凍らせて「氷の壁」でふさいだ後に汚染水を抜き取る計画を立てた。だが4月末に凍結作業を開始してから3カ月が経過しても十分に凍らせることができない。
 接続部周辺で水の流れがあることが原因とみられ、東電は付近の観測用の穴から試験的に氷約2トンとドライアイスを投入したところ、12度だった水温が7.8度まで低下した。
 
トレンチ凍結へ氷投入 福島第1原発汚染水対策 1日15トン 東奥日報  2014/08/03

 
(13)氷の壁十分凍結せず止水材投入へ・福島第1
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福島第1原発事故の汚染水問題で、東京電力は19日、2号機建屋海側のトレンチ作業用トンネルから高濃度汚染水を抜き取るための氷の壁止水壁が十分に凍結しないため、追加対策として9月中旬にも止水材を投入する方針を明らかにした。同日あった原子力規制委員会の有識者検討会で報告した。(後略)
 
氷の壁十分凍結せず止水材投入へ・福島第1 河北新報  2014/08/20

 
(14)福島第1 トレンチ凍結失敗 汚染水対策、止水材投入へ
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 東京電力は19日、福島第1原発2号機の海側トレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)からの高濃度汚染水抜き取りに向け、タービン建屋との接続部でこれまで実施してきた凍結方法だけでは水の流れを完全に止められないとの見解を示し、追加対策として止水材を投入する方針を明らかにした。原子力規制委員会の廃炉作業に関する会合で説明した。
 
福島第1 トレンチ凍結失敗 汚染水対策、止水材投入へ 東奥日報  2014/08/20

 
(15)Q&A 福島第1原発トレンチ 一部凍らず 壁と氷の隙間 水流加速
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 東京電力福島第1原発で、トレンチと呼ばれる地下道にたまった高濃度汚染水を抜き取るため、タービン建屋との接続部を「氷の壁」で遮断する工事がうまく進んでいません。東電は、セメントなどの止水材を投入する追加対策を進める方針を示しました。
Q トレンチとは何ですか。
A 福島第1原発の建屋海側にある地下道で、電源ケーブルなどが通っています。事故で溶けた燃料を冷却した後の汚染水がたまるタービン建屋の地下とつながっています。2,3号機のトレンチには約1万1千トンの高濃度汚染水がたまっているとみられます。
 
Q&A 福島第1原発トレンチ 一部凍らず 壁と氷の隙間 水流加速 東奥日報  2014/08/23

 
(16)建屋カバー解体着手 第一原発1号機 溶融燃料取り出しへ一歩
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 今月末までに、残りのパネル5枚で同様の作業を繰り返し、がれきの状況や防止剤の効果を一定期間監視する。
 パネルの置き場を確保するため、建屋カバーの解体は、建屋周辺で12月から来年2月まで実施する凍土遮水壁の工事終了後に取り組む。ただ、遮水壁工事が予定通りに進むとは限らず、解体作業に影響を与える可能性がある。
 
建屋カバー解体着手 第一原発1号機 溶融燃料取り出しへ一歩 福島民報  2014/10/23

 
(17)福島第1建屋カバー解体 凍土壁工事 鍵握る
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 東京電力は福島第1原発1号機の本格的な廃炉作業に向け、第一歩となる建屋カバーの解体作業に着手した。建屋周辺では優先度の高い汚染水対策「凍土遮水壁」の工事も並行して進んでおり、東電が来年3月に予定する本格的なカバー解体開始は、凍土壁工事が遅滞なく完了するかにかかっている。
 
福島第1建屋カバー解体 凍土壁工事 鍵握る 東奥日報  2014/10/23

 
(18)福島第一「凍土壁」は、遮水効果に疑問がある 東電の汚染水対策が難航
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 だが、凍土壁は3月31日に原子炉建屋の海側全面および山側の一部が稼働して2カ月が経過したにもかかわらず、「現在のところ、地下水流入量を減らす効果が出ているとはいえない」(川村信一・福島第一原発広報担当)状態だ。このところ降雨量が多いこともあり、地下水の流入は1日当たり200立法メートル程度の高水準が続いており、「凍結開始後も大きな変化はない」(東電)という。
 
福島第一「凍土壁」は、遮水効果に疑問がある 東電の汚染水対策が難航 東洋経済  2016/06/04

 
(19)既存原発を稼働させるための「新規制基準」施行3年
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○放射能汚染水対策無し
 東電福島第一原発事故の重要な教訓である。東電福島第一原発では今も毎日放射能汚染水が増えていて、コントロールもブロックもできていない。凍土壁も不調。
 
既存原発を稼働させるための「新規制基準」施行3年 たんぽぽ  2016/07/02

 
(20)福島第一「凍土壁」停電で停止電気系統の改善課題
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 東京電力福島第一原発で停電が発生し、汚染水対策「凍土遮水壁」の凍結設備などの一部が停止した。原因は、汚染水対策とは無関係の建物に送電する配電盤のショートとみられ、それが別の電気系統に影響した。第1原発では事故後、次々と設備を増設した結果、電気系統が「たこ足配線」のような状態になっている弱点があり、改善が課題となっている。(後略)
 
福島第一「凍土壁」停電で停止電気系統の改善課題 たんぽぽ  2016/07/03

 
(21)特定原子力施設監視・評価検討会(第44回)議事録
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○コ永教授 そうすると、今起こっている現象は、実は凍りにくいところがあって、その部分が遅れているけれども、凍土壁に期待するものについては、効果が少しずつ発現しているというふうに考えていらっしゃるという理解ですね。
○中村(東電) はい。それ以外の赤ですとか、黄色以外のところについては、凍土壁としての性能が出てきているというふうに考えています。
 
特定原子力施設監視・評価検討会(第44回)議事録 規制委  2016/07/19

 
(22)東電「完全凍結は困難」 第一原発凍土遮水壁 規制委会合で見解
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東京電力は19日、福島第一原発の凍土遮水壁について、完全に凍結させることは難しいとの見解を明らかにした。同日、都内で開かれた原子力規制委員会の有識者会合で東電の担当者が示した。東電はこれまで、最終的に100%凍結させる「完全閉合」を目指すとしていた。(後略)
 
東電「完全凍結は困難」 第一原発凍土遮水壁 規制委会合で見解 福島民報  2016/07/20

 
(23)福島第1原発「凍土壁」の失敗で東京五輪返上が現実味
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7月19日に開かれた原子力規制委員会の有識者会合で、東京電力が福島第1原発の汚染水対策の決め手となるはずだった「凍土壁」建設が失敗に終わったことを認めた。(後略)
 
福島第1原発「凍土壁」の失敗で東京五輪返上が現実味 ゲンダイ  2016/07/28

 
(24)「石棺全く考えず」 東電福島第1原発 世耕経産相が視察
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 世耕弘成経済産業相は9日、就任後初めて東京電力福島第l原発を視察し、廃炉作業や、原子炉建屋周囲の地中を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」の現状を確認した。視察後、記者団に「対策が着実に進んでいることを実感した」と述べた。溶融した核燃料(燃料デブリ)を取り出さず、建屋をコンクリ−トで覆う「石棺」は全く考えていない」とも話した。
 
「石棺全く考えず」 東電福島第1原発 世耕経産相が視察 東奥日報  2016/08/10

 
(25)<福島第1>遮水壁 規制委「効果見られず」
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原子力規制委員会は18日、東京電力福島第1原発の廃炉作業に関する検討会合を開いた。東電が汚染水の発生抑制策として3月末から運用している凍土遮水壁について、規制委側から「効果が見られない」などと厳しい指摘が相次ぎ、(後略)
 
<福島第1>遮水壁 規制委「効果見られず」 河北新報  2016/08/19

 
(26)福島第一原発 陸側遮水壁の凍結状況に関する報道について
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本日、一部報道において、8月18日の第45回特定原子力施設監視・評価検討会の内容を踏まえ、福島第一原子力発電所の陸側遮水壁(凍土壁)の凍結状況に関する記事が掲載されております。(後略)
 
福島第一原発 陸側遮水壁の凍結状況に関する報道について 東京電力  2016/08/19

 
(27)「今後、さらに効果現れる」 東京電力、凍土遮水壁巡り見解
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(前略)「凍土遮水壁」の効果を巡る一部報道を受け、東電は19日、建屋海側(東側)の未凍結部分で進められている「補助工法(追加工事)の効果が出始めており、今後、補助工法の進捗(しんちょく)に伴い、さらに効果が現れると考えている」(後略)
 
「今後、さらに効果現れる」 東京電力、凍土遮水壁巡り見解 福島民友  2016/08/20

 
(28)福島原発の凍土壁/「効果なし」なら次善の策を
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東京電力福島第1原発の放射性汚染水対策として建設された「凍土遮水壁」に対し、国の原子力規制委員会が「効果なし」という否定的な評価を突き付けた。地下水の流入によって増え続ける汚染水の対策は、当面の最重要課題。その切り札と目された凍土壁が役に立たないとしたら、対策は振り出しに戻るしかない。(後略)
 
福島原発の凍土壁/「効果なし」なら次善の策を 河北新報  2016/08/20

 
(29)原子力規制委員会記者会見録
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○田中委員長
 前回の監視・評価検討会でも議論されていたと思いますけれども、要するに、凍土壁に限らず、東電は、こうやりますと言ったのが、ほとんど実際に実現していないということで、更田委員などからは別のことも考えるべきということもあったし、外部の有識者からは、破綻したというか、そういうことが言われていますね。
 
原子力規制委員会記者会見録 規制委  2016/08/24

 
(30)凍らぬ「凍土壁」責任は? 福島原発 国費350億円 識者は「破綻」
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 福島第一原発の凍土遮水壁(凍土壁)について、東京電力は七月の原子力規制委員会の検討会で、完全な凍結が困難との見解を示した。当初から成否が疑問視されていたが、地下水を遮る効果が見られず、専門家からは「破綻」との指摘がある。凍土壁にはこれまで約三百五十億円が費やされ、国費負担。原資は税金だ。責任の所在が問われている。(木村留美)
 
凍らぬ「凍土壁」責任は? 福島原発 国費350億円 識者は「破綻」 東京新聞  2016/08/27

 
(31)柏崎刈羽原発優先審査を隠す規制委員会
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8月23日に沸騰水型柏崎刈羽原発6,7号機の優先審査が報道された(ロイター、毎日、東京など)が、明くる24日の記者会見で田中委員長はこれを否定した。折しも凍らない凍土壁は大失敗で血税350億円を投じた政府・東電・建設会社の責任が問われている中で、今柏崎刈羽優先審査が明らかになると、原子力規制委員会の信用がますます悪くなるからだ。(後略)
 
柏崎刈羽原発優先審査を隠す規制委員会 たんぽぽ  2016/08/27

 
(32)凍土壁の2カ所溶ける 台風影響、追加工事急ぐ
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東京電力は1日、福島第1原発に接近した台風による大雨の影響で、汚染水対策「凍土遮水壁」の2カ所で温度が上昇し、凍土壁が溶けたような状態になったと発表した。追加工事を9月中に終え、0度以下に温度を下げるとしている。(後略)
 
凍土壁の2カ所溶ける 台風影響、追加工事急ぐ 毎日新聞  2016/09/01

 
(33)<震災5年半>凍土壁 効果確認できず
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東京電力福島第1原発は未曽有の事故発生から5年半を迎える。放射能汚染水の発生を抑える主要な対策は出そろったものの、「切り札」とされる凍土遮水壁は効果を確認できていない。凍土壁が機能しなければ、最難関である溶融燃料(燃料デブリ)の取り出しをはじめとする廃炉工程に大きな支障が生じる恐れがある。(後略)
 
<震災5年半>凍土壁 効果確認できず 河北新報  2016/09/10

 
(34)福島第一原発汚染地下水が大雨で急増
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 東電も、雨が地中に染みこまないよう土の部分は徹底的に舗装し、1〜4号機周囲には氷の壁で囲う凍土遮水壁を設けるなどしたが、いずれも十分に機能していないとみられる。
 
福島第一原発汚染地下水が大雨で急増 東京新聞  2016/09/23

 
(35)<福島第一>地下水位上昇 対応苦慮
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東京電力福島第1原発の汚染水対策で、岸壁に面したエリアの地下水位が想定を超えて上昇し、東電が対応に苦慮している。地下水の流れ込みを防ぐ凍土遮水壁の効果がいまだに表れない上、雨水の浸透を抑える舗装工事も進まず、8月以降の降雨の影響でポンプによるくみ上げが追いつかない状況に陥った。(後略)
 
<福島第一>地下水位上昇 対応苦慮 河北新報  2016/09/25

 
(36)凍土遮水壁評価、半月遅れ...大雨で効果示せず
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東京電力は27日、福島第1原発1〜4号機建屋の周囲の地盤を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」の遮水効果の公表について、予定より半月ほど遅れ、10月中旬となる見通しを示した。(後略)
 
凍土遮水壁評価、半月遅れ...大雨で効果示せず 福島民友  2016/09/28

 
(37)福島第1原発の凍土壁 「らちが明かない」有識者が苦言
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 ただ、計画は、建屋への地下水流入を減らす汚染水対策「凍土遮水壁」が順調に効果を発揮することを前提としており、実現性は不透明だ。東電は凍土壁が機能しない場合でも、20年9月に処理を終えるとしている。
 
福島第1原発の凍土壁 「らちが明かない」有識者が苦言 産経  2016/09/28

 
(38)福島第1 汚染水処理 2年前倒し 東電計画、実現性は不透明
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 ただ、計画は、建屋への地下水流入を減らす汚染水対策「凍土遮水壁」が順調に効果を発揮することを前提としており、実現性は不透明だ。東電は凍土壁が機能しない場合でも、20年9月に処理を終えるとしている。
 
福島第1 汚染水処理 2年前倒し 東電計画、実現性は不透明 東奥日報  2016/09/29

 
(39)地下汚染水処理 計画2年前倒し 東電、実現性不透明
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 ただ、計画は、建屋への地下水流入を減らす汚染水対策「凍土遮水壁」が順調に効果を発揮することを前提としており、実現性は不透明だ。東電は凍土壁が機能しない場合でも、20年9月に処理を終えるとしている。
 
地下汚染水処理 計画2年前倒し 東電、実現性不透明 東京新聞  2016/09/29

 
(40)凍土壁 海側「全面凍結」 福島原発 東電、効果は示せず
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 東京電力は13日、福島第1原発の周囲の地中を壁状に凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」のうち、海側の地中が完全に凍結したと発表した。海側の凍結設備は3月禾から全面稼働させていた。効果を確認するために凍土壁の下流側でくみ上げている地下水量のデータは収集中で、「効果をいつ示せるかは不明」としている。
 
凍土壁 海側「全面凍結」 福島原発 東電、効果は示せず 東奥日報  2016/10/14

 
(41)山側2カ所凍結申請 第一原発の凍土遮水壁
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東京電力は17日、95%の箇所で運用している福島第一原発の「凍土遮水壁」の山側部分について、凍結範囲拡大の認可を原子力規制委員会に申請した。(後略)
 
山側2カ所凍結申請 第一原発の凍土遮水壁 福島民報  2016/10/18

 
(42)炉心注水量3分の2に 東電 汚染水処理加速狙い
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またこの日の会合で、規制委は1〜4号機建屋の周囲の土壌を凍らせる汚染水抑制策「凍土遮水壁」を巡り、急激な地下水位の低下を避けるために設けている建屋山側の隙間7カ所のうち2カ所の凍結開始を了承した。
 
炉心注水量3分の2に 東電 汚染水処理加速狙い 東奥日報  2016/10/20

 
(43)<福島第1>凍土遮水壁 厚さ2〜3mに
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経済産業省と東京電力は21日、福島第1原発で発生する汚染水を減らす「凍土遮水壁」の造成状況を報道関係者に公開した。厚さ2〜3メートルの氷の壁ができており、凍結自体は進んでいる状況がうかがえた。(後略)
 
<福島第1>凍土遮水壁 厚さ2〜3mに 河北新報  2016/11/22

 
(44)福島第2原発3号機燃料プールの冷却停止等
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1F問題検討委員会というからには、やはり手戻りがないように規制庁なりが傍聴するなり、オブザーバーでいるのが、そこが私は非常に違和感があって、先生方も、伴先生などはその辺を分かりやすくおっしゃっていたと思うのですが、凍土壁であれ、汚染水であれ、1Fの問題で経産省が私は前に進めたという印象が余りない
 
福島第2原発3号機燃料プールの冷却停止等 規制委  2016/11/22

 
(45)東電賠償・廃炉費用、老朽炉廃炉費用の託送料金上乗せについて(談話)
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凍土壁の費用などには、廃炉に係る研究開発として国費が支出されている。
 
東電賠償・廃炉費用、老朽炉廃炉費用の託送料金上乗せについて(談話) 原発ゼロ  2016/12/07

 
(46)凍土壁、全面運用議論へ=想定効果出ないまま−福島第1
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東京電力福島第1原発で放射能汚染水の増加抑制策として東電と政府が運用する「凍土遮水壁」について、原子力規制委員会の検討会は26日、今後、全面凍結に向けた議論を行う方針を示した。(後略)
 
凍土壁、全面運用議論へ=想定効果出ないまま−福島第1 時事通信  2016/12/26

 
(47)福島第一原発 凍土遮水壁 期待外れ 汚染水抑制 効果なく迷走
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 東京電力福島第1原発の事故処理を巡り、地盤を凍らせて地下水を遮断し、汚染水を抑制する「凍土遮水壁」の計画が迷走している。地下水のせき止め効果は東電が示した想定を下回り、原子力規制委員会は「効果は限定的だ」との見方を強める。汚染水抑制の"切り札"として多額の国費を投じたが、期待外れとなる可能性がある。
 
福島第一原発 凍土遮水壁 期待外れ 汚染水抑制 効果なく迷走 東奥日報  2017/01/10

 
(48)東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒
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巨額の税金を投じた福島第一原発の「凍土遮水壁」。その効果を説明する東京電力に原子力規制委員が激怒している。原子力規制委・更田委員長代理「(東京電力は)人を欺こうとしているとしか思えない。ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。(後略)
 
東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒 日テレ  2017/06/28

 
(49)福島第1原発の汚染水対策 遮水壁、全面凍結を了承 規制委
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 原子力規制委員会は28日、東京電力福島第1原発の廃炉作業に関する検討会を開き、1〜4号機の周囲の地盤約1.5キロを凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」で、残っていた約7メートルの未凍結部分の凍結開始を了承した。凍土壁は今後、東電が変更申請している実施計画の認可を経て全面稼働する。
 
福島第1原発の汚染水対策 遮水壁、全面凍結を了承 規制委 東奥日報  2017/06/29

 
(50)東電福島第1原発 汚染水対策 凍土壁ようやく完成へ 350億円投入も効果に疑問符
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 政府が主導して設置が決まった東京電力福島第1原発の汚染水対策「凍土遮水壁」は2016年3月の凍結開始以来、ようやく全面稼働のめどが立った。原子力規制委員会の正式認可を経て今秋にも完成し、主要な汚染対策が出そろう。ただ建設に国費350億円を投じながら、効果は限定的との疑問も残る。
 
東電福島第1原発 汚染水対策 凍土壁ようやく完成へ 350億円投入も効果に疑問符 東奥日報  2017/07/02

 
(51)「海洋放出」に波紋 第1原発トリチウム水、増え続け処分に苦慮
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 6日現在で約77万トン、タンク約600基の処理水が保管されている。事故後建屋内に流入する地下水が汚染水と混じり、それをALPS(多核種除去設備)で処理した水が増え続ける。
 地下水の流入量は、1〜4号機建屋周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」などの効果もあり、ピーク時の5分の2の1日約160トン(6月暫定値)まで減った。
 
「海洋放出」に波紋 第1原発トリチウム水、増え続け処分に苦慮 福島民友  2017/07/16

 
(52)<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず
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◇規制委は週内にも認可国費345億円投入近く完成東京電力福島第1原発1〜4号機の周囲の土を凍らせて壁を築き、地下水の流出入を遮断する「凍土遮水壁(凍土壁)」について、原子力規制委員会は週内にも、全面凍結を認可する。(後略)
 
<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず 毎日新聞  2017/08/15

 
(53)福島第1 遮水壁凍結完了へ 汚染水根本解決遠のく
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 東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水対策の「切り札」として国費約350億円が投じられた凍土遮水壁が、凍結開始から約1年5カ月を経て全面運用に入る。ただ期待通りの性能を発揮したとしても、汚染水の増加を食い止めることはできず、根本解決のめどは立たない。
 
福島第1 遮水壁凍結完了へ 汚染水根本解決遠のく 東奥日報  2017/08/22

 
(54)原子力規制委員会定例会議_速記録
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一応、東京電力が主体的な責任を持つということは言明されていたと思います。客観的に眺めてみると、先ほどの新々総特とか、これまでも具体的な凍土壁の問題とか、廃炉にかかわるいろいろな事業が、結構外回りでコントロールされているというところもあると思うのですね。
 
原子力規制委員会定例会議_速記録 規制委  2017/09/06

 
(55)「汚染水処理」で剥げ落ちた「東電」「規制委」トップのメッキ
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 田中は会合の冒頭で、「福島第1原子力発電所の廃炉を主体的に取り組み、やりきる覚悟と実績を示すことができない事業者に柏崎刈羽原発を運転する資格はない」とし、続けてトリチウム処理水の排水の問題、デブリ(核燃料が溶け落ち固まったもの)取り出しについての格納容器の調査、凍土壁や諸々の廃棄物の問題について、「東京電力の主体性がさっぱり見えない」と憤懣遣る方ない口調で批判した。
 
「汚染水処理」で剥げ落ちた「東電」「規制委」トップのメッキ 新潮社  2017/09/11

 
(56)福島第1原発、地面から水湧く=排水路のひびに浸水か
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 水が湧き出した地点は、1〜4号機の周囲に埋めたパイプに冷却液を流して土壌を凍結させ、地下水の流入を抑制する凍土遮水壁に近い。
 
福島第1原発、地面から水湧く=排水路のひびに浸水か 時事通信  2017/11/14

 
(57)<福島第1原発>凍土壁で汚染水発生が半減 東電、効果試算
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東京電力福島第1原発で土壌を凍らせて地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」について、東電は1日、凍土壁によって汚染水発生量が1日95トン減っているとの試算を公表した。(後略)
 
<福島第1原発>凍土壁で汚染水発生が半減 東電、効果試算 毎日新聞  2018/03/01

 
(58)凍土壁 効果は限定的 汚染水防止 1日95トン
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東京電力は一日、福島第一原発1〜4号機への地下水流入を抑え、汚染水の発生量を減らすための凍土遮水壁について、一日九十五トンの地下水流入を防いでいるとの試算結果を発表した。(後略)
 
凍土壁 効果は限定的 汚染水防止 1日95トン 東京新聞  2018/03/02

 
(59)震災7年、福島原発「凍土壁」効果に疑問符 宙に浮く処理水対策
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福島第1原発の汚染水対策の「切り札」として、345億円の国費を投じて作られた凍土壁。東京電力のデータによれば、当初の高い期待感とは裏腹に、想定していたほどの効果は得られていない。(後略)
 
震災7年、福島原発「凍土壁」効果に疑問符 宙に浮く処理水対策 ロイター  2018/03/08

 
(60)問われる「費用対効果」=凍土壁完成、福島第1−東日本大震災7年
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東京電力福島第1原発の汚染水対策として、原子炉建屋などを囲むように造られた凍土遮水壁。巨費を投じた「氷の壁」について、政府の汚染水処理対策委員会は「建屋に地下水を近づけない水位管理システムが構築された」と効果を認めた。(後略)
 
問われる「費用対効果」=凍土壁完成、福島第1−東日本大震災7年 時事通信  2018/03/10

 
(61)<福島第1>凍土壁の効果確認 経産省が公開
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経済産業省は10日、東京電力福島第1原発の建屋周辺の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」で、壁の内側と外側の状況を報道機関に公開した。(後略)
 
<福島第1>凍土壁の効果確認 経産省が公開 河北新報  2018/04/11

 
(62)東電、雨水流入経路を新たに特定 福島第1原発、対策へ
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 第1原発では地下水や雨水が原子炉建屋に流れ込み、高濃度の汚染水が発生している。凍土遮水壁などの防止対策で一定の効果が出たが、昨年10月の台風では、建屋に流入した水が想定を上回った。東電は、雨水が原因とみて流入経路を調べていた。
 
東電、雨水流入経路を新たに特定 福島第1原発、対策へ 沖縄タイムス  2018/06/06

 
(63)古賀茂明「『放射性物質を海に流す』安倍政権の方針は7年前から決まっていた」
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 地下水を止めるために、地下水の地盤よりも深いコンクリートの壁を作る構想も提案されたが、これだとコストが高いので東電が破たんするという理由で却下された。最終的に採用されたのが、いわゆる「凍土壁」である。鋼製の管を地中に埋め込んで管の内部に冷却材を送り込んで冷やし、周囲の土を凍らせることで壁を作るというものだ。実用化された技術ではあったが、これほど大規模に使われたことはなかった。
 
古賀茂明「『放射性物質を海に流す』安倍政権の方針は7年前から決まっていた」 AERA  2018/09/03

 
(64)安易な「海洋放出」ではなく、根本的な技術開発を
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溶融燃料を冷やすため、毎日原子炉内に放水しており、放射性物質に汚染された水(汚染水)が地下にたまり続けている。そこに地下水が流れ込む。地下水が建屋に流れ込む前に井戸で汲み上げたり、凍土壁で囲うなどの対策を講じているが、完全とはいかず1日に100トン前後の汚染水が発生している。
 
安易な「海洋放出」ではなく、根本的な技術開発を ソクラ  2018/10/30

 
(65)原発事故処理費用「81兆円」衝撃の数字はこうして算出された
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 レポートは直接言及していないが、この背景にあるのは、福島第一原発が阿武隈山系から太平洋に流れ込む膨大な地下水の通り道に位置することだ。凍土壁の建設など一定の流入防止策が講じられてきたものの、今なお流れ込む地下水が少なくない問題が影を落としているようだ。
 
原発事故処理費用「81兆円」衝撃の数字はこうして算出された 現代ビジネス  2019/03/12

 
(66)福島第1原発 処理水、迫る限界 タンク容量あと5年
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 政府と東電は発生元の地下水を減らす対策を実施している。原子炉建屋周辺の地中を凍らせて「凍土遮水壁」を作り、建屋に入る前に地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」も増強した結果、事故直後に1日約400トン流入した地下水は、200トン前後まで減少した。しかしゼロにするのは不可能で、残る燃料デブリを冷やすため冷却水が必要なこともあり、汚染水の発生は止められない。
 
福島第1原発 処理水、迫る限界 タンク容量あと5年 毎日新聞 2019/05/13

 
(67)原発の汚染水抑制へ対策継続を 福島第1の政府対策委
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 東京電力福島第1原発に関する政府の汚染水処理対策委員会(委員長・大西有三京都大名誉教授)は14日、汚染水の発生抑制のため周辺地盤を凍らせる「凍土遮水壁」の現状を議論し、東電に、建屋を補修して雨水流入を減らすなどの対策を継続するよう求めた。
 
原発の汚染水抑制へ対策継続を 福島第1の政府対策委 共同通信 2019/05/14

 
(68)トリチウム汚染水の海洋放出をやめる トリチウム汚染水長期保管への提案 浜島高治
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凍土壁は<氷のすだれ>で建屋への地下水の流入は止まっていませんが、流入穴塞ぎに作業を集中できます。
 
トリチウム汚染水の海洋放出をやめる トリチウム汚染水長期保管への提案 浜島高治 たんぽぽ舎 2019/05/22

 
(69)いま福島第一原発で起きている困難な問題 汚染水対策や排気筒解体などで何が起きているか
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3.「凍土壁」英文説明のウソ 1日に250トンもの地下水が流れ込む理由は地下構造物周囲が全面凍結していないから
 日本語の文書には、侵入する地下水も汚染水もゼロにするとは書かれていない。
 
いま福島第一原発で起きている困難な問題 汚染水対策や排気筒解体などで何が起きているか たんぽぽ 2019/06/18

 
(70)第一原発汚染水 集中豪雨の対策急務 タンク満水早まる懸念も
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 千年に一回程度発生すると試算される一時間雨量一二〇ミリを念頭に、原発敷地内の浸水区域や斜面崩壊の可能性の解析を進めている。建屋周辺の斜面が崩落した場合、凍土遮水壁などの設備が損傷し、廃炉作業や汚染水対策に重大な影響を及ぼしかねないためだ。
 
第一原発汚染水 集中豪雨の対策急務 タンク満水早まる懸念も 福島民報  2019/08/25

 
(71)東京電力「トリチウム水海洋放出問題」は何がまずいのか? その論点を整理する 牧田寛
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 この地下水対策は、スリーマイル島原子力発電所事故(TMI-2)やチェルノブイル原子力発電所事故では必要とされなかったもので、福島核災害の大きな特徴の一つといえます。結果、凍土壁や汚水処理装置、多くの地下水汲み上げ井戸、大量のタンク群が現れました。
 
東京電力「トリチウム水海洋放出問題」は何がまずいのか? その論点を整理する 牧田寛 ハーバービジネスオンライン  2019/09/04

 
(72)『原発にしがみつく日本 なぜ?どうする?』小出裕章氏への9つの質問と回答
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 もちろん、これまで東電と国がやってきた凍土壁では地下水の流入を止めることはできません。
 でも、きちんとしたコンクリートの遮水壁を作ることは可能だと私は思います。
 トンネル工事など多数の実績を重ねてきた専門家からそう聞きました。
 
『原発にしがみつく日本 なぜ?どうする?』小出裕章氏への9つの質問と回答 たんぽぽ  2019/10/17

 
(73)福島第一の凍土壁、冷却材の塩化カルシウム溶液漏れる
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東京電力は16日、福島第一原子力発電所で、汚染水発生を抑えるために地中の土壌を凍らせる凍土壁の凍結管4か所から、冷却材の塩化カルシウム溶液が漏れていたと発表した。(後略)
 
福島第一の凍土壁、冷却材の塩化カルシウム溶液漏れる 読売新聞  2020/01/16

 
(74)凍土壁の4カ所で冷却液漏れ 福島第1原発
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東京電力は16日、福島第1原発の汚染水対策として設置している凍土遮水壁で、凍結管の4カ所から冷却液が漏れていたと発表した。冷却液は融雪剤などに使用される塩化カルシウムを含む液体で、環境への影響はないという。(後略)
 
凍土壁の4カ所で冷却液漏れ 福島第1原発 毎日新聞  2020/01/17

 
(75)凍土遮水壁「いつ止めるか、そろそろ議論」規制委の更田委員長 汚染水対策で設置
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東京電力が福島第1原発の汚染水対策で設置している凍土遮水壁について、原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は26日の定例会で「いつ止めるか、そろそろ議論の対象になる」と述べ、東電と運用停止の議論をする考えを示した。(後略)
 
凍土遮水壁「いつ止めるか、そろそろ議論」規制委の更田委員長 汚染水対策で設置 毎日新聞  2020/02/26

 
(76)過去にロシアを糾弾したが…安倍首相、原発汚染水120万トンを放流?
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2014年に壁と堤防の間に水路を設置し、海に流れ込む地下水が水路に沿って流れるようにした。流れた汚染水を吸い上げて処理した後、海に放出しようという計画だった。しかし地下水量が増え、2015年からは壁が曲がり始めた。凍土遮水壁を設置しても流入する地下水の量は減らなかった。
 
過去にロシアを糾弾したが…安倍首相、原発汚染水120万トンを放流? 中央日報  2020/08/01

 
(77)地下水累計100万トン放出 処理水には抵抗感 福島第一原発
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 しかし、建屋の“水際"で地下水の流入を全て食い止めることはできない。地下水バイパス、1〜4号機周囲を氷の壁で覆う凍土遮水壁、サブドレンからのくみ上げを実施しても地下水や雨水が建屋に流れ込み、デブリ冷却のため注入された水やデブリそのものと混じり合い、汚染水が発生する。
 
地下水累計100万トン放出 処理水には抵抗感 福島第一原発 福島民報  2020/10/28

 
(78)地元からも海外からも「汚染水流すな!」のタンク保管汚染水 浜島高治
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 せっかくの「凍土壁」も更田委員長自らが「氷の簾(すだれ)」と言い、壮大なタンク群情景に
 
地元からも海外からも「汚染水流すな!」のタンク保管汚染水 浜島高治 たんぽぽ  2020/12/11

 
(79)村井知事が福島第一原発を初視察 「処理水の安全性について説明を」強く要望
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東京電力の説明 「1500本の凍結管を打ち込んで造り上げた凍土壁
宮城県 村井 知事 「こう囲っている?」
 
村井知事が福島第一原発を初視察 「処理水の安全性について説明を」強く要望 仙台放送  2020/12/24
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