[2021_04_14_15]経産相 IAEA事務局長と会談 国際的な懸念払拭へ協力要請 (NHK2021年4月14日)
 
参照元
経産相 IAEA事務局長と会談 国際的な懸念払拭へ協力要請

 政府が、東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける処理水を国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決めたことについて、梶山経済産業大臣はIAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長と会談し、国際的な懸念の払拭に向けた協力を要請しました。
 梶山経済産業大臣はきょう、IAEAのグロッシ事務局長とテレビ会議で会談しました。
 このなかで、梶山大臣は、「政府が策定した基本方針では、IAEAの協力を得て情報公開を徹底し、風評被害の払拭に向けた取り組みを行うことにしている」と述べ、安全性の検証や情報発信などで国際的な懸念の払拭に向けた協力を要請しました。
 これに対しグロッシ事務局長は、「協力はもちろん積極的に受けさせていただく。日本および海外の多くが今回の決定を評価していると思う」と述べました。
 会談では、今後、一層緊密に連携して準備を加速させる方針を確認したうえで、日本の要請でIAEAがことし夏ごろまでに日本に調査団を派遣することを目指すことになりました。
 この中で具体的な処分方法に関する東京電力の検討状況についてIAEAが検証したりアドバイスを行ったりするということです。
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_: