[2021_04_16_05]再浄化後、第三者が測定 処理水の放出計画 東電(時事通信2021年4月16日)
 
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再浄化後、第三者が測定 処理水の放出計画 東電

 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出で、東京電力は16日、処分計画の概要を公表した。
 基準値を上回る放射性物質が含まれる水は二次処理(再浄化)を実施。トリチウム以外の放射性物質を除去し、第三者による測定で安全性を担保するという。
 東電が海洋放出に向けて敷地内のタンクで保管している水には、一部で基準値を超える放射性物質が残っている。このため、改めて浄化装置「ALPS」(アルプス)を用い、基準値を下回るまで浄化。セシウム137など62種類の放射性物質などについて、東電と第三者機関が濃度を測定する。
 その後、ポンプでくみ上げた海水と混ぜ、トリチウム濃度が水1リットル当たり1500ベクレル未満になるまで希釈した後、海洋に放出する。配管などの新設には原子力規制委員会の認可が必要で、放出まで2年程度かかるとみられる。
 また、放出を開始する1年前から海域のモニタリングを強化するほか、処理水を水槽などにためて魚を飼育し、影響がないかどうかを確認。処理水を保管するタンクの増設も検討するという。
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