東南海地震

発生日 地震名 その他の地震名 最大震度 死者・行方不明者(人) 特記 時分 緯度(度) 経度(度) 深さ(km) 全・半壊戸数
1944/12/07 東南海地震 7.9 6 1223 13時35分 33.6 136.2 40 17347

[ 初めに ]
 以下の記事は敗戦の前年1944年に発生した東南海地震に関連する記事を時系列に97件収集したものです。この地震が発生したのが12月7日の午後1時半頃、マグニチュードは7.9、最大震度は6、死者は1223人に達しました。この地震は南海トラフで起きたごく当たり前の地震でしたが、戦時中ということで、軍部により、情報が隠されてしまいました。「(80)戦時下に起きていた「逆神風」(島村英紀)」によると、「被害を受けた住民は、被害について話さないように、話すことはスパイ行為に等しいなどとされたのだ。」とあります。
 この地震について、その当時の新聞を調べてみました。以下にあるのがその紙面です。見出しを見ると、「空襲にも翼の増産突撃だ 一歩も退くな職場戦 急げ軍隊的統整 必勝の熱意こそ道拓く鍵」「止むに止まれぬ特攻隊魂 富永中将談 死して生きる心 国を動かす真の死」「「B29」何するものぞ 馬乗りで叩き落す 生還にかがやく中野機」「北東戦線 不毛地に兵隊農場 雪の城砦で自給生活」「”警報なし空襲”に揺がぬ隣組 B29のゲリラ戦」等の戦時色満載であることが分ります。
 その中に、「昨日の地震 震源地は遠州灘 徹夜復旧作業 疎開学童は無事 」という当地震の記事が載っていました。面積にして紙面の5分の1程度程度でしょうか。この記事以降、この地震に関する報道は無いか、調べてみましたが、掲載されていないようでした。
 この東南海地震については、当然行われるべき地震直後の総合的な学術的調査も行われた節もないまま、予想される南海トラフの超巨大地震においては、常に話題として出てくるという、大変残念な情報の欠落となっています。以下の記事が、南海トラフの超巨大地震を考えるための材料に少しでもなれば幸いです。
 

  (注1)文中に?とあるのは古い記事の為判読不能となった部分です。
  (注2)東南海地震という単語には赤色を付加しました。
 

 
(1)昨日の地震 震源地は遠州灘 徹夜復旧作業 疎開学童は無事
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○昨日の地震 震源地は遠州灘
 十二月七日十五時五十分発表(中央気象台)−本日午後一時三十六分ごろ遠州灘に震源を有する地震が起って強震を感じて被害を生じたところもある
○徹夜復旧作業 疎開学童は無事 浜松
 浜松地方の地震は弱震を感じて間もなく急激にその強さを増したが、空襲の体験を得て来た一般人の退避はまづ順調であった
浜松市内外の工場方面では地震によって生産力を落としては相済まない、?八日は平常通りの作業を行うばかりか更に能率をあげようと全??員とも生産?強に結束して?上がった、と同夜から徹夜復旧作業に努め????浜松支部では非常米を蔵出しして三食分の炊き出しを行い、各工場の復旧部隊に配ってその促進を図っている、日頃の防空訓練の賜物で火事も消し止め安心させた、なお浜松??管内各町村に疎開している学童には異状がない(浜松)
○焼夷弾とも戦う 静岡
 七日午後一時三十六分頃静岡県下一帯に地震あり、静岡測候所の調査によれば震源地は南南西四百五十キロの遠州灘、県は直ちに対策本部を設け、学徒等の??を求めて逞しき復興に乗り出した、また賀茂郡下田町には二時三十分ごろ高波あり、浸水被害を生じた、この夜??の某地へ夜陰に乗じて忍び寄った敵機が焼夷弾を若干投下し一部に火災が起ったが??に燃ゆる県民はたちまち躍りかかって被害を最小限度に食い止めた(静岡)
 
昨日の地震 震源地は遠州灘 徹夜復旧作業 疎開学童は無事 東京朝日新聞  1944/12/08

 
(2)東海地方に地震 被害、最小限度に防止
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○今村博士談(中略)私がこんどの地震は紀伊半島の沖合起きると予報したのは大正十二年の関東大震災の直後であった、それには二つの学説的根拠があったからだ、一つは日本の周辺に五つの大きな地震ー紀伊半島沖(地図A)東海道沖(B)関東沖(C)三陸沖(D)根室沖(E)がある、この地震帯と日本歴史上に判明している大地震とを照合してみると大地震は紀伊沖から始まり、根室沖に至る循環運動をくり返しており現在はその三回目になっている。
 例えばその傾向の延?は明治二十七年根室沖、同二十九年三陸沖、大正十二年関東大震災、昭和十九年東海道沖、それにつづいてこんどの紀伊沖の大地震となっている。(後略)
 
東海地方に地震 被害、最小限度に防止 朝日新聞  1945/01/14

 
(3)西日本に大地震と津浪 和歌山 高知 被害は甚大
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(前略)○関東大震災よりも大きい
 二十一未明の地震は中央気象台地震課の?によると震源地は和歌山南四百キロ、東経百三十五度、北緯三十三度の海底でほとんど全国にわたって地震が感じられ、一昨年熊野灘に起った大地震や関東大震災よりも大きく本邦付近の地震としては最大級のものだが、震源地が遠い海中だったので?接の被害は目立たなかった、また東大地震研究所荻原博士の話では震源地は世界二大地震帯の一つ環太平洋地震帯の一部で、いわゆる太平洋外側地震帯に属している、関東大震災、昭和八年の三陸大地震、東南海大地震もみなこの地震帯の活動のためだったから学者はこの地震帯に注目していた。(後略)
 
西日本に大地震と津浪 和歌山 高知 被害は甚大 朝日新聞  1946/12/22

 
(4)今村博士談 予知は出来る 地震は順序ふみ循環 残念、戦争で測定を中止
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○今村博士談 予知は出来る 地震は順序ふみ循環 残念、戦争で測定を中止
 近畿、四国の大地震を予知したといわれる元東大教授今村明恒博士は大地震は当然起こるべき場所で起るもので「何処に近いうちに大地震がくるであろう」という予報はできるとその理由を次のように語っている。
 私がこんどの地震は紀伊半島の沖合起きると予報したのは大正十二年の関東大震災の直後であった、それには二つの学説的根拠があったからだ、一つは日本の周辺に五つの大きな地震ー紀伊半島沖(地図A)東海道沖(B)関東沖(C)三陸沖(D)根室沖(E)がある、この地震帯と日本歴史上に判明している大地震とを照合してみると大地震は紀伊沖から始まり、根室沖に至る循環運動をくり返しており現在はその三回目になっている。
 例えばその傾向の延?は明治二十七年根室沖、同二十九年三陸沖、大正十二年関東大震災、昭和十九年東海道沖、それにつづいてこんどの紀伊沖の大地震となっている。(後略)
 
今村博士談 予知は出来る 地震は順序ふみ循環 残念、戦争で測定を中止 朝日新聞  1946/12/24

 
(5)はじめに PAGE 1
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はじめに PAGE 1 検証・危険列島 新版 (生越忠)  1995/02/22

 
(6)第一分科会_神戸からの声_地震と原発__生越忠さん講演
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(前略) ところで、今からほぼ半世紀ほど前の1943年から1948年までの5年間、西南日本には、1943年9月10日の鳥取地震(M=7.2。1083人)、1944年12月7日の東南海地震(M=7.9。1251人)、1945年1月13日の三河地震(M=6.8。2306人)、1946年12月21日の南海地震(M=8.0。1443人)および1948年6月28日の福井地震(M=7.1。3769人)と、1回で1000人以上の死者が出た地震が5つも発生し、この5年間の死者数の合計は、1万人近くにも達しました。(後略)
 
第一分科会_神戸からの声_地震と原発__生越忠さん講演 環太平洋  1996/10/20

 
(7)広域で連携した防災対策が急務 南海・東南海地震確率公表
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広域で連携した防災対策が急務 南海・東南海地震確率公表 毎日新聞 2001/09/28

 
(8)南海トラフ沿いに起きた巨大地震の震源域
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南海トラフ沿いに起きた巨大地震の震源域 朝日新聞 2001/09/28

 
(9)東南海地震 30年以内50% 『南海』連動の恐れ 同時なら最大M8.5
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東南海地震 30年以内50% 『南海』連動の恐れ 同時なら最大M8.5 中日新聞 2001/09/28

 
(10)「大国」日本で高まる危険性 大地震いつ起こる? 東海 Xデー4年以内か
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「大国」日本で高まる危険性 大地震いつ起こる? 東海 Xデー4年以内か 東奥日報  2002/05/17

 
(11)東海地震 切迫度で3段階情報 「観測」「注意」「予知」
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東海地震 切迫度で3段階情報 「観測」「注意」「予知」 朝日新聞  2002/07/29

 
(12)「東海」「東南海」「南海」地震の被害想定 同時発生、過去にも
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「東海」「東南海」「南海」地震の被害想定 同時発生、過去にも 毎日新聞  2003/09/18

 
(13)東海地震に備えよ 東京大学地震研究所教授 島崎邦彦氏
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東海地震に備えよ 東京大学地震研究所教授 島崎邦彦氏 読売新聞  2003/09/20

 
(14)東海地震と東南海・南海地震
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東海地震と東南海・南海地震 防災会議  2003/12/16

 
(15)原発の耐震基準見直し 安全委、直下型も対象に
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原発の耐震基準見直し 安全委、直下型も対象に 日経新聞  2004/05/31

 
(16)十勝沖地震、前兆滑り見つからず 「東海」予知に不安の声
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十勝沖地震、前兆滑り見つからず 「東海」予知に不安の声 静岡新聞  2004/06/03

 
(17)列島覆う大地震の危険性 意外に怖い確率1% 津波怖い海溝型
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列島覆う大地震の危険性 意外に怖い確率1% 津波怖い海溝型 読売新聞  2004/06/18

 
(18)近畿で震度5弱連続 津波観測 広い範囲で揺れ 「未経験の状況」気象庁
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近畿で震度5弱連続 津波観測 広い範囲で揺れ 「未経験の状況」気象庁 朝日新聞  2004/09/06

 
(19)東南海・南海地震起きれば・・・ 停電68万戸、仮復旧に6日 四国電力が予測
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東南海・南海地震起きれば・・・ 停電68万戸、仮復旧に6日 四国電力が予測 神戸新聞  2004/09/22

 
(20)史上最悪の津波災害 日本の原発も危険 津波襲来場所にわざわざ原発
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史上最悪の津波災害 日本の原発も危険 津波襲来場所にわざわざ原発 たんぽぽ  2005/01/25

 
(21)20メートル超津波 日本でも スマトラ沖地震など調査 対策強化よびかけ 土木学会
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20メートル超津波 日本でも 対策強化よびかけ 土木学会 赤旗  2005/04/02

 
(22)"想定外"の大地震 対策は? 「揺れ予測」減災に生かせ 入倉孝次郎氏 短期の予知はまだ困難 大竹政和氏
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「揺れ予測」減災に生かせ 短期の予知はまだ困難 読売新聞  2005/04/05

 
(23)インドネシア スマトラ沖地震が影響か 複数火山が活発化 −タラン山噴火ー 宝永地震後の富士山を連想
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インドネシア スマトラ沖地震が影響か 複数火山が活発化 新潟日報  2005/04/25

 
(24)巨大津波予測 自治体に危機感 道路かさ上げ要求も 犠牲半減へ ハザードマップ必要
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巨大津波予測 自治体に危機感 道路かさ上げ要求も 朝日新聞  2005/06/23

 
(25)女川原発の耐震設計では宮城県沖地震に耐えられない
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(前略)東海地震と浜岡原発
東海地震は、兵庫県南部地震の15倍の規模の地震
東南海地震と一体に起これば、エネルギーは単独で起こった場合の数倍
1号機と2号機の耐震設計は、地震の揺れ(加速度)を最大450ガルまで想定
3号機と4号機は、最重要機器は600ガル、非常用炉心冷却装置などは450ガルを想定
その理由として、1854年の安政東海地震の揺れが450ガルだったとし、また、
マグニチュード8.5の地震が限界地震で、それによる最大の揺れは600ガルとしています。(後略)
 
女川原発の耐震設計では宮城県沖地震に耐えられない 翠の風 2005/08/20

 
(26)地震を学ぼう 揺れと地質 揺れ強まる火山性地質
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地震を学ぼう 揺れと地質 揺れ強まる火山性地質 中日新聞  2006/06/19

 
(27)南海地震 次は巨大型? 地層に500年周期の跡 高知大教授らあす研究発表
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南海地震 次は巨大型? 地層に500年周期の跡 静岡新聞  2006/06/19

 
(28)遠州灘まで震源域か 1944年の東南海地震 東大研 観測データ分析から新設 見直しつながる研究 安藤雅孝名古屋大教授(地震学)
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遠州灘まで震源域か 1944年の東南海地震 中日新聞  2006/10/31

 
(29)ゆっくり滑り 警戒解けず 地震学会検証 東海地震は今2006 東海地震は「依然切迫」 最新動向 滑りの中心 西へ移動か
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ゆっくり滑り 警戒解けず 地震学会検証 静岡新聞  2006/11/05

 
(30)中部・近畿圏 直下地震 地盤弱い地域 震度7
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中部・近畿圏 直下地震 地盤弱い地域 震度7 中央防災会議 福井新聞  2006/12/08

 
(31)柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会
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(前略)(注1) 1854年安政東海・南海地震の前にも、1944年東南海・1946年南海地震の前にも、そのような地震活動期がみられた。また、1995年兵庫県南部、2000年鳥取県西部、04年新潟県中越、05年福岡県西方沖、07年能登半島、07年新潟県中越沖の各地震は現在の活動期の現われという見方がある。(後略)
 
柏崎原発 閉鎖求める声明を発表 専門家らの会 新潟日報  2007/08/22

 
(32)世界のM7以上の地震の年平均発生数 日本は活動期に
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世界のM7以上の地震の年平均発生数 日本は活動期に 日経新聞  2007/09/30

 
(33)原発の耐震安全性確認に関する緊急要望
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原発の耐震安全性確認に関する緊急要望 脱原ネト  2008/01/30

 
(34)ゆっくりとした長周期地震動 震源近くより首都圏で揺れ 地下構造が影響
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ゆっくりとした長周期地震動 震源近くより首都圏で揺れ 地下構造が影響 茨城新聞  2009/02/12

 
(35)第66回:気象庁が発表した「震度解説表」の「要注意個所」を解析する
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(前略) つまり、震度6弱とか震度6強には下限と上限があるが、震度7はいわば青天井なので上限はない。東海地震、東南海地震、南海地震などの海洋型巨大地震が連続的に発生すれば、計測震度が7.1とか7.2になる可能性も否定しきれない。全壊率はすさまじい数字に跳ね上がるはずなのに、その危険性を論じようとしないのだから、現実から目を背けてしまったことになる。いかにも、お役所仕事である。(後略)
 
第66回:気象庁が発表した「震度解説表」の「要注意個所」を解析する SAFETY  2009/04/16

 
(36)15〜30分差で地震ー>津波の高さ2倍 東大など解析 東海・東南海・南海
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15〜30分差で地震ー>津波の高さ2倍 東大など解析 朝日新聞  2009/05/21

 
(37)ついに浜岡原発が地震で停止 地震で壊れた5号機は 山崎久隆
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ついに浜岡原発が地震で停止 地震で壊れた5号機は 山崎久隆 たんぽぽ  2009/08/30

 
(38)なまず博士のなるほど減災ゼミ 「第3のタイプ」 県中西部でも要注意
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なまず博士のなるほど減災ゼミ 「第3のタイプ」 県中西部でも要注意 中日新聞  2009/10/19

 
(39)★大災害データベース/近年の日本の強震録(2001年〜2010年)
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★大災害データベース/近年の日本の強震録(2001年〜2010年) 管理人G 2011/01/01

 
(40)「東海、東南海、南海」地震 日向灘連動ならM9も 文科省想定
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「東海、東南海、南海」地震 日向灘連動ならM9も 文科省想定 日経新聞  2011/04/08

 
(41)日本の地震学、改革の時_ロバート・ゲラー
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(前略)確率論的な地震動予測地図といえば信頼性が高いようにみえるかもしれないが、予測に用いられた手法が検証されるまでは、単なるモデルにすぎない。この地図で最も危険だと評価されているのが、東海、東南海、南海という3つの地域の「シナリオ地震」である。しかし現実には、1979年以降、10人以上の死者を出した地震は、この確率論的地震動予測地図において、比較的リスクが低いとされてきた場所で発生している。この矛盾からだけでも、確率論的地震動予測地図およびその作成に用いられた方法論に欠陥があること、したがって破棄すべきであることが強く示唆される。(後略)
 
日本の地震学、改革の時_ロバート・ゲラー NATURE  2011/04/28

 
(42)社説 中央防災会議 反省踏まえた抜本策を
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社説 中央防災会議 反省踏まえた抜本策を 中日新聞  2011/06/28

 
(43)どの活断層も危険性 遠方でもずれ発生 高まる発生確率
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どの活断層も危険性 遠方でもずれ発生 高まる発生確率 中日新聞  2011/07/04

 
(44)県内原発の安全性は 若狭湾は活断層の巣 国評価 揺らぐ信頼性
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県内原発の安全性は 若狭湾は活断層の巣 国評価 揺らぐ信頼性 福井新聞  2011/07/14

 
(45)防潮堤 計画火6メートル高い18メートル 中部電 浜岡原発に津波対策
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防潮堤 計画火6メートル高い18メートル 中部電 浜岡原発に津波対策 福井新聞  2011/07/23

 
(46)津波警報 「最悪」想定し第一報 気象庁 改善策方針まとめる
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津波警報 「最悪」想定し第一報 気象庁 改善策方針まとめる 東奥日報  2011/07/28

 
(47)繰り返す南海、東南海 2000年前、30メートル津波か
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繰り返す南海、東南海 2000年前、30メートル津波か 福井新聞  2011/08/02

 
(48)「四連動」想定必要 三連動に加え沖合震源 東大 津波、2倍にも
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「四連動」想定必要 三連動に加え沖合震源 東大 津波、2倍にも 中日新聞  2011/08/25

 
(49)迅速な避難を優先 第一報高さ示さず 気象庁が津波警報改善案
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迅速な避難を優先 第一報高さ示さず 気象庁が津波警報改善案 東奥日報  2011/09/08

 
(50)東日本大震災 海底活断層が原因か 東洋大教授ら 地震空白域も指摘
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東日本大震災 海底活断層が原因か 東洋大教授ら 地震空白域も指摘 東奥日報  2011/09/24

 
(51)地震間隔 2つの周期か 南海トラフ 地層から津波跡発見
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地震間隔 2つの周期か 南海トラフ 地層から津波跡発見 東奥日報  2011/09/30

 
(52)謎多い「揺れない地震」 南海・東海 連動の鍵
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謎多い「揺れない地震」 南海・東海 連動の鍵 東奥日報  2011/11/08

 
(53)巨大地震5連動想定 日向灘、南海トラフも 御前崎西防波堤耐久性調査
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巨大地震5連動想定 日向灘、南海トラフも 御前崎西防波堤耐久性調査 中日新聞  2011/11/08

 
(54)南海トラフの巨大地震 震源域2倍に拡大 内閣府有識者会議
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南海トラフの巨大地震 震源域2倍に拡大 内閣府有識者会議 東奥日報  2011/12/28

 
(55)200キロの海底活断層 紀伊半島沖・南海トラフ M8級地震発生も
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200キロの海底活断層 紀伊半島沖・南海トラフ M8級地震発生も 東奥日報  2012/01/28

 
(56)みんな気づいているだろうか 地震防災が原発の妨害を受けていることを
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みんな気づいているだろうか 地震防災が原発の妨害を受けていることを よせ新聞  2012/02/28

 
(57)マグニチュード8の衝撃、高層ビルの耐震性能は無意味?!
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(前略) ところが東海、東南海、南海地震の3連動地震の模擬波(マグニチュード8.4を想定)でシュミレーションすると、ビルの揺れを制御しきれずに擁壁にぶつかってビル本体が壊れてしまう事例が出てきた。更に揺れが大きくなりすぎて積層ゴムが引き抜かれてしまうことも予想されている。(後略)
 
マグニチュード8の衝撃、高層ビルの耐震性能は無意味?! 阿修羅  2012/03/28

 
(58)南海トラフ沿いの地震 新知見で見直し急務 過去に「宝永」超級か
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南海トラフ沿いの地震 新知見で見直し急務 過去に「宝永」超級か 静岡新聞  2012/04/01

 
(59)再稼働以前の問題だ 連動地震の危機が迫っている1
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再稼働以前の問題だ 連動地震の危機が迫っている1 よせ新聞  2012/04/15

 
(60)大地震でも生き残る街「全国ベスト5」公開
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(前略) 現在、迫りくる大地震は首都直下型だけではない。今や日本は東海、東南海、南海のM8級の巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況なのだ。そこで、災害危機コンサルタントの堀越謙一さん検証・監修による、大地震が来ても「最後まで生き残る街」ランキングを作成した。(後略)
 
大地震でも生き残る街「全国ベスト5」公開 女性自身  2012/05/07

 
(61)3連動地震で東京・大阪の高層ビル 揺れ強さ最大「東日本」の5倍
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3連動地震で東京・大阪の高層ビル 揺れ強さ最大「東日本」の5倍 中日新聞  2012/05/22

 
(62)東海、東南海、南海地震 7世紀にも「3連動」か 参総研
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東海、東南海、南海地震 7世紀にも「3連動」か 参総研 東奥日報  2012/08/21

 
(63)三陸沖北部は上昇 巨大地震発生確率 30年以内に1〜20%
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三陸沖北部は上昇 巨大地震発生確率 30年以内に1〜20% 東奥日報  2013/01/14

 
(64)「南海トラフ」付近 大地震6000年間に15回 高知大 津波痕跡調査で
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「南海トラフ」付近 大地震6000年間に15回 高知大 津波痕跡調査で 東奥日報  2013/01/30

 
(65)「南海」との関連指摘も
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「南海」との関連指摘も 毎日新聞  2013/04/13

 
(66)南海トラフ地震発生前 「逆断層型」が増加 関連性を分析 名古屋大
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南海トラフ地震発生前 「逆断層型」が増加 関連性を分析 名古屋大 東奥日報  2013/06/14

 
(67)被害地震の地震情報及び関連記事情報(表形式)
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被害地震の地震情報及び関連記事情報(表形式) 地震わ会  2015/11/05

 
(68)「熊本」は「南海トラフ」の引き金にはならない…専門家指摘も
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(前略) 南海トラフではフィリピン海プレート(岩板)が陸のプレートの下に沈み込んでいる。この影響で西日本の陸地は北西方向に押されてひずみが蓄積しており、マグニチュード(M)8級の南海トラフ地震が近づくと、活断層が動いて内陸の直下型地震が増えることが知られている。
 昭和19年の東南海地震では、発生前の数十年間に鳥取地震(M7・2)などの直下型が多発。平成7年の阪神大震災(M7・3)も次の南海トラフ地震の準備過程の一つとみられる。(後略)
 
「熊本」は「南海トラフ」の引き金にはならない…専門家指摘も 産経  2016/04/24

 
(69)「地震は予知できない」という事実 国の地震予測地図はアテにならない
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(前略) そのハザード・マップを、実際に起きた大地震と重ね合わせてみると衝撃的な事実がわかる。今後30年のうちに震度6弱以上の地震に見舞われる確率が極めて高いとされている、南海・東南海・東海地方や首都圏では、1990年以降死者10人以上の地震は起こっていない。実際に起きた震災は、比較的安全とされた地域ばかりだった。この地図はハザード・マップではなく、“外れマップ"と呼ぶべきだ。(後略)
 
「地震は予知できない」という事実 国の地震予測地図はアテにならない 東洋経済  2016/04/28

 
(70)検証 熊本地震 小さく見える発生確率 耐震基準 地域で差
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検証 熊本地震 小さく見える発生確率 耐震基準 地域で差 毎日新聞  2016/05/15

 
(71)南海トラフ 四国沖 ひずみ蓄積 海保観測「地震想定へ重要」
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南海トラフ 四国沖 ひずみ蓄積 海保観測「地震想定へ重要」 東奥日報  2016/05/24

 
(72)東海地震想定の大震法、南海トラフに拡大へ
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(前略) だが、複数の震源域が一気にずれ動いた想定外の東日本大震災を経験し、政府は、東海地震の震源域を含む静岡から九州沖までの震源域が連動する南海トラフ巨大地震に備える方針に切り替えた。東海地震の震源域に加え、周辺の東南海、南海、九州・日向灘地域の震源域が一気にずれ動いた場合を想定し、地震の大きさや津波の高さ、被害想定の見直しを実施。別の特措法を制定し、2014年、南海トラフ巨大地震に備え、茨城から沖縄まで29都府県707市町村を、防災施設の整備などを行う防災対策推進地域に指定した。(後略)
 
東海地震想定の大震法、南海トラフに拡大へ 読売新聞  2016/06/19

 
(73)Q&A 東海地震 対策見直し 40年ぶり抜本改革 予知前提の在り方議論
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Q&A 東海地震 対策見直し 40年ぶり抜本改革 予知前提の在り方議論 東奥日報  2016/07/01

 
(74)地震の年表(日本)
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(前略)1944年(昭和19年)12月7日 東南海地震(昭和東南海地震) - 三重県沖、Mj 7.9(Mw 8.2)、静岡県御前崎市、三重県津市で最大震度 6。死者・行方不明者1,223人、伊豆から紀伊にかけて津波。(後略)
 
地震の年表(日本) Wikipe  2016/07/10

 
(75)そこが聞きたい 熊本地震の教訓 山岡耕春氏
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(前略)2 南海トラフ地震
 東海地方から西日本太平洋側の海底「南海トラフ」を震源としたM8〜9クラスの巨大地震。東海、東南海、南海の地震が連動して発生する可能性がある。周期は100年程度で、1946年の南海地震以降は起こっていないため、今後30年以内の発生確率は70%。東海や近畿の津波被害による日本経済への打撃が懸念される。首都直下型地震とともに深刻な被害が想定される。(後略)
 
そこが聞きたい 熊本地震の教訓 山岡耕春氏 毎日新聞  2016/07/16

 
(76)原発の地震動見直しと美浜3号審査中止を求める緊急要請・院内集会
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(前略) みなさまには、この一連の動きをぜひともご理解いただきますよう、今回ご紹介する各サイトや資料類、そして当日録画に目をお通しいただき、私たちとともに原子力規制委員会・規制庁の電力会社によるインチキ行為追認の動きに対して抗議の声を強く大きく挙げていただきたいと思います。まもなく南海地震・東南海地震・東海地震や二度目の東日本大震災、あるいは関東大震災が近いと言われている中で、かような愚か極まる行為はあまりに危険すぎます。目先の会社経営のことだけに執着して原発にしがみつく電力会社幹部たちや、その便宜をはかることを第一義に考える原子力規制委員会・規制庁の馬鹿タヌキたちが日本を滅亡させていくのを黙って見過ごすわけにはいきません。基準地震動や基準津波の過小評価など、断固として許すわけにはいかないのです。(後略)
 
原発の地震動見直しと美浜3号審査中止を求める緊急要請・院内集会 いちろう 2016/07/27

 
(77)南海トラフ 全域で断層調査 境界重点に連動確率予測
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南海トラフ 全域で断層調査 境界重点に連動確率予測 東奥日報  2016/08/17

 
(78)鳥取の地震
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(前略) 第2次世界大戦中に、日本は立て続けに大地震に見舞われる。昭和18(1943)年の「鳥取地震」に始まって、翌年の「東南海地震」、終戦の年の「三河地震」である。先の二つは死者・行方不明者が千人強、三河地震に至っては約2300人という惨事であった◆戦時下の国家による報道管制で、被害の実態は今のように国民にほとんど知られることはなかったとされる。共有する記憶は薄いのである。(後略)
 
鳥取の地震 佐賀新聞  2016/10/22

 
(79)「原発再稼働は認めない」と断言した新潟県知事にネガキャンペーン
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「原発再稼働は認めない」と断言した新潟県知事にネガキャンペーン リテラ  2017/01/08

 
(80)戦時下に起きていた「逆神風」
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 日本人が知らされていなかった大地震があった。
 それは三河地震。1945年1月13日、第二次大戦の終戦の半年あまり前に、愛知県を襲った内陸直下型地震だ。マグニチュード(M)6.8だった。
 2ヶ月前の1944年12月に東南海地震(M7.9)が起きて、当時、軍需工場が集中していた名古屋に壊滅的な被害を与えてから間もないときだった。東南海地震は、恐れられている南海トラフ地震の直近の先祖である海溝型地震だ。
 この二つの地震の報道には厳しい報道統制が敷かれた。軍需工場が大被害を受けた「逆神風」が敵国に知られるのではないか、戦争で疲れ切っていた国民の戦意をいっそう喪失させるのではないか、と軍部が恐れたのだ。
 このころ太平洋やアジア各地で日本軍の撤退や玉砕が続いていて、これらの情報も同じ理由から報道されなかった。
 この二つの地震は国民には隠されてしまった。被害を受けた住民は、被害について話さないように、話すことはスパイ行為に等しいなどとされたのだ。(後略)
 
戦時下に起きていた「逆神風」 島村英紀  2017/01/20

 
(81)ようやく実現した東電トップとの初会談で“再稼働バトル"
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ようやく実現した東電トップとの初会談で“再稼働バトル" 金曜日  2017/01/24

 
(82)専門家が警鐘を鳴らす「“再稼働"で危ない全国の原発」
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専門家が警鐘を鳴らす「“再稼働"で危ない全国の原発」 女性自身  2017/05/27

 
(83)堆積物が示唆する「次の大地震」 宝永地震なみの大きさになる可能性も
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(前略) この池の掘削で分かった3枚の砂の層の時間間隔は677年と346年だ。もちろん、地震の間隔にはばらつきがある。だが、今年は、すでに宝永地震から310年たってしまっている。
 しかも、いちばん近年の先祖である東南海地震(1944年)と2年後にその西方で起きた南海地震(1946年)は、両方合わせても、歴代の先祖よりも小さかった。地震を起こすエネルギーが残っているのだ。それゆえ次の大地震、南海トラフ地震は宝永地震なみの大きさになる可能性がある。(後略)
 
堆積物が示唆する「次の大地震」 宝永地震なみの大きさになる可能性も 島村英紀  2017/08/18

 
(84)変形力で岩石溶融、断層に=深いプレート内部地震―愛媛大など
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(前略) 日本列島の太平洋側では、海側プレートが日本海溝や南海トラフで陸側プレートの下に沈み込んでいる。プレート境界の浅い部分が急に滑ると、東日本大震災や東南海・南海地震のような大地震と津波が起きる。それより深い、沈み込む海側プレートの内部で発生する地震では津波は起きないが、マグニチュード7程度に大きくなる場合がある。(後略)
 
変形力で岩石溶融、断層に=深いプレート内部地震―愛媛大など 時事通信  2017/08/29

 
(85)南海トラフ地震の「先駆け」
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(前略)◎ところで、鳥取地震はたんに鳥取だけの地震ではなかった。
 北但馬地震(1925年、M6.8)と北丹後地震(1927年、M7.3)と鳥取地震は、南海地震(1946年、M8.0)と東南海地震(1944年。M7.9)の「先駆け」になった直下型地震ではないかと考えられているのだ。
 南海地震と東南海地震は、恐れられている「南海トラフ地震」の先祖だ。同じメカニズムで起きる先祖は10回以上が知られている。
 これら先祖たちの数十年前から西日本で直下型地震がいくつも起きたことが知られている。(後略)
 
南海トラフ地震の「先駆け」 島村英紀  2017/09/08

 
(86)<南海トラフ地震>JR、臨時情報後も運行 新制度開始
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(前略) 【ことば】南海トラフ地震に関連する臨時情報
 南海トラフ巨大地震の想定震源域でマグニチュード7以上の地震や地殻変動など、大規模地震の前兆の可能性がある現象を観測した場合、政府が国民に警戒を呼びかけるために出す情報。専門家でつくる評価検討会の議論に基づき、気象庁が発表する。地震の予知は難しいという前提に立っているため「空振り」も想定されることや、東海地震だけでなく東南海・南海地震なども含めた幅広い被害想定域に警戒を呼びかけるなどの点で、従来の仕組みとは異なる。
 
<南海トラフ地震>JR、臨時情報後も運行 新制度開始 毎日新聞  2017/11/19

 
(87)警告! 次の震災は国民の半数が被災者になる
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(前略) 福和教授の頭には、大正時代に関東大震災の発生を警告して「地震の神様」とも呼ばれた地震学者、今村明恒(あきつね)の存在がある。今村は昭和に入ると南海トラフ地震の発生も警戒し、私財を投げ打って和歌山県に地震研究所を創設、関係自治体の長に自ら手紙を差し出して危険性を訴えた。
 しかし戦中は軍に研究所の施設を接収され、観測のできなかった1944年に東南海地震が、続く1946年には南海地震が起こってしまう。今村は災害を減らせなかったことを深く悔やみながら、その約1年後に77歳で昇天した。(後略)
 
警告! 次の震災は国民の半数が被災者になる 東洋経済  2017/11/22

 
(88)北海道沖で大津波も懸念される超巨大地震切迫の可能性、評価の理由は?
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(前略) 過去、12月には巨大地震が頻発してきました。12月8日昭和東南海地震、21日昭和南海地震、23日安政東海地震、24日安政南海地震、31日元禄関東地震です。今年も残り4日、何事もなく新しい年を迎えたいと思います。2018年が災いの少ない素晴らしい年であることを祈ります。
 
北海道沖で大津波も懸念される超巨大地震切迫の可能性、評価の理由は? 福和伸夫  2017/12/26

 
(89)日本の地震予知 島村英紀氏 大震法延命は誤り 前兆検知、科学的に不可能
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日本の地震予知 島村英紀氏 大震法延命は誤り 東奥日報 2018/01/05

 
(90)大阪直下地震は次に起こる南海トラフの前兆か_島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
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(前略) 南海トラフ巨大地震の「先祖」は、これまで13回発生したことが知られている。だが、地震の規模は1回ごとに異なる。
 一番最近に起きた1944年の東南海地震と1946年の南海地震は、二つ合わせても、「先祖」の中で小ぶりのものだった。「一番近い先祖」が小ぶりだったことは、すなわちこの次に起きる南海トラフ巨大地震の規模がそれよりも大きい可能性が高いということでもある。(後略)
 
大阪直下地震は次に起こる南海トラフの前兆か_島村英紀 iRONNA  2018/06/18

 
(91)半島ごと海に消えた村
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(前略) じつは13回知られている「先祖」でも、一回ごとにちがう。たとえば一番最近に起きた東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)は、二つあわせても「先祖」のなかでは小ぶりのものだった。
 他方1707年に起きた宝永地震は、東日本大震災(地震名としては東北地方太平洋沖地震)なみの巨大な地震だったことが分かっている。(後略)
 
半島ごと海に消えた村 島村英紀  2018/06/22

 
(92)災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 1944 東南海地震・1945 三河地震
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(前略) 1944(昭和19)年12月7日午後1時に発生した東南海地震は、海洋プレートの沈み込みに伴い発生したマグニチュード7.9の地震で、授業・勤務時間帯に重なったこともあり、学校や軍需工場等を中心に死者1,223人の被害が発生した。(後略)
 
災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 1944 東南海地震 内閣府  2018/07/04

 
(93)積丹半島沖地震 被害少なかった78年前 今度起これば大惨事に
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(前略) しかし、積丹半島沖地震が起きたのは戦時中で、被害を報道することは固く禁じられていた。
 軍需工場が多かった名古屋地方を1944年に襲った「逆神風」、東南海地震もそうだ。1944〜1945年に麦畑がいきなり400メートル以上も盛り上がった北海道・室蘭近くにある昭和新山の噴火も報じられなかった。これらの天災は、戦意喪失を恐れた政府から見れば、国民の目に触れてはならないものだった。(後略)
 
積丹半島沖地震 被害少なかった78年前 今度起これば大惨事に 島村英紀  2018/08/03

 
(94)戦時、隠された被災地 昭和東南海地震 国が報道管制
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(前略) 国民学校の四年生だった。ドッカーンという大きな音がして、激しい揺れに襲われた。「爆弾が落ちた」と思い、爆風から身を守ろうと急いで机の下にもぐった。地震だと分かったのは校舎の外に出てから。千二百人以上の死者を出した東南海地震は一九四四年十二月七日、午後の授業が始まってすぐに起こった。下校途中、倒壊した家屋から人の手だけが見え、怖くて足早に通りすぎた。 浜松市を大規模な空襲が襲ったのはその六日後だ。(中略)
昭和東南海地震> 1944年12月7日、三重県沖を震源に発生。マグニチュード7・9で三重、愛知、静岡3県を中心に1200人以上が亡くなった。静岡県の死者は300人近くに上り、旧浜松市でも23人が亡くなったという記録がある。東南海地震の37日後には愛知県東部を中心に約2300人が亡くなった三河地震が発生。戦争末期の2つの地震は発生そのものが秘密扱いで、資料もほとんど残っていない。
 
戦時、隠された被災地 昭和東南海地震 国が報道管制 東京新聞  2018/08/20

 
(95)南海トラフで連続巨大地震の懸念 1週間の避難検討
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(前略) 南海トラフ周辺の巨大地震は1944年に震源域の東側でマグニチュード7.9の地震が起きました。その2年後に西側でも8.0の地震が起きています。その前は1854年に東側でマグニチュード8.4の地震が起き、その32時間後に西側で8.4の地震が起きました。(後略)
 
南海トラフで連続巨大地震の懸念 1週間の避難検討 TV朝日  2018/12/11

 
(96)南海トラフ地震のカギを握る駿河湾
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(前略) 南海トラフ地震はいままで13回知られている。ひとつ「先祖」は2年おいて二つに分かれて起きた。1944年の東南海地震(マグニチュード(M)7.9)と1946年の南海地震(M8.0)だった。
 しかし、この二つをあわせても、歴代の「先祖」よりも小さかった。この地震の震源は、東端が遠州灘で止まっていて、なぜか、駿河湾に入ってこなかったのだ。(後略)
 
南海トラフ地震のカギを握る駿河湾 島村英紀  2018/12/13

 
(97)次は南海トラフではない? 「隠された地震」の怖さ 2019年に危ないのはのはどこか
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(前略) 鳥取地震の死者・行方不明者は1083人、三河地震は2306人。ところが、戦争中の地震は情報統制で十分な調査が行われず、これらの地震は現在でもわかっていないことが多い。昭和東南海地震と同様に「隠された地震」と呼ばれているが、海溝型の巨大地震の前後に直下型の地震が頻発していたことは、歴史の教訓として知っておく必要がある。(後略)
 
次は南海トラフではない? 「隠された地震」の怖さ AERA  2019/01/01

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