[2024_01_30_04]志賀原発 “変圧器の復旧時期 見通し立たない状況” 北陸電力 (NHK2024年1月30日)
 
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志賀原発 “変圧器の復旧時期 見通し立たない状況” 北陸電力

 18:32
 北陸電力は30日、能登半島地震の影響で外部から電気を受ける系統が一部使えなくなっている志賀原子力発電所の状況を説明し、原因となっている変圧器の復旧時期について、見通しが立たない状況だと明らかにしました。
 石川県志賀町にある志賀原発では、外部から電気を受けるために使われる変圧器の配管が壊れて、絶縁や冷却のための油が漏れ出し、3系統5回線ある送電線のうち、1系統2回線が現在も使えなくなっています。
 北陸電力は30日調査状況などを説明し、それによりますと、変圧器本体と、油の熱を放出する「放熱器」と呼ばれる設備をつなぐ太さ50センチほどの配管の接続部で、20センチほどにわたって亀裂が見つかったということです。
 また、変圧器内のガスを分析したところ、内部が故障している兆候が見られたということです。
 来月中旬に内部の点検を行ったうえで、復旧方法について検討することにしていて、復旧の時期については、現在のところ見通しが立たない状況だということです。
 北陸電力は、ほかの系統で電気を受けていることなどから、使用済み燃料プールの冷却など安全上重要な機器の電源は確保されているとしています。
 一方、今月17日に試験運転中に自動停止した非常用ディーゼル発電機については、29日夜復旧したということです。
 発電所内の電気系統を地震のあとに切り替えたため、通常と異なる状況だったことが自動停止の原因だとしていて、すでに再発防止策をとったということです。
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