[2024_11_18_31]自然ハザードに対する日本の最近の原子力規制、再審査及びバックフィット(日本記者クラブ_石渡明(前原子力規制委員会委員)_会見2024年11月18日)
 
[会見動画頭出し]
自然ハザードに対する日本の最近の原子力規制、再審査及びバックフィット

 15:30


【石渡】
 皆様こんにちは石渡と申します。今日は40分間ほどお話をさせていただいて、その後ご質問を受けるという形にしたいと思います。
 今回お話しするのは、私がこの10年間どんな仕事をしてきたかということについてですね、ご紹介をするという趣旨であります。表題はここに書いてあるように「自然ハザードに対する日本の最近の原子力規制、再審査及びバックフィット」ということで、お話をさせていただきます。

※以下は編集者の注である。
 文中にあるハザードという言葉はハザード・マップ(自然災害による被害の軽減や防災に使われる地図)の意味に類似したものと考えると理解しやすいかもしれません。

 バックフィットとは 規制委 によれば以下の通りである。
■バックフィットについて
 バックフィットは、新たな知見に対応する手段の一つであり、法令及び規制基準の改正等により新たな知見を規制に反映し、その新たな規制を既存の施設にも適用するもの。
■その目的は、新たな知見を迅速かつ柔軟に規制に反映し、災害の防止のために施設が最低限達成すべき安全上の水準を向上することで、規制の継続的な改善を行い、もって継続的な安全性向上を実 現することにある。
■原子力規制委員会は、常に新たな知見を収集してその規制への反映の必要性を検討し、必要と判断した場合には躊躇なく規制に反映することで、規制の継続的な改善に取り組む。

 今年(2024年)9月に原子力規制委員会を退任された石渡明さん、今年は退任時の記者会見以外で、3回講演及び記者会見を行っています。
 1回目が6月18日のウィーンIAEA本部での 講演 (PDF形式レジュメ)、2回目が8月5日の大阪公立大学での 講演 (PDF形式レジュメ)、3回目が11月18日の日本記者クラブ(日本プレスセンタービル)での会見です。3回目の会見の模様は YOUTUBE に公開されています。

KEY_WORD:石渡明氏_講演_: