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[2024_11_18_24]津波火災により全焼した石巻市立門脇(かどのわき)小学校 隣接する西光寺墓地の墓石(日本記者クラブ_石渡明(前原子力規制委員会委員)_会見2024年11月18日) | ![]() |
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[会見動画頭出し]
15:30 ![]() 【石渡】 これは宮城県の石巻市の門脇(かどのわき)小学校ですけれども、この小学校は周りが墓地になっておりまして、元々は全部墓地だったところをお寺さんが多分土地を提供して、小学校作ったんだろうと思うんですが、ここが津波っていうのは、ただ水が来るのではありません。 油とかあるいは木材が一緒に流れてきて、それらがこう燃えた状態で流れてくることがあります。津波火災ですね。ここへ来たその津波はそういった油とかこの材木、こういったものがたくさん、来まして、それらが燃えて火事になっているわけですね。 例えばここにお墓の墓石がございますけれども、これも表面の字が読めなくなっています。で周りが丸くこの四角い石が丸くなってしまってる。なぜこういうことになるかというと、非常に熱い火がこう来るわけですから、そこで急に暖められて、次の瞬間は冷たい水が来るわけで、それを何回も繰り返しますと、この表面から風化が非常に進んでボロボロになる。こういう立派な花崗岩の墓石が、もう周りからボロボロになって、まんまるになってしまうというのを私は初めて見ました。この小学校は津波火災の火をまともに受けて、全焼してしまったわけです。 ※以下は編集者の注である。 津波火災は2024年の能登半島地震でも発生していた。読売新聞の記事(2024/01/24)は コチラ 。 記事の内容の抜粋は以下の通り。 津波で流された自動車や家屋などががれきとなって浸水域の浅い場所に集積し、何らかの原因で出火したと推定。さらに流失しなかった家屋に燃え移って延焼した可能性があると分析した。焼失面積は1500平方メートルと算出され、市によると、火災による死者は出なかった。 津波火災は東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市などでも確認された。津波で流れ出た家庭用プロパンガスのボンベや車から燃料が漏れて引火したとみられ、燃え広がった火が、住民が避難したビルに延焼したケースもあった。 江岸寺の2011年7月時点の ストリートビュー を以下に示す。小学校の校舎が黒ずんでいるのは火災のせいなのだろうか。 ![]() |
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KEY_WORD:石渡明氏_講演_:HIGASHINIHON_:TSUNAMI_: | ![]() |
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