[2024_11_18_25]岩手県大槌町の江岸寺墓地の津波・津波火災被害状況(2)(2011年7月31日石渡撮影)(日本記者クラブ_石渡明(前原子力規制委員会委員)_会見2024年11月18日)
 
[会見動画頭出し]
岩手県大槌町の江岸寺墓地の津波・津波火災被害状況(2)(2011年7月31日石渡撮影)

 15:30


【石渡】
 でこれは破壊された墓石の様子ですけれども、例えばこの墓石は、これ横長のしっかりした墓石です。けれども、この右側が完全に割れてしまっていますね、でこの右側というのはどっち側かというと上流側(陸側)、津波っていうのは海から来るんですけど、この石は上流側が割れています。
 それから、墓石がこう後ろに倒れかかっていますが、これどっちへ倒れているかというと、こう海側(下流側)へ向かって倒れています。というのは、上流側(陸側)から来た水の流れ、あるいは、その流れに漂流物があって、それが当たって、こう海側へ倒れてるているのです。
 津波というのは、押してくる波、海から来る波だけが怖い、のではなくて、引いていく波というのは、非常に強力ですということを、実地にこの被害状況を拝見させていただいて、こう印象を非常に強くしたところです。

※以下は編集者の注である。
 江岸寺の2022年5月時点の ストリートビュー を以下に示す。


 江岸寺付近の 地形図 を以下に示す。
 地形図によるとストリートビューの位置の標高は3〜4mぐらいのようである。

KEY_WORD:石渡明氏_講演_:HIGASHINIHON_:TSUNAMI_: