関東大震災(関東地震) |
●初めに |
9月1日関東大震災(関東地震)発生の日が近づいてきました。この震災は「日本史上最大の災害」とも言われます。「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉が象徴しているように、忘れることなく、今後も何度でもこの震災を振返る事が必要だと思います。今回は、当会(地震がよくわかる会)が収集した各種記事(2001年以降)20数件を元に振返りました。記事に対する当会のコメント部分は[C:###]とします。
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●関東地震(関東大震災)の概要 |
以下は「地震の事典(第2版)」(朝倉書店)の関東地震(関東大震災)の記述の抜粋である。 【関東地震】 ○発生年月日・時分:1923年9月1日11時58分 ○震源深さ:s(※) ※sとはプレート境界面付近の地震で深さ0〜100kmの範囲とみられるもの ○M:7.9 ○震央地名:相模湾 ○相模トラフ北部のプレート境界地震(右ずれ逆断層)で日本史上最大の災害をもたらした. ○断層の破壊は神奈川県西部から南東方へ広がったものとみられる. ○相模湾北岸と房総半島南部では,木造家屋全潰率が30%を超え,70%を超える地区がかなり広く,90%を超える地区もある. ○東京市では焼失したところが多いため詳細はわからないが全潰家屋は2千〜3千と推定され,全潰率は低い.山手の台地上では土蔵の被害が多かった. ○東京・横浜・横須賀・小田原等で火災の被害が大きく,この地震の被害の大半は火災によるものである. ○東京市内で100人以上焼死した場所が10か所ある.とくに本所被服廠跡(面積約6ha)では焼死3万8千余.いずれも避難民が集まった所が火災に取り囲まれて,惨事になったものであるが,もち込んだ家財道具が被害を大きくした. ○焼失区域の中にあって,神田佐久間町一円は,住民の協力の結果焼けずに残った. ○全体で死者・行方不明者併せて14万余,家屋全潰12万8千余,半潰12万6千余,焼失44万7千余. ○根府川〈小田原市〉の山津波は白糸川上荒からはげしい勢いで流れ下った100〜300万m3の土砂が根府川部落170戸を全部埋没した. ○地すべりのため,東海道線根府川駅に停車中の列車が海中まで押し流された. ○熱海では地震後約5分で津波来襲,第2波が最大で湾奥で波高40尺(※) ※[C:1尺は約0.3mであるので約12mとなる。] |
●震災の関連記事(時系列) |
(1)1923/09/01 関東大震災(関東地震)発生
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(2)1995/01/17 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震(M7.3))発生
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(3)東京3地震、激震地同じ 江戸〜大正 入り江や湿地に集中 台地は小被害
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東京を襲った江戸時代の「元禄地震」(1703)、「安政地震」(1985)、大正時代の「関東大震災」(1923)で、大きな揺れに見舞われた地域が共通していることが、東大地震研究所の助教授らの研究でわかった。昔は入り江や沼地だった場所や神田川沿いで、震度6弱から7の揺れが起きていた。
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東京3地震、激震地同じ 江戸〜大正 入り江や湿地に集中 台地は小被害 | 朝日新聞 | 2003/06/23 |
(4)列島覆う大地震の危険性 意外に怖い確率1% 津波怖い海溝型
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関東大震災は14万人を超える死者・不明者が出たが、この80年で東京はさらに巨大化、高層化。地下街や地下鉄も広がった。都が97年にまとめた想定では、マグニチュード7.2級の直下型が起こると火災で38万棟が消失、死者7000人以上の被害が出る。
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列島覆う大地震の危険性 意外に怖い確率1% 津波怖い海溝型 | 読売新聞 | 2004/06/18 |
(5)南関東 30年以内の大地震 M7級70% M8級0.8% 政府調査委
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阪神大震災を教訓に、各地で想定される大地震の規模と発生確率を評価してきた政府の地震調査委員会は23日、相模トラフ(海底の細いくぼみ)沿いで発生する地震について、南関東で30年以内にマグニチュード(M)6.7〜7.2程度の大地震が発生する確率は70%、関東大震災(M7.9)級の確率は最大0.8%と発表した。
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南関東 30年以内の大地震 M7級70% M8級0.8% 政府調査委 | 朝日新聞 | 2004/08/24 |
(6)地震波形・地盤強弱・・・50メートル四方で震度予測 中央防災会議
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同会議専門調査会の地震ワーキンググループは、首都直下地震を震源の位置に応じて18タイプに絞り込んだ。200〜300年周期で起きている関東大震災(1923年)のようなM8級は発生確率が低いため、対象から除外。
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地震波形・地盤強弱・・・50メートル四方で震度予測 中央防災会議 | 朝日新聞 | 2004/11/18 |
(7)2007/07/16 新潟県中越沖(M6.8)地震発生
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(8)2011/03/11 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震(M9.0))
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(9)東日本大震災 海底活断層が原因か 東洋大教授ら 地震空白域も指摘
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海溝型地震 海側のプレート(岩板)が陸側のプレートに沈み込む際、蓄積したひずみが限界に達しプレートが跳ねあがって発生する。南海トラフから駿河トラフにかけて起きる東海地震や東南海地震もこのタイプとされ、マグニチュード(M)8クラスの大規模地震となる可能性が高く、津波を伴うことも。関東大震災も含まれる。
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東日本大震災 海底活断層が原因か 東洋大教授ら 地震空白域も指摘 | 東奥日報 | 2011/09/24 |
(10)関東地震による隆起を複数発見 東大地震研
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関東沖の相模トラフで200〜400年周期で発生するとされる「関東地震」について、東大地震研究所などは12日までに、神奈川県の三浦半島で、記録に残る最も古い元禄関東地震以前に起きた地震によって隆起したとみられる段丘面を複数発見した。
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関東地震による隆起を複数発見 東大地震研 | 東奥日報 | 2011/10/13 |
(11)日本の原発を考える_No.3_-おこるべくして起きた原発事故-
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2009年8月11日駿河湾地震が発生した。マグニチュードは6.5と小さな地震であった。駿河湾地震の地震エネルギーを「1」とした場合、柏崎刈羽原発を襲った新潟県中越沖地震はほぼ3倍、2008年岩手・宮城内陸地震は11倍、阪神大震災は16倍、関東大震災は126倍となる。
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日本の原発を考える_No.3_-おこるべくして起きた原発事故- | Market | 2011/11/02 |
(12)関東M8級 早まる? 30年以内の発生例分析 大震災と連動可能性
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東日本大震災とその余震により関東地方のプレート(岩板)が刺激され、マグニチュード(M)8級の地震が予想よりも早く首都圏で起きる可能性があるとの分析結果を、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の研究チームがまとめた。誘発が懸念されるのは、政府が首都圏での発生を警戒している「関東地震」。1923年の関東大震災もこのタイプの地震で、過去の発生周期から予想される30年以内の発生確率は0〜2%。チームの井元政二郎主幹研究員は「発生確率が上がった可能性がある。M7級とされる首都直下地震だけではなく、M8級の地震も警戒を怠るべきではない」としている。
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関東M8級 早まる? 30年以内の発生例分析 大震災と連動可能性 | 中日新聞 | 2012/05/23 |
(13)巨大地震関東南部 2000年間に5回 筑波大など 津波堆積物で判明
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関東南部周辺を震源とするマグニチュード(M)8級の巨大地震「関東地震」が約2000〜4000年前の2000年間に少なくとも5回起こっていたことを示す津波堆積物を筑波大や東大などのチームが23日までに、神奈川県の三浦半島で発見した。
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巨大地震関東南部 2000年間に5回 筑波大など 津波堆積物で判明 | 東奥日報 | 2012/09/24 |
(14)三陸沖北部は上昇 巨大地震発生確率 30年以内に1〜20%
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関東大震災(1923年)と同タイプの地震は10年以内だと「ほぼ0〜0.1%」から「ほぼ0〜0.2%」とわずかに上昇した。30年以内では「ほぼ0〜2%」で変わらなかった。
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三陸沖北部は上昇 巨大地震発生確率 30年以内に1〜20% | 東奥日報 | 2013/01/14 |
(15)鎌田浩毅 日本列島は活動期に 淡路島6弱、三宅島5強・・
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江戸時代に富士山は巨大地震の後に大噴火した。1703年の元禄関東地震(M8.2)の35日後鳴動が始まり、この4年後に宝永地震(M8.6)が発生した。その49日後に富士山は大量のマグマを噴出し、江戸の街に火山灰を降らせたのだ。
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鎌田浩毅 日本列島は活動期に 淡路島6弱、三宅島5強・・ | 毎日新聞 | 2013/04/25 |
(16)南海トラフ編 古墳時代4 相模でも激しい揺れ 関東大震災を上回る
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「神奈川県の遺跡には4〜5世紀に起きたすさまじい地震の痕跡が残っている。1923年の関東大震災や1703年より大きく、県全域がほぼ壊滅状態だった。」地形学研究者の上本進二さんが言う。(中略)元禄地震は関東大震災より大きく、房総半島も合わせ、地震と津波で約1万人が死亡したという。
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南海トラフ編 古墳時代4 相模でも激しい揺れ 関東大震災を上回る | 東奥日報 | 2014/04/29 |
(17)地震津波_死者行方不明者_推移(棒グラフ)
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明治以降の死者・行方不明者が1人以上発生した地震・津波の人数を棒グラフで表した。関東大震災の死者・行方不明者は約10万5千人であるが、他の地震との比較のため、約3万人程度で表現した。関東大震災で被害にあった人が突出していることが分かる。
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地震津波_死者行方不明者_推移(棒グラフ) | 地震わ会 | 2015/10/16 |
(18)被害地震の地震情報及び関連記事情報(表形式)
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明治以降の死者・行方不明者が1人以上発生した地震・津波の人数を表形式で表した。明治三陸地震の21959人、東日本大震災の21839人に比較しても、関東大震災で被害にあった人が突出していることが分かる。
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被害地震の地震情報及び関連記事情報(表形式) | 地震わ会 | 2015/11/05 |
(19)被害地震の地震情報及び関連記事情報(地図形式)
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明治以降の死者・行方不明者が1人以上発生した地震の位置を地図で表した。地図上の地震名をクリックすると地震の諸元及び関連記事一覧が表示される。
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被害地震の地震情報及び関連記事情報(地図形式) | 地震わ会 | 2015/11/14 |
(20)2016/04/14 熊本地震(M6.5)発生
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(21)2016/04/16 熊本地震(M7.3)発生
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(22)最初に断っておくが、〈〉内はすべて事実無根のデマである…
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最初に断っておくが、〈〉内はすべて事実無根のデマである。〈熊本の動物園からライオンが逃げ出した〉〈ショッピングセンターで火災〉〈川内原発で火災〉▼心ない作り話が、熊本地震発生後からネット上で飛び交った。それらしく見えるよう無関係の写真を添える手の込みよう。中には〈朝鮮人が井戸に毒を入れている〉という極めて悪質な内容も
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最初に断っておくが、〈〉内はすべて事実無根のデマである… | 西日本新 | 2016/04/20 |
(23)次の大地震は伊予灘・薩摩西方沖を警戒 村井俊治氏が語る「熊本の次」
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データ電送は高速回線経由だ。これ以外にJESEA自社の基準点を、神奈川県内の小田原と、関東大震災の震源に近い大井松田に設置。以上4カ所のデータをリアルタイムでウオッチしている。
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次の大地震は伊予灘・薩摩西方沖を警戒 村井俊治氏が語る「熊本の次」 | 東洋経済 | 2016/05/19 |
(24)ホーム>知識・解説>よくある質問集>地震について
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関東地方には近いうちに大きな地震が来ると聞きましたが、どのような状況ですか? 1923年9月1日の関東地震や1703年の元禄地震は、M(マグニチュード)8クラスの海溝型の地震で、200〜400年間隔で発生すると考えられています。この前の地震が1923年の関東地震(関東大震災)ですので、この種類の地震については、まだ切迫性はないと考えられています。
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ホーム>知識・解説>よくある質問集>地震について | 気象庁 | 2016/06/24 |
(25)第1部_地震の基礎知識_1章_大きな地震と小さな地震_1.1_震度
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「マグニチュード」は,ある地震について唯一の値が定められ,たとえば,「関東地震のマグニチュードは7.9である」といった表現がなされます。これに対して「震度」の方は,地震を感じる場所によって値が大きく異なり,ひとつの地震に対していくつもの「震度」が存在します。たとえば,関東地震時の東京における震度は6,宇都宮における震度は4という風に,必ず場所を添えた表現がなされます
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第1部_地震の基礎知識_1章_大きな地震と小さな地震_1.1_震度 | 防災科研 | 2016/06/24 |
(26)今さら聞けない「構造計算書の読み方」_TEC_ROOTS_VOL04_地震力
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この割合を水平震度(k)というのじゃが、発生した地震の最大加速度(a)の重力加速度(g)に対する比で表さ
k(水平震度)=a(最大加速度)/ g(重力加速度) れ、関東大震災(1923年)の最大加速度が0.3gだったと言われている(実際の計測記録はなく、当時の偉い学者先生が決めたそうだ)ので、そうする k = a/g = 0.3g/g = 0.3 とk=0.3ということになり、この極めて大きい地震に対して安全に設計しようということになった。 しかし、関東大震災級の地震はめったに起こらないので、比較的頻繁に起こるであろう地震を関東大震災の3分の1と考えて、水平震度0.1として設計することにしたのじゃ。これは後に0.2に引き上げられることになり、現在では標準層せん断力係数と呼び、標準的には建物重量の2割の力が作用するということになったんだ。 |
今さら聞けない「構造計算書の読み方」_TEC_ROOTS_VOL04_地震力 | 東昭エン | 2016/06/29 |
(27)地震の年表(日本)
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約2000年?4000年前 関東南部周辺、相模トラフ沿いを震源とした関東地震が少なくとも5回発生した[18]。
1433年10月28日(11月6日)(永享5年9月16日) 相模地震(永享関東地震) - M 7以上、死者多数。津波により利根川が逆流[注 8]。 1495年9月3日(9月12日)(明応4年8月15日) - 鎌倉大仏殿が津波で破壊されたと記録されている(『鎌倉大日記』[61])。この記録が明応7年の明応地震の混同として扱われて、「理科年表」には記載がない。地層[注 9]や史料[62]の調査から、相模トラフを震源とする関東地震の可能性が疑われている[63][64][65]。 12月31日(元禄16年11月23日) 元禄地震(元禄関東地震) - M 8.1?8.2(Mw 8.1?8.5[86])、関東南部に津波。死者6,700人、潰家、流家約28000軒(『楽只堂年録』)(死者20万人とも『鸚鵡籠中記』)。 1923年(大正12年)9月1日11時58分頃 関東地震(大正関東地震、関東大震災) - M 7.9(Ms 8.2、Mt 8.0、Mw 7.9?8.0[106]Mw 8.2[86])、関東地方南部と山梨県で最大震度 6。死者・行方不明者10万5,385人(1925年の調査では14万2,800人)[107](日本災害史上最悪)。本震3分後にM7.2、4.5分後にM7.3の地震が起こって地震動は10分以上続いて[108]いる。 |
地震の年表(日本) | Wikipe | 2016/07/10 |
(28)原発の地震動見直しと美浜3号審査中止を求める緊急要請・院内集会
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抗議の声を強く大きく挙げていただきたいと思います。まもなく南海地震・東南海地震・東海地震や二度目の東日本大震災、あるいは関東大震災が近いと言われている中で、かような愚か極まる行為はあまりに危険すぎます。
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原発の地震動見直しと美浜3号審査中止を求める緊急要請・院内集会 | いちろう | 2016/07/27 |
(29)米国の被害から学べなかった日本
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視察に行った当時の建設省関係の専門家たちは、帰国後、「日本の道路や橋は関東大震災にも耐えることになっているから、日本では高速道路も橋も倒れるはずがない」と保証した。だが、日本でも阪神淡路大震災(1955年)では、高速道路があえなく横倒しになってしまった。地震は奇しくもノースリッジ地震のちょうど365日後に起きた。
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米国の被害から学べなかった日本 | 島村英紀 | 2016/10/28 |
(30)新幹線を止めたのは有馬温泉だった
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この「有馬型温泉水」の地下深くにはフィリピン海プレートがある。首都圏で関東地震(1923年)を起こしたプレートだ。本州の南にある南海トラフや相模トラフから潜り込み、日本列島の下を通っている。このフィリピン海プレートが潜り込んだ深さ100キロを超えるところまで来ると周囲の温度が上がり、岩が溶けて火山性のマグマが生まれる。他方、山陽地方や紀伊半島、そして四国ではフィリピン海プレートがまだ「浅すぎて」マグマが生まれない。山陰地方だけに三瓶山と阿武火山群という活火山があるのは、この構図のせいなのだ。
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新幹線を止めたのは有馬温泉だった | 島村英紀 | 2017/03/17 |
(31)【クローズアップ科学】死者の4人に1人は避難後の帰宅で犠牲になった 熊本地震から1年
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木造家屋の耐震能力は、関東大震災翌年の24年に設けられた旧耐震基準で「震度5程度で倒壊しない」と定められた。81年に「震度6強以上で倒壊しない」との現行基準に強化されたが、熊本地震で死者が出た家屋の大半は、脆弱(ぜいじゃく)な旧基準だったとみられる。
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【クローズアップ科学】死者の4人に1人は避難後の帰宅で犠牲になった 熊本地震から1年 | 産経新聞 | 2017/04/16 |
(32)海岸線に残る地震の爪痕
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(前略)千葉・房総半島の南部にある海岸段丘だ。海岸から階段のように上がっていく風景が目を引く。(中略)最近、この海岸段丘を丁寧に調べ直したら、いままでに見つかっていなかったいくつかの段が見つかって年代と照合された。約6300年前、約5800年前、約3000年前、約2200年前にそれぞれ大地震があって、面積の広い海岸段丘が作られていたことが分かったのだ。(中略)「関東地震型」の震源が相模湾だけだったのと比べて、「元禄関東地震型」は房総半島の南東沖まで震源域が拡がっていた。それゆえ規模が大きな地震が起きた。Mは、優に8を超えていたと思われる。これらのことから、首都圏を襲う海溝型地震にはじつは二種類があり、「1923年の関東地震型」と「元禄関東地震型」があるのではないかと思われ始めている。(中略)「元禄関東地震型」の大地震が、いままで考えられていたよりも短い繰り返しで起きていたことが分かった。最短は500年で、しかもばらついていることが分かったのだ。
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海岸線に残る地震の爪痕 | 島村英紀 | 2017/05/26 |
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