[2023_08_31_10]審査中断の敦賀原発2号機 日本原電 内容修正した申請書を提出(NHK2023年8月31日)
 
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審査中断の敦賀原発2号機 日本原電 内容修正した申請書を提出

 2023年8月31日 15時06分
 相次ぐ資料の不備で、異例の審査中断が続いている、福井県の敦賀原子力発電所2号機について、事業者の日本原子力発電は、内容を修正した申請書を改めて原子力規制委員会に提出しました。原子力規制委員会は、新たに不備が見つかった場合、再度の修正は認めない考えで、審査が再開されるかが焦点となります。
 敦賀原発2号機をめぐっては、原子炉の真下を走る断層が「将来動く可能性がある」と指摘されていて、指摘を覆せなければ廃炉になる可能性があり、日本原電は再稼働に必要な審査の中で「動く可能性はない」と反論しています。
 しかし、日本原電が提出した断層のデータや資料に書き換えや誤りが相次いで発覚したことから、審査はたびたび中断していて、原子力規制委員会はことし4月、「最後の判断」だとして、断層に関する申請内容を修正するよう求めていました。
 日本原電は31日、内容を修正した申請書を原子力規制委員会に提出しました。
 日本原電によりますと、ほかの電力会社などから支援を受け、誤りを修正したほか、新たな手法を用いて断層の活動性を否定するデータを拡充したということです。
 規制委員会は内容を確認したうえで、早ければ9月上旬にも審査を再開するかどうか判断することにしていますが、新たに不備が見つかった場合、再度の修正は認めない考えで、規制委員会の判断が焦点となります。
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