[2023_11_04_03]東海第二原発の防潮堤欠陥工事は大問題です 事実関係を隠蔽せず、欠陥工事の全容を明らかにすべきです 工事の中断ではなく、工事の中止、廃炉を求める申入書 11月1日 日本原電本店抗議行動で申し入れ とめよう!東海第二原発首都圏連絡会(たんぽぽ2023年11月4日)
 
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東海第二原発の防潮堤欠陥工事は大問題です 事実関係を隠蔽せず、欠陥工事の全容を明らかにすべきです 工事の中断ではなく、工事の中止、廃炉を求める申入書 11月1日 日本原電本店抗議行動で申し入れ とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

日本原子力発電株式会社
取締役社長  村松衞 様

 東海第二原発の防潮堤欠陥工事は大問題です。
 事実関係を隠蔽せず、欠陥工事の全容を明らかにすべきです。 
 工事の中断ではなく、工事の中止、廃炉を求める申入書
                  2023年11月1日
               とめよう!東海第二原発首都圏連絡会 

日本原子力発電株式会社(以下、日本原電)は原子力規制委員会の許認可を受けて、2019年2月茨城県及び周辺自治体に対して、「自治体や地域住民のご理解を賜りながら再稼働をめざして頑張りたい」と表明し、再稼働工事を進めてきました。
これまで私たちは、40年を超過した老朽・被災原発で日本で最も事故率の高い、極めて危険な東海第二原発の再稼働を中止するよう署名活動、毎月日本原電本店前での抗議行動、申入書の提出等を行ってきましたが、貴社は申入書に対しても一切回答をしないという、原発企業にあるまじき不誠実きわまりない態度を取り続けてきました。
そして、この度驚くべき事実が発覚しました。10月16日、貴社は東海第二原発の防潮堤工事において、コンクリートの未充填等の施行不良が見つかったことを発表しました。しかし貴社は、すでに6月の段階で工事関係者から工事の施工不良について内部告発を受け、工事を中断しているにもかかわらず、原子力規制庁、茨城県、東海村等の関係各機関及び住民や報道関係への報告を行わず、隠蔽したと言わざるを得ません。欠陥工事の内容は、防潮堤の取水口部の鋼製防護壁の基礎となる地中に埋められた2本の柱(幅15.5mの正方形、長さ50m)の一つに、コンクリートの充填不足のための隙間や鉄筋の変形が見つかっただけでなく、北基礎が支持層岩盤に到達していないと報道されています。これは防潮堤の根幹をなす部分の工事が欠陥だらけという、前代未聞の、決して許すことの出来ない事態です。
私たちは、この危険きわまりない欠陥工事を隠蔽しようとした日本原電に強く抗議します。そして、貴社はこの事態を重大問題と認識し、早急に欠陥工事の全容を明らかにすべきであると考えます。

◎来年9月に予定されている東海第二原発の再稼働をどうするのか、
 貴社の方針を必ず提示してください。
◎ 回答期限:2023年12月1日(金)
KEY_WORD:東海第2_鋼製防護壁_不備_:TOUKAI_GEN2_:廃炉_: