[2023_03_26_01]原発事故想定、初の訓練 ひたちなかで住民ら170人が参加(東京新聞2023年3月26日)
 
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原発事故想定、初の訓練 ひたちなかで住民ら170人が参加

 日本原子力発電東海第二原発が立地する東海村に隣接し、全域が三十キロ圏内に入る茨城県ひたちなか市は二十五日、原発の重大事故を想定した防災訓練を行った。市内で原子力防災訓練をするのは初めて。
 訓練では、午前八時に原発の給水系が止まり、さらに電源を失い、原子炉への注水もできなくなったことを想定した。
 市役所では、情報収集など災害対策本部の運営訓練をした。市内の長砂地区では、一時集合場所の開設・運営や安定ヨウ素材の緊急配布の訓練に取り組んだ。前渡小学校ではバスによる児童の集団避難訓練をした。住民や児童、保護者、市職員の計約百七十人が参加した。
 市は、訓練で浮かんだ課題や住民を対象にしたアンケート結果を策定中の広域避難計画に生かす考え。しかし、現時点で計画公表の見通しは立っていない。(長崎高大)
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