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再処理工場に地震動を追加 規制委、変更許可
　原子力規制委員会は20日、東京都内で開いた定例会合で、日本原燃が申請した六ヶ所再処理工場などの事業変更許可を認める審査結果案を決定した。耐震設計に用いる基準地震動に、規制委が要求した計算モデルに基づく地震動1波を追加する内容で、規定に適合していると認めた。
　原子力委員会と経済産業相への意見聴取を経て正式に決定する。
　規制委は2021年、全国で過去に発生した地震に基づく計算モデル「標準応答スペクトル」を用い評価を行うよう事業者に指示。22年2月以降、計3回の審査会合を開き、再処理工場、MOX（プルトニウム・ウラン混合酸化物）燃料工場、高レベル放射性廃棄物の貯蔵管理センターをまとめて審議した。原燃はほかに、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震など、新たに公表された知見も反映させた。
　（加藤景子）