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きょう六ヶ所再処理視察 IAEA事務局長
　訪日中のグロッシ国際原子力機関（IAEA)事務局長は6日、六ヶ所村に立地する日本原燃の六ヶ所再処理工場やMOX（プルトニウム・ウラン混合酸化物）燃料工場、ウラン濃縮工場を視察する。内容は非公開で実施。原燃会長の池辺和弘・電気事業連合会長（九州電力社長）、増田尚宏原燃社長らが同行する。
　3施設はいずれも、核物質が核兵器に転用されていないか確認するIAEAの「保障措置」活動で対象となる施設。原燃によると、グロッシ氏が再処理工場を訪れるのは初めて。
　保障措置を巡っては、１月に再処理工場で使用済み核燃料を扱う部屋の照明が消え、IAEAの監視が一時中断した経緯がある。増田社長は6月の記者会見で「（事務局長に）もしお越しいただけるなら、われわれがいかに真剣に取り組んでいるかを説明するチャンスをもらえればありがたい」と述べていた。
　グロッシ氏は、同村の量子科学技術研究開発機構六ヶ所研究所も訪問する。
　（佐々木大輔）