[2023_04_20_04]再処理工場内の車両火災 エンジン内部の水分凍結などが原因(NHK2023年4月20日)
 
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再処理工場内の車両火災 エンジン内部の水分凍結などが原因

 ことし1月、青森県六ヶ所村に建設中の使用済み核燃料の再処理工場の敷地内で、消防車のエンジンなどが焼けた火事について、事業者の日本原燃は、エンジンにつながる装置のなかで水分が凍結していたことなどが原因だったと発表しました。
 ことし1月、六ヶ所村の再処理工場の敷地内で、「日本原燃」が所有する消防車のエンジンをかけた際、火が出てエンジンと前輪が焼ける火事がありました。
 この火事によるけが人や建物への延焼などはありませんでしたが、日本原燃は原因調査を進め、20日火災の原因と対策をとりまとめ、発表しました。
 それによりますと、エンジンにつながる装置の中で、水分が結露し凍結したため一部の経路が閉塞して内部の圧力が高まりました。
 その結果、部品の一部が緩んで隙間ができそこから漏れ出したオイルが、高温の排気ガスのパイプに触れ発火したとみられるということです。
 こうした内部にたまった水分は、十分な時間をとってエンジンをあたためれば蒸発するということですが、これまで行ってきた点検では、時間が不十分で水分が蒸発していなかったと推定しています。
 このため日本原燃は、今後は、十分な時間をとってエンジンをあたためる運転を行い、内部の水分を蒸発させるなど再発防止策を行うとしています。
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