[2024_12_24_05]上関周辺4市町 中間貯蔵施設“本当に「中間」か国が説明を”(NHK2024年12月24日)
 
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上関周辺4市町 中間貯蔵施設“本当に「中間」か国が説明を”

 16:47
 上関町で使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に向けた調査が進む中、周辺の4つの市と町が会議を開き、使用済み核燃料の保管が長期化しないかといった住民の不安に国が説明してほしいという考えで一致しました。
 上関町では、中国電力が原子力発電所から出た使用済み核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設の建設に向けた調査を進めていて、現地では11月ボーリング調査の掘削作業が終わりました。
 24日は上関町に近い柳井市、周防大島町、田布施町、平生町の首長4人が建設計画への対応について話し合うため、柳井市で会議を開きました。
 会議は非公開で行われ、出席者によりますと、国の核燃料サイクル政策が進まない中、住民から中間貯蔵施設での使用済み核燃料の保管が長期化するのではないかといった不安が出ていることなどが話し合われたということです。
 その上で、4つの市と町は、国のエネルギー政策や中間貯蔵施設の今後の見通しなどについて、国に説明してほしいとの考えで一致したということです。
 会議のあと、柳井市の井原市長は、「本当に『中間』なのか、それは担保できる話なのか。国策としてのエネルギー政策、核燃料サイクルの今後も含め、責任のある説明をしてもらいたいのが共通の考えだ」と話していました。
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