[2025_01_23_06]燃料の確実な搬出 むつ市・議会が要請 経産省に(東奥日報2025年1月23日)
 
参照元
燃料の確実な搬出 むつ市・議会が要請 経産省に

 04:00
 むつ市と市議会は22日、中間貯蔵施設(同市)で最長50年保管する使用済み核燃料を巡り、確実な搬出を事業者へ指導するよう経済産業省に要請した。
 昨年国が公表した第7次エネルギー基本計画の原案では、搬出先を六ヶ所再処理工場(六ヶ所村)と初めて明記した。経産省を訪れた山本知也市長と冨岡幸夫議長は、古賀友一郎副大臣に「市民の不安払拭につながる、論点解消に向けた大きな一歩として意義深い」と評価した。
 その上で、基本計画に盛り込まれた再処理工場の長期利用の検討に総力を挙げて取り組むことを要望。古賀副大臣は「政府として責任を持って履行していきたい」と語った。
 ほかに、中長期にわたる搬入計画と2棟目の貯蔵建崖建設見通しを早期に示すよう働きかけを求めた。津島惇衆院議員が同行した。
 冨岡議長は取材に「搬出先が明確になり大きな担保になったと考える。再処理工場が早期に完成するよう期待したい」と話した。
  (加藤景子)
KEY_WORD:ROKKA_:MUTSU_RECYCLE_: