[2025_02_11_02]関西電力 使用済み核燃料 フランスへの搬出量を倍増へ(NHK2025年2月11日)
 
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関西電力 使用済み核燃料 フランスへの搬出量を倍増へ

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 関西電力は、青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の完成が延期されたことを受けて、福井県内の原子力発電所からの搬出計画を見直しフランスへの搬出量を倍増させることで、運転の継続に必要な量を確保する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
 関西電力は福井県内で、全国で最も多い7基の原発を運転していますが、県からは原発にたまる使用済み核燃料を県外に搬出するよう求められています。
 このため、2026年度以降に青森県の再処理工場などに搬出を開始することを目指すとしていましたが、2024年8月、再処理工場の完成が延期されたことを受けて、計画の見直しを進めていました。
 その結果、再処理工場への搬出開始を2年遅らせて2028年度からとする一方、別に再処理を委託しているフランスへの搬出量を当初の計画のおよそ200トンからおよそ400トンに倍増させるよう計画を見直す方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
 見直した計画通りに搬出が進むと、7基の原発に保管される使用済み核燃料の量は2032年度に最も多くなるものの、燃料の交換ができなくなるなど、運転の妨げになる量にはならない見通しだということです。
 関西電力は、近く新たな搬出計画を福井県などに示すことにしています。
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