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[2025_02_28_07]プルトニウム「有用資源」 原燃社長廃棄に転換、英方針巡り(東奥日報2025年2月28日) | ![]() |
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04:00 日本原燃の増田尚宏社長は27日、使用済み核燃料から回収したプルトニウムを廃棄する英国の方針を巡り、「日本でプルトニウムは有用な資源」と強調した。英国が再利用方針からの転換を決めた一方、増田社長は日米を含む有志国の「原発容量3倍宣言」を引き合いに、「いろんな国の路線がこれからまた(核燃料サイクルの実施に向けて)見直されるのではないか」との考えも示した。 英政府は1月、プルトニウムをMOX(混合酸化物)燃料化せずに地層処分する方針を発表した。 増田社長は青森市内での定例記者会見で、エネルギー政策は「国々で特有の事情がある」と指摘。英国は軽水炉(原発)が少なく、再処理やMOX事業の販路を外に求めたが、「世界の情勢が変わってしまった」との見方を示した。送電網がつながっている欧州と違い、「資源の乏しい日本ではプルトニウムを確実に使ってエネルギー源を確保することが必要」と述べた。 米国などは2023年、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の期間中に、「50年までに世界の原子力発電設備容量を20年比で3倍にすることを目指す」と宣言した。増田社長は「これから原子力を3倍に増やすには、リサイクルして使えるような燃料もきちんとないと3倍には耐えられない」と指摘。原子力導入国の増加に加え、核燃料サイクルの再評価にも期待をにじませた。 (佐々木大輔) |
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