[2025_03_26_02]青森 六ヶ所再処理工場“動作確認も施設完成時期に影響なし”(NHK2025年3月26日)
 
参照元
青森 六ヶ所再処理工場“動作確認も施設完成時期に影響なし”

 16:07
 六ヶ所村に建設中の使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、試験運転の中断以降、長期間稼働していなかった設備を完成前に動かす「動作確認」を行うことにしていますが、増田尚宏社長は、確認が必要な設備はわずかで、完成時期には影響しないとの考えを示しました。
 原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、目標とする2026年度中の完成までに、10年以上稼働していない設備の動作確認を行う方針を示しています。
 これについて、26日の記者会見で、動作確認の完了時期を問われると、増田社長は、「工場全体で動かし続けているおよそ45万の設備のうち、40万ほどは健全な状態で動いている」とした上で、確認が必要な設備は全体の数パーセントにとどまる見通しを示し、「完成までの工程には影響しない」と述べました。
 動作確認の必要があるのは、運転しないと圧力や温度などの値がわからない機器や核燃料を扱う機器などで、放射性物質を扱う場合は、原子力規制庁やIAEA=国際原子力機関の判断を仰ぎながら慎重に作業を進めていくとしました。
 増田社長は、「施設が完成した瞬間に止まるようなことがあってはならないので、完成までにきちんと仕上げることが大事だ」と話していました。
KEY_WORD:再処理_完工27回目延期_:ROKKA_: