[2025_04_14_01]日本原子力研究開発機構を視察して 青森六ヶ所再処理工場はこれから動く工場 東海の再処理工場は一定程度動いて廃止措置に入っている工場 早く六ヶ所再処理工場を止めたい 山田清彦(「六ヶ所村の新しい風」幹事)(たんぽぽ2025年4月14日)
 
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日本原子力研究開発機構を視察して 青森六ヶ所再処理工場はこれから動く工場 東海の再処理工場は一定程度動いて廃止措置に入っている工場 早く六ヶ所再処理工場を止めたい 山田清彦(「六ヶ所村の新しい風」幹事)

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 ◎ 脱原発政策実現全国ネットワークでは、昨年の7月2日に六ヶ所再処理工場を視察したが、今年は2月3日に日本原子力開発機構東海再処理工場を視察した。
 どちらも衆議院議員の山崎誠がんが手配をしてくれたので、実現できた。その点では、大変感謝している。

 ◎ 六ヶ所と東海の再処理工場を比較すると、六ヶ所はこれから動く工場だから動くかどうか疑問だし、東海のは一定程度動いて廃止措置に入っている工場なので、両者の違いは明らかである。
 それに東海の作業員は、もしかしたら今後六ヶ所の工場を動かす場合の先生になってる可能性が高い。
 例えば東海村で濃縮ウランの事故が起きた際、東海で働けなくなった作業員が六ヶ所村に働いていたことがある。そのようなことが、原子力の世界では、比較的当たり前に行われていることも、私達は意識しておくべきだろう。

 ◎ なお、視察の前に再処理工場前で写真を撮ったが、工場内を撮ることが禁じられた。横から撮ったのだが、工場の横に細い道があり、その道を隔てて民家が並んでいた。
 六ヶ所の場合は民家が近くにはないが、東海再処理工場の近くに民家が並んでいる点で、異様な感じがした。
 そこに住んでいる人が、工場の事故にどう備えるのか訊いてみたい気がした。

 ◎ 六ヶ所の視察の場合には、いつも見れる所が限られていて、鉛入りのガラス越しに見るのが精いっぱい。
 ところが東海はむき出しである。使用済燃料プールを燃料が入った状態で見れたし、コントロールルームもじかに見ることが出来た。国会議員の質問だけでなく、付き添いの我々の質問にも答えてくれた。

 ◎ 私はガラス固化が出来ない状態であることと2028年から2038年に延びたことを質問した。
 答える側は、嫌そうであったが、一応答える形はとった。もっとも、動かしてみないことには答えにはならないのではあったが。
 なお、展示パネルがあったが、不思議なことに高速増殖炉の核燃サイクルの展示があった。もう既に高速増殖炉サイクルは破綻しているが、廃止措置に入っているので、パネルがそのままと理解した。

 以上見て来たが、六ヶ所再処理工場はこれから動くと言われている。
 2026年度の安全対策が行われれば、六ヶ所村内に放射能放出の影響が出るのは確実である。そういう状況にならぬよう、早く再処理工場を止めたいと思う。
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