[2022_02_22_01]県外処分の見通しは… 中間貯蔵施設を公開(福島県)(テレビユー福島2022年2月22日)
 
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県外処分の見通しは… 中間貯蔵施設を公開(福島県)

 震災からまもなく11年となるのを前に、環境省は除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設のようすを報道陣に公開しました。
 県内の汚染土などを保管する中間貯蔵施設。広さは福島第一原発周辺のおよそ1600ヘクタールで仮置き場から運び込んだフレコンバックが山積みになって一時保管されていました。
 金井里於記者「運び込まれた除去土壌は草木を取り除いた後、この場所に埋め立てて保管するということです」
 運び込まれた汚染土は線量の高いものと低いものに分別したあと、エリア内に8つある「貯蔵施設」に埋め立て、汚染されていない土をかぶせたうえで保管しています。環境省は県内の帰還困難区域以外の除染で発生した土や廃棄物について来月までにほぼ搬入を完了する見通しです。
 一方でこの汚染土は2045年までに県外で最終処分することが法律で定められていますが、処分地などの目途はいまだ立っていません。
 環境省・福島地方環境事務所 庄子真憲次長「県外最終処分の実現に向けて減容化の技術開発、土壌の再生利用の実証事業を進めている。2024年度までに技術開発を終えて、その結果を踏まえて最終処分場に必要な面積や構造などについて検討を行っていく」
 環境省では汚染土の容積を減らすのための技術開発を2024年度までにいったん終了して、その時点で想定される汚染土の量に応じて最終処分場に必要な広さや構造などをとりまとめることにしています。
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