[2025_06_20_01]玄海町「核のごみ」処分地文献調査 市民団体が改善求め要望書(NHK2025年6月20日)
 
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玄海町「核のごみ」処分地文献調査 市民団体が改善求め要望書

 18:28
 いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定に向けた文献調査を、玄海町の住民に説明する「対話を行う場」について、市民団体が、内容などに不備があるとして改善を求める要望書をNUMO=原子力発電環境整備機構に提出しました。
 原子力発電所で出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定をめぐり、玄海町では3段階のうち第1段階の文献調査が行われています。
 ことし4月からは、NUMOなどが文献調査について地域住民に説明する「対話を行う場」を町内で開いていますが、その説明内容や運営に不備があるとして、市民団体が20日、「NUMO玄海交流センター」を訪れ、改善を求める要望書を提出しました。
 要望書では、十分に対話ができるようグループ討議の時間を長く設定することや、町周辺の火山の情報なども参加者に情報提供すべきだとしています。
 また、さまざまな意見や質問を募りたいとして、地質などに関する専門家や周辺自治体の市民も参加できる数百人規模のシンポジウムの実施を要望した上で、来月ごろに予定されている次の「対話を行う場」までに回答するよう求めています。
 市民団体の代表を務める北川浩一さんは「住民にきちんとした情報を出して考えさせるべきだ。要望に対してどれだけ考えて回答してくるのか期待したいと思います」と話していました。
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