[2025_10_02_02]濃縮1500トン体制 社長「目標縮小ない」(東奥日報2025年10月2日)
 
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濃縮1500トン体制 社長「目標縮小ない」

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 原発の核燃料に必要な濃縮ウランを生産するウラン濃縮工場(六ヶ所村)を巡り、日本原燃の増田尚宏社長は1日の記者会見で、最終目標の生産規模1500トン体制について「(規模縮小は)ない」と言明した。
 ウラン濃縮工場は、立地協定の締結時に事業者側が県と村に対し、年間1500トン体制を目指すと約束。しかし現在は原発1基分の年間必要量に相当する112・5トン体制しかなく、当面の見通しも2028年度までに450トン体制を整備する計画にとどまる。
 増田社長は会見で「われわれの濃縮技術は世界に対抗できる高いレベルにあり、有効活用は世界にとってメリットがある。世界に貢献できる可能性が十分ある」と説明。まずは450トン体制を目指す方針を強調した上で、「出てくる要求をクリアしながら(1500トン体制に向けて)やっていくのは重要」と述べた。
    (佐々木大輔)
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