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[2025_07_07_06]理研が観測成功、中性子星の核融合「スーパーバースト」の姿(ニュースイッチ2025年7月7日) | ![]() |
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参照元
04:00 理化学研究所の玉川徹主任研究員らは、決まった時間間隔で規則正しく爆発を起こす中性子星の核融合「スーパーバースト」の観測に成功した。超小型のX線衛星「NinjaSat(ニンジャサット)」と全天X線監視装置MAXIを活用。観測したスーパーバーストを起こした天体は中性子星を含む連星系で、核融合で温められた星表面が冷却していく様子を解明できた。中性子星の表面で発生する現象の解明などにつながる。 京都大学や広島大学、東京理科大学、千葉大学との共同研究。成果は、米国の天体物理学会誌電子版に掲載された。 さいだん座方向にある新天体「MAXI J1752―457」に注目。X線強度がゆっくり減衰する様子を記録でき、中性子星の表面で核融合が起きた時の「X線バースト」の特徴と一致した。長時間にわたって続いた増光は水素の核融合である通常のX線バーストとは異なり、特に珍しい炭素の核融合による特大爆発のスーパーバーストであることが分かった。MAXI J1752は、X線バーストを頻発する天体が多く分布する天域に位置することを確認できた。 宇宙では突発的に明るくなる突発天体が多く出現している。近年の宇宙観測では、突発天体を観測することで宇宙の謎を解明する「時間軸天文学」が潮流になっている。 |
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