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島根原発 規制委に安全対策を要望、鳥取県と周辺自治体
　17:00
　鳥取県の平井伸治知事らは11日、原子力規制庁の片山啓長官と面会した。中国電力が12月に再稼働を目指す島根原発2号機（松江市）を巡り、原子力規制委員会に安全対策を要望した。事業者による使用前検査の厳格な確認や、周辺自治体への分かりやすい説明などを求めた。
　平井知事は「周辺地域は（再稼働による）直接の利益があまりなく、安全だけが全てだ。不安は残るため、今後の手続きに万全を期し、周辺地域にも状況を共有してほしい」と求めた。
　ヒューマンエラー対策など事業者への指導を含む安全確保に、政府が責任を持つよう訴えた。
　片山長官は「機械は故障をおこすもの、人はミスをおこすものだ。事業者がいかに大事に至らせず、安全性を向上させる努力をしているか、我々がしっかり見ていくことが重要だ」と述べた。