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[2025_09_12_07]大間原発「30年度厳しい」 Jパワー、運転開始巡り(東奥日報2025年9月12日) | ![]() |
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参照元
04:00 大間原発の建設を進める電源開発(Jパワー)の倉田一秀取締役副社長執行役員(大間現地本部長)は11日、大間町議会大間原発対策特別委員会で、2030年度としている運転開始目標について「全力を尽くすが厳しい」との認識を示した。Jパワーは1年前に6度目の工程延期を表明した一方、30年度の運転開始目標は維持していた。 Jパワーは原子力規制委員会の安全審査に対応中。10年超を要する地震・津波分野の審査にめどがつき、6月から重大事故対策などを議論するプラント(設備)審査が始まった。プラント審査で議論した内容を反映し、安全強化対策工事を進めることになる。 倉田氏は「安全対策工事の物量は極めて大きい。プラント審査にも時間がかかってしまう。30年度の運転開始も、確度の高い工程の全体像が見えていない。全力を尽くして目標を目指すが厳しいということが言える」と述べ、目標時期を延期する可能性を示唆した。 8月に2度目の現地本部長に就いたばかりの倉田氏の発言に、石戸秀雄町議会議長は「就任早々、30年度(の運転開始)が厳しいという言葉が出るとは思いもよらなかった。何としてもやり遂げるという感じで臨んでほしい」と注文した。 Jパワーは24年9月、安全対策工事の開始を「24年後半」から先送り。新たな工期は明示しなかったが、30年度とする運転開始目標は据え置いた。当初は工事に5年程度を要するーと説明した時期もあるが、現在は工事の効率化を検討しているという。Jパワー関係者は「プラント審査が進まないと工事の物量が決まらず、運転開始時期も具体的に示せない」とする。 |
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