[2024_07_04_05]中間貯蔵施設立地のむつ市で県民説明会 質問や懸念の声相次ぐ(NHK2024年7月4日)
 
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中間貯蔵施設立地のむつ市で県民説明会 質問や懸念の声相次ぐ

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 むつ市に建設中の使用済み核燃料の中間貯蔵施設の安全協定に関する県民向け説明会が、3日、むつ市でも開かれ核燃料を一時的に保管したあとの搬出先をめぐって質問や懸念の声が相次ぎました。
 むつ市で開かれた県民説明会には市民や市の職員などおよそ110人が参加し、使用済み核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設の事業開始を前に、青森県とむつ市、それに事業者の3者で結ぶことになっている安全協定についての説明が行われました。
 この中で参加した人たちは書面を通じて質問を行い、「使用済み核燃料の搬出先を安全協定に明記すべきではないか」とか、「中間貯蔵施設が最終処分地にならないという約束はできるのか」といった質問や意見が相次ぎました。
 これに対し、県や事業者などは、安全協定は施設の安全性に関する事項について取り決めるものであることや、使用済み核燃料はそのときに稼働している再処理工場に搬出されることなどを繰り返し説明していました。
 県民説明会は5日まで県内各地で開かれ、むつ市も今月6日と7日に市内3か所で住民説明会を開くことにしています。
 説明会に参加したむつ市の70代の女性は「使用済み核燃料の搬出先については確定した回答がもらえず核燃料サイクル自体がうまくいっていないという印象を受けた」と話していました。
 また、むつ市の60代の男性は、「本当に安全で安心な施設なのか質疑応答の時間がもう少し長くほしかった」と話していました。
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