[2024_06_11_02]「核のごみ」処分地選定 佐賀県玄海町対象「文献調査」始まる(NHK2024年6月11日)
 
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「核のごみ」処分地選定 佐賀県玄海町対象「文献調査」始まる

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 原子力発電で出るいわゆる「核のごみ」の処分地選定で、第1段階にあたる「文献調査」が佐賀県玄海町を対象に10日から始まりました。
 高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」は、長期間強い放射線を出し続けることから、地下300メートルより深くに埋めて最終処分することが法律で決まっていて、処分地の選定に向けた調査は3段階で行われます。
 第1段階にあたる「文献調査」について、5月、佐賀県の玄海町が受け入れを決めたことを受けて、選定を担う認可法人のNUMO=原子力発電環境整備機構は調査計画を作成し、10日経済産業省の認可を受けて、調査を開始したと発表しました。
 調査が行われるのは北海道の寿都町と神恵内村に次いで全国で3例目です。
 「文献調査」では、2年程度かけて、論文などの資料を集めて火山や断層の活動状況などを分析し、処分場を建設するうえで明らかに適切でない場所がないか調べます。
 玄海町は調査に合わせてNUMOに住民説明会の開催を求めていて、多くの住民に視聴してもらい地元での理解を深める機会にしたいとしています。
KEY_WORD:玄海町-最終処分場-文献調査-請願_:寿都町_調査応募検討_:神恵内村_文献調査_: