[2024_06_11_03]3日の能登震度5で緊急地震速報 二つの地震、同一と誤認 過大予測 近接地で1秒以内に連続発生(静岡新聞2024年6月11日)
 
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3日の能登震度5で緊急地震速報 二つの地震、同一と誤認 過大予測 近接地で1秒以内に連続発生

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 気象庁は10日、石川県能登半島で震度5強を観測した3日の地震で、緊急地震速報が実際の揺れより大きな予測を出したのは、近接した場所で1秒以内に2回の地震が起きたのが原因だと明らかにした。それぞれの震源から連続して伝わった地震波をシステムが同一の地震によるものだと誤認したため、予測された規模が実際より100倍程度大きくなった。
 気象庁は、今回のように地震波が重なり誤った予測をするケースは多くは起こらず、一方で過小評価となり速報が出ない仕組みにもなっていないと説明。技術的な改善を図っていくとしている。
 気象庁によると、地震波を分析した結果、3日は午前6時31分39・6秒と31分40・3秒の2回、地震があった。震源はいずれも能登半島の先端付近で、2キロの近さだった。地震の規模を示すマグニチュード(M)は1回目が不明、2回目が6・0だった。実際の揺れは2回目の地震がほぼ引き起こしたとみられる。
 緊急地震速報はM7・4の地震で、東北から近畿の26都府県で震度4以上と予測したが、実際に震度4以上は石川県と新潟県の一部だった。
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