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9月電気料金8社値下げ LNG価格下落 東北電は299円
　大手電力10社のうち8社が9月の家庭向け電気料金を8月と比べて値下げする見通しであることが20日、分かった。火力発電に使う液化天然ガス（LNG）などの輸入価格の下落が寄与する。大手都市ガス4社は全社が値下げする。
　9月の標準家庭の電気料金で最も値下げ幅が大きいのは、沖縄の439円。中国が341円、中部が304円、東北が299円、東京が263円、北陸と四国が239円、北海道が212円引き下げる。
　関西、九州の2電力は燃料価格の上昇を料金に上乗せする「燃料費調整制度」の上限に達した状態が続いているため、据え置きとなる見込み。
　北海道、東北、東京、北陸、中国、四国、沖縄の7電力は6月、抜本的な値上げを実施し、標準家庭の上げ幅が一部で2千円を超えた。7月以降は燃料価格の下落を反映して引き下げ傾向となっている。
　都市ガスの月額料金の下げ幅は、東邦が177円、東京と大阪が171円、西部が131円となる見通し。