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蒸気噴出で体調不良１６人に 北海道・蘭越、新たに１人
　北海道蘭越町で資源調査の掘削作業中に蒸気が噴出し、周辺で採取した水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発（東京）は２０日、新たに現場作業員１人が体調不良を訴えたと発表した。硫化水素中毒の疑いとの診断を受けており、同社は蒸気噴出との因果関係を認定。体調不良者は１６人、うち因果関係が認定されたのは２人となった。
　同社によると、７月１８日にガスマスクを着用せずに作業に当たった１人が、頭痛や喉の痛みなどの症状が出たため医療機関を受診。翌１９日に同社に報告した。現場はガスマスクの着用が不要なエリアだったが、普段は着用していたという。