[2023_07_20_02]処理水放出「撤回を」 共産議員申し入れ 経産副大臣に(東奥日報2023年7月20日)
 
参照元
処理水放出「撤回を」 共産議員申し入れ 経産副大臣に

 共産党の高橋千鶴子衆院議員ら同党国会議員団が19日、経済産業省で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を撤回するよう太田房江副大臣に申し入れた。
 衆参議員5人が経産相宛ての申し入れ書を太田副大臣に手渡した。高橋議員は、処理水について「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」とする政府の約束を挙げ、「反対が続いている中で、誰がいつ海洋放出を判断するのか」とただした。
 太田副大臣は「時期は総合的に判断する」と明言を避ける一方、科学的な根拠に基づき丁寧な説明と意見交換を重ね、責任を持って取り組むと強調、方針撤回は否定した。高橋議員は「長い期間を要する廃炉の最終形が見込めるタイミングまで待つベきだ」と、海洋放出ではなく別の方策を検討するよう努力する必要があると主張した。(加藤景子)
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_:廃炉_: