[2023_07_01_05]いささかも変わらず「反対」福島県漁連、総会で特別決議 処理水海洋放出巡り4度目(福島民報2023年7月1日)
 
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いささかも変わらず「反対」福島県漁連、総会で特別決議 処理水海洋放出巡り4度目

 福島県漁連は30日、いわき市の県水産会館で総会を開き、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に対し、「反対であることはいささかも変わらない」とする特別決議を全会一致で決議した。
 決議は「将来にわたる不安を拭い去ることはできない。風評を決して起こさない安全性の担保を図り、(国が)全責任を持って対処するよう求める」と訴えた。処理水の海洋放出に反対する特別決議は4度目。全国漁業協同組合連合会(全漁連)が22日の総会で同様の特別決議を承認したのを踏まえて決めた。
 野崎哲会長は「全漁連とともに処理水の陸上保管を国と東電に求めていくが、海洋放出を止める手だてがないのが現状だ。放出の有無に関わらず、福島県で漁業を継続することを抵抗の証しとしたい」と述べた。
 約30人が出席した。他県沖での操業再開に向けた協議の検討や本県水産物のPRイベント開催などを盛り込んだ2023(令和5)年の事業計画を決めた。
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