[2023_05_07_03]新潟県原発「三つの検証」検証総括委員会、休眠状態1カ月…着地点いまだ見えず(新潟日報2023年5月7日)
 
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新潟県原発「三つの検証」検証総括委員会、休眠状態1カ月…着地点いまだ見えず

 東京電力福島第1原発事故を巡る新潟県独自の「三つの検証」を取りまとめる検証総括委員会が休眠状態となって1カ月がたった。前委員長の池内了(さとる)氏=名古屋大学名誉教授、宇宙物理学=と新潟県が、議題や運営方法を巡って対立。3月末で池内氏を含む委員7人の任期が切れたが、新潟県が総括をどうするかの着地点を示さず、宙に浮いている。池内氏側は新潟県への批判を強める一方、他の前委員からは困惑の声も上がる。(報道部・遠藤寛幸)
 「本当に信頼関係が崩れるような話だ」。4月26日の定例記者会見で、花角英世知事は池内氏の行動に不信感を隠さなかった。
 池内氏は4月19日、検証総括委員会の他の前委員3人と連名で知事宛ての要望書を提出。花角知事と面会した上で任期を延長しなかった経緯を直接説明するよう求めた。提出前に県庁で開いた記者会見では「県民のことを本当に考えているのは私なのか知事なのかを問いたい」と訴えた。(後略)
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