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福井・美浜原発で事故訓練 住民避難、水陸両用車も使用
　関西電力美浜原発3号機（福井県美浜町）で電源が失われる重大事故が起きたと想定し、住民避難を含む国の原子力総合防災訓練が5日行われた。美浜町では地震で道路が寸断されたケースに備え、陸上自衛隊の水陸両用車が海路で住民を運ぶ手順を確認した。
　原発構内で中国電力（広島市）の電源車が3号機に接続したほか、ドローンを使って上空からがれきの状態を把握したり放射線量を計測したりして情報収集した。
　訓練は4日から6日まで実施。福井県南部を震源とする地震で美浜3号機が緊急停止し、原子炉を冷却する機能が失われた事態を想定した。