[2022_11_05_03]美浜原発で重大事故を想定 国と合同で原子力防災訓練(びわ湖放送2022年11月5日)
 
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美浜原発で重大事故を想定 国と合同で原子力防災訓練

 福井県にある関西電力・美浜原発で重大事故が起きたと想定した、国との合同訓練が、5日、県の危機管理センターで行われました。
 訓練は、4日午後2時ごろ福井県南部を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、美浜原発3号機の原子炉の冷却ができなくなったとの想定で行われました。
 福井県の美浜原発からUPZと呼ばれる、おおむね30キロ圏内に、滋賀県は、長浜市と高島市の一部が含まれ、今年1月1日現在、5万780人が住んでいます。
 5日午前、大津市にある危機管理センターで開かれた県の災害対策本部会議では、長浜市と高島市とをオンラインで結び、地震による被害情報の共有のほか、関西電力から、美浜原発の状況・今後の対応などが説明され、住民の避難方針などが確認されました。
 このあと4日から、さらに原発の状況が悪化した想定で、岸田総理が、緊急事態を宣言。福井県・滋賀県・岐阜県の県庁などをつなぎ、原子力災害対策本部会議が開かれました。
 なお、この原子力防災訓練は、6日も行われ、県内では、長浜市と高島市で、住民避難訓練などが実施される予定です。
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