[2022_10_12_01]容器に亀裂が入り原発処理水が数滴漏れる 健康や外部環境に影響はないとしている(日刊スポーツ2022年10月12日)
 
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容器に亀裂が入り原発処理水が数滴漏れる 健康や外部環境に影響はないとしている

 東京電力は12日、福島第1原発構内で、視察者に実物を見てもらうため透明な容器(500ミリリットル)に入れている、放射性物質トリチウムを含む処理水が数滴漏れたと発表した。
 容器に亀裂が入っていた。処理水は説明役の東電社員の衣服に付いたり、地面に落ちたりしたが、健康や外部環境に影響はないとしている。
 東電によると、漏えいは12日午後3時5分ごろ、第1原発の屋外で東電社員が視察者に処理水について説明している時に発生。処理水のトリチウム濃度は1リットル当たり32万8700ベクレルで、排水する場合の国の濃度基準6万ベクレルの5倍超だった。
 国と東電は、処理水のトリチウム濃度を国基準の40分の1となる1500ベクレル未満に薄めて海洋放出する方針で、来年春ごろの開始を目指している。(共同)
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