[2022_08_25_04]福島デブリ搬出、23年度に延期 年内開始を断念、見通し甘く(京都新聞2022年8月25日)
 
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福島デブリ搬出、23年度に延期 年内開始を断念、見通し甘く

 政府と東京電力は25日、福島第1原発2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しについて、目標としていた年内の作業開始を断念すると発表した。安全性と確実性を高めるために最長で1年半程度の準備期間を追加し、2023年度後半の開始を目指す。
 デブリ取り出しは、政府が30〜40年かかるとする廃炉作業の最難関。延期は2回目で、見通しの甘さを露呈した形。21年中に開始するとしていた当初計画からは、2年以上遅れることになる。
 東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は、延期は取り出しに使うロボットアームの改良や関連設備の改修が必要になったためだと説明した。
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