[2022_06_24_09]再処理工場「9月までの完成目標 厳しさ増している」日本原燃(NHK2022年6月24日)
 
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再処理工場「9月までの完成目標 厳しさ増している」日本原燃

 六ヶ所村で使用済み核燃料の再処理工場の建設を進める日本原燃の増田尚宏社長は、24日の会見で、およそ3か月後に迫った工場の完成目標時期について、「厳しさが日に日に増しているのは間違いない」と述べました。
 日本原燃は、六ヶ所村で建設を進めている使用済み核燃料の再処理工場について、完成目標時期をことし9月までの今年度上期としています。
 完成に向けては、安全対策工事の計画などを3回に分けて原子力規制委員会に申請することにしていますが、初回の審査を終えるために必要な補正書と呼ばれる書類の提出が繰り返し遅れていて、審査などがすべて終わる見通しは立っていません。
 増田社長は、24日の会見で書類の提出時期について来月中には提出したいとして、さらに遅れる見通しを示しました。
 完成に向けた今後の工程については、初回分の申請が認可された段階で改めて示すとしていますが、増田社長は、補正書の提出が遅れることで「工程を示すのは8月や9月になる可能性がないとは言えない」と述べました。
 また、工場の完成目標時期については、「厳しさが日に日に増しているのは間違いない」と述べた一方で目標を変えるつもりはないという認識を改めて示しました。
 会見で、目標を変える必要がないと言い続ける理由について記者から問われると、増田社長は「目標を頻繁に変えるのは仕事をやる上でデメリットの方が大きい。竣工工程は軽々に変えるものではないと思っている」と述べました。
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