[2022_06_20_01]プルトニウム、仏へ譲渡 廃炉のふげん、燃料再処理 原子力機構(時事通信2022年6月20日)
 
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プルトニウム、仏へ譲渡 廃炉のふげん、燃料再処理 原子力機構

 日本原子力研究開発機構の新型転換炉ふげん(福井県、廃炉作業中)の使用済み核燃料の再処理をフランスに委託し、取り出されたプルトニウムを同国に譲渡することが20日、原子力機構への取材で分かった。早ければ月内にも、フランスの原子力企業と正式契約を結ぶ。
 契約に先立ち、日仏両政府は15日、使用済み核燃料の輸送や再処理、高レベル放射性廃棄物の返還などに関する書面を交換。ふげんの使用済み核燃料計731体の搬出を2023年4月に開始し、26年度末までに終えることで合意した。
 再処理で取り出されるプルトニウムの総量は約1.3トンで、フランスに譲渡された後、商用原発などの燃料に使われる見通し。高レベル放射性廃棄物は日本に返還される。
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