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山田氏（元三沢市議）出馬へ 六ケ所村長選
　反核燃サイクル・反原発派の市民団体「六ケ所村の新しい風」は4日、青森市内で会合を開き、任期満了に伴う六ケ所村長選（6月7日告示、12日投開票）に、元三沢市議の山田清彦氏（65）＝三沢市＝を擁立する方針を決めた。山田氏は社民党籍を持つが、無所属で出馬する見通し。
　山田氏は同市出身、亜細亜大卒。2010年の参院選に出馬し落選、04年から同市議を1期務めた。核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団の事務局長。
　「新しい風」の三上武志共同代表は4日の会合後、東奥日報などの取材に「（山田氏は）全国的な知名度があり、長年にわたり反核燃運動の旗頭として知られている。これ以上の候補者はない」と強調した。
　山田氏は同市内からリモートで会合に参加。自宅での取材に「六ケ所再処理工場の完工が迫る中、工場の危険性や重大事故の問題などを考えると、サイクル事業からの方向転換が必要ではないか」と述べた。8日に県庁で出馬会見を行う。
　村長選には、核燃サイクル推進を掲げる現職戸田衛氏（75）が3選を目指して立候補を表明している。