[2021_12_14_06]北極海内部にセシウム到達 福島原発事故の8年後(共同通信2021年12月14日)
 
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北極海内部にセシウム到達 福島原発事故の8年後

 2011年の東京電力福島第1原発事故で海に流出するなどした放射性物質セシウム134が約8年後、北極海内部に到達していたとの研究結果を海洋研究開発機構の熊本雄一郎主任研究員が14日までにまとめた。北極海の縁海を越え内部で検出されたのは初という。
 熊本氏はセシウム137も同様に流れ着いたと推定。検出量は微量だが、北極海の中心部に向かい広がっていると推測している。
 熊本氏らは事故後、北太平洋などの海水を分析。19年10月にアラスカ半島北方の北緯73度付近の北極海で採取された海水は、セシウム134(半減期約2年)が1立方m当たり0.07ベクレルだった。
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