[2021_12_14_07]相模湾で軽石を初めて確認 3管、真鶴岬から17キロ沖 (神奈川新聞2021年12月14日)
 
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相模湾で軽石を初めて確認 3管、真鶴岬から17キロ沖

 小笠原諸島南方の海底火山・福徳岡ノ場の噴火で発生したとみられる大量の軽石が沖縄などに漂着している問題で、第3管区海上保安本部(横浜)は14日、軽石とみられる漂流物を相模湾で初めて確認したと発表した。神奈川県内沿岸での確認は初めて。
 3管によると、漂流が確認されたのは真鶴町の真鶴岬から約17キロの相模湾中央部付近で、半径約3・5キロの範囲内に幅1〜2メートルの筋状となって浮かんでいた。大きさは数ミリから1センチ程度という。
 11日午前にパトロール中の巡視艇が発見。相模湾沿岸を陸上から捜索したところ、海岸では見つからなかったという。ただ、周辺海域を広く漂流している可能性があることから、付近を航行する船舶に注意を呼び掛けている。
 軽石とみられる漂流物は、沖縄のほか、奄美諸島周辺、高知県沖、伊豆諸島周辺、千葉県館山市沿岸、茨城県鹿島灘などで確認されている。
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