[2021_12_13_04]宙づりの放射性廃棄物を下ろし終える、クレーン復旧 東電福島第一原発(東京新聞2021年12月13日)
 
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宙づりの放射性廃棄物を下ろし終える、クレーン復旧 東電福島第一原発

 東京電力は13日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の4号機南側にある建屋内で起きたクレーンの故障が復旧し、つり上げたままだった汚染水の浄化処理で使った「吸着塔」を11日に地上に下ろしたと発表した。放射性廃棄物の吸着塔は9日から2日にわたって、床から4メートルの高さで宙づりとなっていた。
 東電によると、クレーンの制御盤の部品を交換すると動くようになり、11日午後8時すぎに吸着塔を下ろした。原因を調べ、対策を講じる。吸着塔は直径1.3メートル、高さ3.6メートル、重さ28.5トン。中の放射性物質が漏出しないように遮へい材で覆われており、外部への影響はなかった。
 クレーンは9日午前10時半ごろ、吸着塔を2階から1階に下ろす途中で停止した。(小川慎一)
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