[2021_09_26_02]福島原発で原発水浄化装置にまた異常…追加破損の可能性あり=韓国報道(WOW!KOREA2021年9月26日)
 
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福島原発で原発水浄化装置にまた異常…追加破損の可能性あり=韓国報道

 福島第1原発の放射能水を処理する多核種除去設備(ALPS/アルプス)でフィルター破損が相次いで確認されている。今後、追加調査が予定されており、より多くの破損が確認される可能性がある。
 今月21日、共同通信によると、福島原発の運営会社である東京電力は放射能水の浄化設備・ALPS排気フィルター5か所の破損を追加で確認したと発表した。
 東京電力は最近、排気フィルターに24か所の破損が見つかったことから追加調査を行い、新しい破損部位とこれによる汚染も確認した。
 しかし、東京電力は汚染範囲が狭く、作業員や外部に及ぼす影響はないと説明したという。
 また、ALPSの汚染水浄化性能に影響はないという立場を明らかにした。
 これまで29か所の調査を終えた東京電力は、今後22か所をさらに調査する予定だ。
 東京電力は今月9日にもALPSの沈殿物タンクフィルターから破損部位が確認されたと発表していた。
 しかし、2年前にも同様のことがあった際にも原因究明をきちんと行わずに原発の運転を続けたことが明らかになり、議論を呼んだことから、調査範囲を拡大している。
 放射能水から放射性物質62種を分離することができるALPSは、トリチウム(三重水素)を除去することはできない。
 日本政府の決定を受け、ALPSで濾過した福島第1原発の処理水を早ければ2023年から太平洋に放流する予定の東京電力は、処理水のトリチウム濃度を基準値以下に下げるために海水で希釈する方針だ。
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