[2021_09_27_01]福島農家への賠償過少に 団体と個人で差 東電(時事通信2021年9月27日)
 
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福島農家への賠償過少に 団体と個人で差 東電

 東京電力福島第1原発事故の影響による損害への賠償をめぐり、地元農家でつくる福島県農民運動連合会は27日、ナシやブドウの生産農家への賠償金が本来支払われるべき金額より過少だったとして、東京電力ホールディングスと経済産業省、文部科学省に申し入れを行った。東電に賠償の見直しを求めるとともに、政府には東電への指導などを要請した。
 農民連によると、東電が2019年に採用した賠償方式で、団体請求に比べ個人請求が低く算定されていた。賠償額を算出する際に異なる係数を用いていたといい、農民連は「故意に調整が行われた」と抗議している。
 今年8月末に農民連の指摘で発覚。東電は、賠償額が過少だった農家およそ10戸に計約500万円を支払う。農民連の根本敬会長は「他にもきちんと賠償されていない人がいるのではないか。丁寧な調査を行ってほしい」と訴えた。
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