[2021_09_23_02]柏崎刈羽7号機の安全対策工事 新たに5か所が未完了と発表(NHK2021年9月23日)
 
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柏崎刈羽7号機の安全対策工事 新たに5か所が未完了と発表

 柏崎刈羽原子力発電所7号機について、東京電力が終わったと発表していた安全対策工事の一部が完了していなかった問題で、東京電力は、新たに配管の貫通部で浸水を防ぐ工事が5か所、未完了だったと発表しました。
 東京電力は柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向けた安全対策工事がことし1月に完了したと発表していましたが、その後、工事が終わっていなかった場所が相次いで見つかり総点検を行っていて、ことし6月の時点で89か所で工事未完了だっと発表しています。
 22日は、その後の調査結果を発表し、配管の貫通部について、浸水や火災の延焼を防ぐ対策工事が必要なおよそ2700か所のうちおよそ300か所を点検した結果、5か所が未完了だったということです。
 その理由について東京電力は、設計を担当する部門と工事の発注している部門の連携が不十分だったなどと説明し、貫通部の点検は冬ごろまで続く見込みだとしています。
 このほか、7号機の火災感知器についておよそ2000個の調査を実施し、100個が設置の位置に不備があったと発表しました。
 国の規制基準では、火災感知器は換気口から1.5メートル以上離して置く必要がありますが、基準よりも換気口に近い位置に設置されているものなどがあったということです。
 東京電力新潟本社の橘田代表は「地元の皆様に生まれ変わったと言われるよう、発電所を1から作り直していきたい」と述べました。
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